小山田駅


小山田駅(おやまだえき)は、岩手県花巻市幸田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線である。

小山田駅*
駅舎(2022年12月)
おやまだ
Oyamada
新花巻 (1.9 km)
(4.4 km) 土沢
地図
所在地 岩手県花巻市幸田8
北緯39度24分31.09秒 東経141度11分38.61秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 釜石線
キロ程 8.3 km(花巻起点)
電報略号 オマ←ヲマ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1913年大正2年)10月25日[1][2]
備考 無人駅
* 1915年に幸田停留場から改称。
旧駅舎(2007年2月)
旧駅舎(2007年2月)

歴史

花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により、その最初の開業区間の一部として1913年(大正2年)10月25日に開業した[1]。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった[1]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた[1]。1943年(昭和18年)9月20日から1,067 mm軌間での運行が開始されている[3]

年表

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては相対式ホーム2面2線を有し列車交換可能であった。平成初期までは使用されなくなったホーム側に線路が残っており保守用車両が留置されることがあった。現在線路は撤去されている。

2018年2月15日に駅舎が改築され[8]便所が撤去された。北上駅管理の無人駅

駅周辺

その他

  • エスペラントによる、「Luna Nokto(ルーナ・ノクト:月夜)」という愛称がつけられている。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
釜石線
快速「はまゆり
通過
普通
*矢沢駅 - 新花巻駅 - 小山田駅 - 土沢駅
*打消線は廃駅(矢沢駅廃止と同時に新花巻駅が開業)

脚注

  1. 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
  2. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、491頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  3. 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
  4. 「軽便鉄道運輸開始停留場新設並停車場名称変更」『官報』1915年11月27日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. “日本国有鉄道公示第296号”. 官報. (1972年11月9日)
  6. 「通報 ●小梨駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年11月9日、1面。
  7. (PDF)『釜石線小山田駅の駅舎が新しくなります』(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2017年11月30日。 オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200518112745/https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1512021064_1.pdf2020年5月18日閲覧
  8. (PDF)『釜石線小山田駅の駅舎リニュアールのお知らせ』(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2018年2月14日。 オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200518112800/https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1518573993_1.pdf2018年2月24日閲覧

参考文献

  • 白土 貞夫「岩手軽便鉄道 歴史拾遺」『鉄道ピクトリアル』No.813(2009年1月) pp.130 - 137 電気車研究会
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。

関連項目

外部リンク

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