小山田駅
小山田駅(おやまだえき)は、岩手県花巻市幸田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
小山田駅* | |
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駅舎(2022年12月) | |
おやまだ Oyamada | |
所在地 | 岩手県花巻市幸田8 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 8.3 km(花巻起点) |
電報略号 | オマ←ヲマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1913年(大正2年)10月25日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
* 1915年に幸田停留場から改称。 |
歴史
花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により、その最初の開業区間の一部として1913年(大正2年)10月25日に開業した[1]。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった[1]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた[1]。1943年(昭和18年)9月20日から1,067 mm軌間での運行が開始されている[3]。
年表
- 1913年(大正2年)10月25日:岩手軽便鉄道の幸田停留場(こうだていりゅうじょう)として開業[1][2]。
- 1915年(大正4年)11月23日:小山田駅に改称[4]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[1][2]。
- 1943年(昭和18年)9月20日:1,067 mm軌間への改軌工事完成[3]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる[3]。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる[3]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1972年(昭和47年)11月1日:荷物扱い廃止[5]。無人化[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる[3]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)2月15日:駅舎改築[8]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては相対式ホーム2面2線を有し列車交換可能であった。平成初期までは使用されなくなったホーム側に線路が残っており保守用車両が留置されることがあった。現在線路は撤去されている。
駅周辺
- 岩手県道286号東和花巻温泉線
- 三郎堤
その他
- エスペラントによる、「Luna Nokto(ルーナ・ノクト:月夜)」という愛称がつけられている。
脚注
- 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、491頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
- 「軽便鉄道運輸開始停留場新設並停車場名称変更」『官報』1915年11月27日(国立国会図書館デジタル化資料)
- “日本国有鉄道公示第296号”. 官報. (1972年11月9日)
- 「通報 ●小梨駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年11月9日、1面。
- (PDF)『釜石線小山田駅の駅舎が新しくなります』(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2017年11月30日。 オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブ 。2020年5月18日閲覧。
- (PDF)『釜石線小山田駅の駅舎リニュアールのお知らせ』(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2018年2月14日。 オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブ 。2018年2月24日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(小山田駅):JR東日本
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