引佐町
引佐町(いなさちょう)は、かつて静岡県引佐郡にあった町。現在の浜松市北区引佐町の区域に相当する。
いなさちょう 引佐町 | |||||
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廃止日 | 2005年7月1日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 浜北市、天竜市、舞阪町、雄踏町、細江町、引佐町、三ケ日町、春野町、佐久間町、水窪町、龍山村→浜松市 | ||||
現在の自治体 | 浜松市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 静岡県 | ||||
郡 | 引佐郡 | ||||
市町村コード | 22522-3 | ||||
面積 | 121.18 km2 | ||||
総人口 |
14,481人 (推計人口、2005年6月1日) | ||||
隣接自治体 |
浜松市、浜北市、天竜市、引佐郡三ケ日町、細江町 愛知県南設楽郡鳳来町 | ||||
町の木 | ひのき | ||||
町の花 | 渋川つつじ | ||||
引佐町役場 | |||||
所在地 |
〒431-2295 静岡県引佐郡引佐町井伊谷616番地の5 | ||||
外部リンク | 公式サイト | ||||
座標 | 北緯34度50分04秒 東経137度40分11秒 | ||||
合併時点における位置図。緑色部分が引佐町。 | |||||
ウィキプロジェクト |
歴史
行政
2005年(平成17年)7月1日、周辺10市町村とともに浜松市へ編入され、引佐町は廃止された。浜松市への合併時、合併前の引佐町の区域をもって地方自治法第202条の4に基づく引佐地域自治区を設置[1][2]。旧引佐町役場庁舎を利用して浜松市引佐総合事務所を設けた。
2007年(平成19年)4月1日に浜松市が政令指定都市へ移行したのに伴い、北区の一部となり、引佐総合事務所は浜松市引佐地域自治センターに名称変更した。
2012年(平成24年)3月31日をもって引佐地域自治区が廃止[3]され、翌4月1日に浜松市引佐地域自治センターは浜松市引佐協働センターに名称変更した。
教育
小学校
中学校
- 引佐町立引佐北部中学校
- 引佐町立引佐南部中学校
高等学校
交通
道路
- 一般国道
- 主要地方道
娯楽
- 引佐劇場 - 劇場・映画館[4]。
名所・旧跡
臨済宗妙心寺派の寺院。天平5年(733年)に行基によって開かれたとされている。池泉鑑賞式庭園が国の名勝に指定され、寺院に収められている「宋版錦繍万花谷」3冊が国の重要文化財に指定されている。また、龍潭寺伽藍6棟と「紙本金地著色遊楽図六曲一双」は静岡県指定有形文化財に指定されている。NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』で知られる井伊家の菩提寺である[5]。
全長1キロメートルを超える鍾乳洞。2億5千万年前の石灰岩地帯にあり、1981年(昭和56年)に洞窟愛好家2名によって発見された。約400メートルが一般公開されている。洞窟内の温度は一年を通して18℃に保たれ、夏は避暑地としても人気がある。敷地内にはお土産売り場や飲食店、鮎狩り園など、洞窟以外にも楽しめるポイントがあり、程よく観光地化されている[6]。
脚注
- 注釈
- 浜松市への編入から5年後の2010年(平成22年)、川名小学校は井伊谷小学校へ統合
- 浜松市への編入から5年後の2010年(平成22年)、田沢小学校・渋川小学校・久留女木小学校の3校は新設の引佐北部小学校へと統合
- 浜松市への編入後の2015年(平成27年)、静岡県の高校再編によって静岡県立浜松湖北高等学校となった。
- 出典
- 浜松市地域自治区の設置等に関する条例 (平成17年浜松市条例第40号) 2005年6月1日公布
- 浜松市区及び地域自治区の設置等に関する条例 (平成18年浜松市条例第78号) 2006年12月1日公布
- 浜松市区及び地域自治区の設置等に関する条例の一部を改正する条例 (平成21年浜松市条例第48号) 2009年9月4日公布
- 『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年を出典とする1960年の映画館(東海地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
- “柴咲コウ、主演大河で演じる井伊直虎を墓参!”. ザテレビジョン (2016年8月26日). 2020年3月14日閲覧。
- “【浜松市・鮎つかみ取り】竜ヶ岩洞で夏のお手軽プチサバイバル”. we love浜松〜浜松エンジョイ情報倶楽部〜 (2019年4月26日). 2020年8月2日閲覧。
- 1 帯をギュッとね!(全16巻) 引佐南部中学校
関連項目
外部リンク
- 天竜川・浜名湖地域合併協議会(2005/07/21アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
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