スクリュー・ドライバー
スクリュー・ドライバー(英: Screwdriver)、またはスクリュードライバーは、ウォッカをベースとするカクテルの一つ。ウォッカは基本的に無味とされるため、アルコール度数の変更が容易なカクテルとして知られる。
スクリュー・ドライバー | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | ビルド |
色 | 橙黄色 |
グラス | タンブラーグラス |
アルコール度数 | |
度数 |
13度[1] |
レシピの一例 | |
ベース | ウォッカ |
装飾材料 | スライス・オレンジ |
材料 |
ウォッカ …… 45ml |
オレンジ・ジュース …… 適量 |
概要
1940年代にイランの油田で働いていたアメリカ人作業員が、のどの渇きを癒すために作ったカクテルとされる[2][3][4]。この作業員がマドラー代わりに、工具のスクリュー・ドライバー(ねじ回し)を使って混ぜたことからこの名前が付いた[2][3][4]。また、イランではなくテキサスの油田とする説もある[4]。
味の差異はオレンジジュースの違いによるものが大きい[4]。
福西英三は、「慣れた人の手によって絞られたバレンシアオレンジまたはネーブルオレンジのフレッシュジュースが一番美味しい」と記している[4]。絞り方の技量が低いと果皮のオイル分が混じったり果皮の内皮がジュースに混じるなどで余分な香味がつき、カクテルの味が落ちるとされる[4]。また、市販ジュースを使う場合にはみかん果汁混合では味が落ちるとしている[4]。
飲み口は、アルコール感がわかりにくいため、高アルコール度数と知らずに飲んで酔ってしまうことから、女性に薦めて酔わせるためのレディ・キラーとの異名もある[1]。
作り方の例
バリエーション
蒸留酒やリキュールをオレンジジュースで割って作るカクテルは、スクリュー・ドライバーのバリエーションと考えることができる。但し醸造酒をオレンジジュースで割って作るカクテル(例:ミモザ)は、ベースとなる醸造酒の割合を多くするため、スクリュー・ドライバーのバリエーションとしないことが多い。
- ハーベイ・ウォールバンガー
- スクリュー・ドライバーにガリアーノを浮かべる。
- フォレスト・ドライバー
- スクリュー・ドライバーにブルーキュラソーを1tsp加える。
ウォッカを他の酒に替えたバリエーション
- 蒸留酒
- オレンジ・ブロッサム
- ジン
- キューバン・スクリュー
- ラム酒
- 焼酎・ドライバー(酎・オレンジ、オレンジハイ)
- 焼酎
- コニャック・オレンジ
- コニャック
- リキュール
- イタリアン・スクリュー・ドライバー
- アマレット
- ホット・イタリアン(ホット・イタリアン・スクリュードライバー)
- アマレットに温めたオレンジジュースを注いでホットドリンクとして作る。
- カンパリ・オレンジ
- カンパリ
- グラン・マルニエ・オレンジ
- グラン・マルニエ
- カシス・オレンジ
- クレーム・ド・カシス
- ファジー・ネーブル
- クレーム・ド・ペシェ
- ミント・オレンジ
- クレーム・ド・ミント
- コアントロー・オレンジ
- コアントロー
- サザンカンフォート・スクリュー
- サザンカンフォート
- ディタ・オレンジ
- ディタ
- シャルトリューズ・オレンジ
- シャルトリューズ
- スロー・ドライバー
- スロー・ジン
- ティフィン・タイガー
- ティフィン
- マリブ・オレンジ
- マリブ
参考文献
出典
外部リンク
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