岩手二日町駅
岩手二日町駅(いわてふつかまちえき)は、岩手県遠野市綾織町上綾織にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
岩手二日町駅* | |
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駅入口(2010年10月) | |
いわてふつかまち Iwate-Futsukamachi | |
所在地 | 岩手県遠野市綾織町上綾織75 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 39.3 km(花巻起点) |
電報略号 | フツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)12月15日[1] |
備考 | 無人駅[2] |
* 1924年に二日町停留場から改称。 |
歴史
花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により1914年(大正3年)12月15日に鱒沢 - 遠野間延伸と共に二日町停留場として開業した[1]。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった[1]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた[1]。しかし第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足して改軌工事は一旦中止となった[3]。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工して1949年(昭和24年)12月10日に遠野までの1,067 mmへの改軌工事が完成した[3]。
年表
- 1914年(大正3年)12月15日:岩手軽便鉄道により二日町停留場として開業[1]。
- 1924年(大正13年)12月16日:岩手二日町駅に改称[4]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる[3]。
- 1949年(昭和24年)12月10日:1,067 mm軌間への改軌工事完成[3]。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる[3]。
- 1962年(昭和37年)11月1日:貨物取扱廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる[3][5]。
- 1993年(平成5年)10月1日:CTC化により無人化[2]、交換設備撤去。岩手二日町駅長が廃止され、遠野駅長管理下となる。
- 2018年(平成30年)6月1日: 遠野駅の業務委託化に伴い、北上駅長管理下となる。
その他
- エスペラントによる、「Farmista Domo(ファルミスタ・ドーモ:農家)」という愛称がついている。
脚注
- 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- “JR釜石線自動制御に移行 7駅が無人化 地元に不満残したまま”. 岩手日報 (岩手日報社): p.2 (1993年10月2日 夕刊)
- 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
- 「地方鉄道駅名改称」『官報』1924年12月20日(国立国会図書館デジタル化資料)
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、492-493頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(岩手二日町駅):JR東日本
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