PROGLUTION

PROGLUTION』(プログリューション)は、日本ロックバンドUVERworld2008年1月16日gr8!recordsから発売した3枚目のオリジナルアルバムである。

PROGLUTION
UVERworldスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
ジャンル ロック
オルタナティヴ・ロック
ミクスチャー・ロック
ポップ・ロック
時間
レーベル gr8!records
プロデュース UVERworld
平出悟
専門評論家によるレビュー
  • Allmusic 星3.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='3.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン
  • 2008年1月度月間11位(オリコン)
  • 2008年2月度月間17位(オリコン)
  • 2008年度上半期41位(オリコン)
  • 2008年度年間75位(オリコン)
ゴールドディスク
UVERworld アルバム 年表
BUGRIGHT
2007年
PROGLUTION
(2008年)
AwakEVE
2009年
『PROGLUTION』収録のシングル
  1. endscape
    リリース: 2007年5月30日
  2. シャカビーチ〜Laka Laka La〜
    リリース: 2007年8月8日
  3. 浮世CROSSING
    リリース: 2007年11月14日
ミュージックビデオ
「Roots」 - YouTube

背景とリリース

タイトルは、先駆者を意味する『Progenitor』と、革命を意味する『Revolution』を合わせて革命の先駆者とした造語で、これはUVERworldが4枚目のアルバムで革命を起こすことを示唆している。発売当時TAKUYA∞も「すでに次の構想も感じている」と述べていた。

今作は今までのUVERworldのアルバムの中では最多の曲数となる18曲が収録されている。

本作も通常盤と初回生産限定盤の2形態で発売され、初回生産限定盤にはDVD、三方背ケース、スペシャルフォトブックレットが付属している。通常盤のジャケットはメンバー全員の写真、初回限定盤のジャケットは、TAKUYA∞が狼男の格好をしている写真になっている。また、初回生産限定盤か通常盤初回仕様を購入した人には、購入者応募特典スペシャル・グッズプレゼントがある。

リリース
形態 規格 規格品番
初回生産限定盤 CD+DVD SRCL-6693~4
通常盤 CD SRCL-6695

なお、このアルバム発売に応じて、アルバム発売後としては初めて『MUSIC STATION』、『MUSIC JAPAN』と2本の音楽番組に出演した。披露曲はともに「浮世CROSSING」。

2008年の年間オリコンアルバムチャートでは2007年2月21日発売の2ndアルバム『BUGRIGHT』の85位を更新してUVERworldの年間アルバムチャートでは最高位を記録した。

キャッチコピーは、『「もう音楽で世界は救えないことは分かっている、でも僕は一人になっても諦めない」TAKUYA∞』。

収録内容

CD
全作詞: TAKUYA∞ (#8を除く)。
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「Roots」TAKUYA∞ (#8を除く)彰, TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
2.「brand new ancient」TAKUYA∞ (#8を除く)彰, TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
3.浮世CROSSINGTAKUYA∞ (#8を除く)彰, TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
4.「病的希求日記」TAKUYA∞TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
5.「counting song-H」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
6.シャカビーチ〜Laka Laka La〜 (album ver.)」TAKUYA∞ (#8を除く)UVERworldUVERworld & 平出悟
7.「GROOVY GROOVY GROOVY」TAKUYA∞ (#8を除く)彰, TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
8.「expod-digital」TAKUYA∞ (#8を除く)UVERworldUVERworld
9.「-妙策号外ORCHESTRA-」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞TAKUYA∞
10.「UNKNOWN ORCHESTRA (album ver.)」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
11.「-god's followers-」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞TAKUYA∞
12.「神集め」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
13.「-forecast map 1955-」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞TAKUYA∞
14.「ENERGY (album ver.)」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞UVERworld & 平出悟
15.endscape (album ver.)」TAKUYA∞ (#8を除く)UVERworldUVERworld & 平出悟
16.「心が目指す場所と口癖 そして君がついて来る」TAKUYA∞ (#8を除く)UVERworldUVERworld & 平出悟
17.「オトノハ」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞TAKUYA∞
18.「to the world (SE)」TAKUYA∞ (#8を除く)TAKUYA∞TAKUYA∞
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ゼロの答」(Music Clip)  
2.「endscape」(Music Clip)  
3.「シャカビーチ〜Laka Laka La〜」(Music Clip)  
4.「浮世CROSSING」(Music Clip)  
5.「BACKSTAGE of MUSIC CLIPS '07」  

楽曲解説

Roots
このアルバムのリードトラック。PVは千葉県の房総半島で撮影された。このアルバムキャッチフレーズの『もう音楽で世界は救えないことは分かっている』の部分に非常に似ている歌詞が使われている。原型を作ったのは彰であり、TAKUYA∞が彰に原曲をギターで弾いてもらったところ、「メロディと歌詞が降って来た。」と語っている。TAKUYA∞曰く「革命の一曲目」である。
brand new ancient
「今も昔も変わってないもの」を探してみようと思い、TAKUYA∞が様々な資料を調べてつくられた曲。歌詞の中に「最近の若者はなってない」という言葉があり、これは実際に古代エジプトの壁画に書かれている言葉である。現代と江戸時代、二つの時代に生きる人々の世相とその相似点を歌っている。
浮世CROSSING
9thシングル。日本テレビ系連続テレビドラマ『働きマン』主題歌。
病的希求日記
この曲のタイトルは「不条理なことが尽きることのない世の中で、人間は希望を病的に追い求めてる」という意味を込めて作られた曲。TAKUYA∞は「この曲の歌詞が一番深く突き刺さるっていう人もいるんじゃないかな」「この曲には深い意味が込められていて特に聴いて欲しい曲だが、その反面あまり多くは語りたくない曲でもある」と語っている。
counting song-H
スペルのHは、紫陽花の学名ハイドランジアから来ている。仮タイトルは「オニキス」。真太郎は「すごい綺麗な歌詞だから」と、気に入っている。曲名の意味は、紫陽花の花弁の数がバラバラで正解がない事から「紫陽花の数え唄」。元乃木坂46高山一実が好きな曲として挙げている。
シャカビーチ〜Laka Laka La〜 (album ver.)
8thシングル「シャカビーチ〜Laka Laka La〜」のアルバムバージョン。シングルバージョンは終わりに裏歌詞が流れるが、このアルバムバージョンは前奏の前に裏歌詞が入る。
GROOVY GROOVY GROOVY
かなりライブを意識して作った曲。TAKUYA∞が彰の作ったデモに、そのまま歌を乗っけたもの。
expod-digital
ライブでのインストナンバーを更に磨いた曲。ライブ時にこの曲に合わせて、それぞれの楽器隊が演奏した。(TAKUYA∞はヒューマンビートボックスを披露した)。メンバーが個々をもっと主張したいという想いを込めて作曲された曲で、TAKUYA∞はヒューマンビートボックス以外に早口のラップも歌っている。因みに、この「expod-digital」から「ENERGY (album ver.)」まで一つに繋がっている。これはハウスの特徴を意識している。2006年に行われた「Timeless TOUR 2006」の地点で既に披露されていた。
-妙策号外ORCHESTRA-
次曲「UNKNOWN ORCHESTRA (album ver.)」と曲間がなく繋がっている。
UNKNOWN ORCHESTRA (album ver.)
7thシングル「endscape」のカップリング曲「UNKNOWN ORCHESTRA」のアルバムバージョン。シングル時の出だしのサビの後のイントロが削除されている。
-god's followers-
次曲「神集め」と曲間がなく繋がっている。
神集め
TAKUYA∞がギリシャ神話など神話の物語を多く読み、神がかり的なことを説明しようとした結果、天照大神にたどり着いたのがこの曲。「愛する者を亡くし、悲しんだ思いも時間が経つにつれて忘れてしまう。」と言う、スタッフとの会話が発端として完成した。
AKR氏(彰)が作ったのがホームラン級だったということで仮タイトルは「AKHR」であった。
-forecast map 1955-
戦後の高度成長期、様々のものに大きな変化が起きた時期1950年代頃を歌った曲。TAKUYA∞曰く、「自分の子供達のために用意した、あの時の未来予想図は盲目的だった。」と、次に繋がることを語っている。
次曲「ENERGY (album ver.)」と曲間がなく繋がっている。
ENERGY (album ver.)
9thシングル「浮世CROSSING」のカップリング曲「energy」のアルバムバージョン。原曲との違いは、前奏部分のベースソロが削除されており、また、タイトルの表記が「energy」から「ENERGY」と、小文字から大文字に変更されている。
endscape (album ver.)
7thシングル「endscape」のアルバムバージョン。シングルバージョンは、MBSTBS系列全国ネットアニメ『地球へ…』の初代オープニングテーマ曲である。シングルバージョンにあった前奏が、アルバムバージョンでは消えている。
心が指す場所と口癖 そして君がついて来る
ミドルテンポの曲調を提案したのは信人で、TAKUYA∞が友人の幸福な恋模様を羨んで作曲した。また、この曲がこのアルバムで一番歌いづらかったと語っている。出会いと別れを意識した恋愛のテーマが多いUVERworldにしては、異色の楽曲でもある。
オトノハ
ライブでのMCで話してきた内容が歌詞に入っており、ライブに来られなかったファンにもMCで話したことを伝えたいと思い、作曲した曲。ファンの他にも、自分達の世話をしてくれるスタッフにも向けられた曲でもある。またTAKUYA∞が初めてギターで演奏に参加しており、弾き語りである。仮タイトルは「負けそうな時でも」。
to the world (SE)
歌詞にある「UVER SIX world」とは、サポートメンバーであるサックス担当のSEIKAも含めたバンド6人を指す。また、英訳の歌詞に「これが革命に繋がっていく。」と、次のアルバムを匂わせる一節が含まれている。因みに、今までのライブやツアー等でのオープニングは1stアルバム『Timeless』に収録されている「SE」だったが、2008年の4度目の全国ツアー"UVERworld PROGLUTION TOUR 2008"からのオープニングは、この「to the world (SE)」となっている。

参加ミュージシャン

UVERworld

脚注

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