正楽寺駅

正楽寺駅(しょうらくじえき)は、静岡県引佐郡引佐町井伊谷(開業時は旧・引佐郡井伊谷村井伊谷、現・浜松市北区引佐町井伊谷)にあった遠州鉄道奥山線廃駅)である。戦時体制に伴う休止を経て復活することなく廃駅(あるいは戦時中に廃駅)となった。

正楽寺駅
しょうらくじ
Shōrakuji
気賀口 (1.4 km)
(0.7 km) 井伊谷
所在地 静岡県引佐郡引佐町(現・浜松市北区引佐町)井伊谷
北緯34度49分26.0秒 東経137度39分47.5秒
所属事業者 遠州鉄道
所属路線 奥山線
キロ程 19.4 km(東田町(後の遠鉄浜松)起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1923年(大正12年)4月15日
廃止年月日 不詳(1952年(昭和27年)以前)
備考 戦時中休止を経て廃駅

歴史

  • 1923年(大正12年)4月15日 - 浜松鉄道気賀駅(後の気賀口駅) - 奥山駅間延伸開通(奥山線全通)に伴い開業[1][2]
  • 1940年代前半 - 戦時体制に伴い休止駅となる[2](あるいはこの時点で廃止となる[1])。
  • 1947年(昭和22年)5月1日 - 浜松鉄道が遠州鉄道と合併。それに伴い遠州鉄道奥山線の駅となる(休止(廃止)中)[1]
  • 1946年(昭和21年) - 1952年(昭和27年) - 廃止となる[2]

駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[3]

開業時からの無人駅となっていた[3]。駅舎及び待合所は存在せず、駅名標のみであった[3]

駅周辺

駅跡

1997年(平成9年)時点では、当駅跡附近から小斎藤駅跡手前附近までの線路跡が道路に転用されており[4]、2007年(平成19年)8月時点でも同様で[5][6]線路跡の雰囲気が残り[6]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[7]

隣の駅

遠州鉄道
奥山線
気賀口駅 - 正楽寺駅 - 井伊谷駅

脚注

  1. 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)216ページより。
  2. 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 7 東海』(監修:今尾恵介新潮社2008年11月発行)35ページより。
  3. 書籍『今は昔 しずおか懐かし鉄道』(編:静岡新聞社静新新書2006年6月発行)91ページより。
  4. 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング、1997年5月発行)93-94ページより。
  5. 書籍『私鉄の廃線跡を歩くII 関東・信州・東海編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行)44-47ページより。
  6. 書籍『新 消えた轍 6 中部』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング2011年5月発行)77ページより。
  7. 『新 鉄道廃線跡を歩く3』129ページより。

関連項目

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.