0̸ CHOIR

Ø CHOIR』(ゼロ・クワイア)は、UVERworldの8枚目のオリジナルアルバム2014年7月2日gr8!recordsから発売された。

Ø CHOIR
UVERworldスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
ジャンル ロック
オルタナティヴ・ロック
ミクスチャー・ロック
時間
レーベル gr8!records
プロデュース UVERworld
平出悟
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • デイリー2位(オリコン)
  • 2014年7月度月間5位(オリコン)
  • 2014年度年間38位(オリコン)
ゴールドディスク
UVERworld アルバム 年表
THE ONE
(2012年)
Ø CHOIR
(2014年)
TYCOON
(2017年)
EANコード
EAN 4988009093291
(初回生産限定盤)
EAN 4988009093284
(通常盤)
『Ø CHOIR』収録のシングル
ミュージックビデオ
「IMPACT」 - YouTube
「誰が言った」 - YouTube

概要

前作『THE ONE』以来1年7か月振り、通算8枚目のオリジナルアルバム

Ø CHOIR』の表記は、「0にスラッシュを入れたものが正式表記[1]」と公式サイトでは発表されている。つまりその発表された表記にあたる「」(斜線付きゼロ)が正式表記となる。なお、公式で使用されている「0̸」のデザインが「Ø」などに似ていることや、通常のワープロなどでは「Ø」は変換されないために「0」などが代わりに使用されることが多い。「7日目の決意」「Wizard CLUB」以外のシングル曲がアルバムバージョンで収録されている。初日で前3作を上回る約4万4千枚売り上げた。CD以外のネット配信など音楽産業の多様化もあり、総売り上げ自体は1枚目のアルバム『Timeless』の次に低く終わったものの、年間順位は『LIFE 6 SENSE』の49位を上回る38位を記録し、アルバム・シングル共にUVERworldにとっての最高順位となった。

解説

タイトルにある「CHOIR」は英語で「聖歌隊」や「合唱隊」を意味する。『Ø CHOIR』というタイトルには、本作で初めて正式メンバーとしてアルバムに名を連ねるサポートメンバーだった現サックス担当の誠果を迎えて6人編成となったUVERworldの、新たなバンドの、つまり合唱隊・聖歌隊の、新体制のスタート地点、つまりゼロ地点であるという思いが込められている[2]。音楽情報誌『MUSICA』では、choirの意味について「そうですね。で、ゼロがスタート地点みたいな。合わせると、ここから始まる合唱みたいな意味なんですけど。聖歌隊の聖歌とサックスの誠果とダブルミーニングもあるから面白いかなと思って」と発言している。その後の会話で、タイトルのchoirの意味は合唱隊ではなく聖歌隊のほうだという返しを認めている。

収録内容

CD

[ DISC:1 ]

全作詞:TAKUYA∞[注釈 1]、編曲:UVERworld, 平出悟

  1. 零HERE~SE~ [1:00]
    • 作曲:TAKUYA∞, 彰
    (読み方:ゼロ ヒアー)
    曲中のMCはラッパーのD.willsとJessica Imani Dawsonが担当している。
  2. IMPACT [4:25]
    • 作曲:TAKUYA∞
    すでに2014年5月以降のライブで披露されていた。自分の世界を決めるのは自分自身だというメッセージが込められている[3]
    タイトルは、ボーカルのTAKUYA∞がファンへタイトル候補を募集したものである。
    アルバムのリードトラックでもあり大喜多正毅監督が担当したミュージック・ビデオも制作され、1曲目の「零HERE~SE~」でメンバーの登場、この曲でライブが始まるという構成になっている。また映像内の観客のエキストラはファンクラブ内で募集された。
  3. 誰が言った [4:43]
    • 作曲:UVERworld
    アレンジの構想はTAKUYA∞が舞台演劇の、台詞と照明を連携させた表現を鑑賞した際に生まれたものである[3]。曲中に激動の一節が使われている。
  4. ナノ・セカンド (album ver.) [4:55]
    • 作曲:TAKUYA∞
    25thシングル表題曲のアルバムバージョン。冒頭とアウトロのハーモニカがサックスに変更され、アレンジも変わっている。ライブではこちらのアレンジがよく使用されており、最近では2番のサビと間奏をカットしたショートver.で歌われる事が多い。
  5. Fight For Liberty (album ver.) [4:14]
    • 作曲:TAKUYA∞
    24thシングル表題曲のアルバムバージョン。
    イントロ前にサビ前の「生きるというすべてのanswer」のフレーズが追加されている。
  6. ENOUGH-1 [4:41]
    • 作曲:TAKUYA∞
    ビースティ・ボーイズのヒット曲Check Your HeadがモチーフであるとTAKUYA∞は語っている[3]。仮タイトルは、「モデルが苦手」。
    歌詞のテーマは、ファンに向けてUVERworldの音楽には本物の思いや情熱が詰まっていることを伝えるものである[3]。歌詞中の「ジャンボ!ハバリザアスブヒ?」とはスワヒリ語で「調子はどう?」という様なニュアンスを含む言葉である。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015では「フェスに出るにあたって、ちゃんとメッセージを伝えられる曲を歌いたい」というTAKUYA∞の想いにより歌われた。
  7. KICKが自由 [4:04]
    • 作曲:TAKUYA∞
    信人曰く「3年前くらいのUVERworld」のような曲調のポップソング[4]。イントロのミステイクは意図的に挿入されたものである。曲名や歌詞にも出てくるKICKとは、UVERworldが曲作り合宿時に利用した札幌の芸森スタジオに住んでいた犬の名前である。KICKは2014年5月28日の朝に亡くなっている。また、本アルバムではKICKはスペシャルサンクスに選出されている。
    仮タイトルは「KICKER」でもともとシングルのカップリング曲になる予定であった。
  8. a LOVELY TONE (album ver.) [5:11]
    • 作曲:TAKUYA∞
    24thシングル収録曲のアルバムバージョン。サックスのメロディが追加されている。
  9. 7日目の決意 [6:45]
    • 作曲:TAKUYA∞
    26thシングル表題曲。
  10. 別世界 [3:07]
    • 作曲:UVERworld
    26thシングル収録曲。インスト曲。
  11. Born Slippy [4:30]
    Underworldが1995年に発売したシングル、「Born Slippy」のカバー[5]。UVERworldがカバー曲を発表するのは、tickが2001年に発売したシングル、「志 -kokorozashi-」以来となる。2013年8月に、メンバーが商業作品とは関係のない形でYouTubeにカバー映像をアップロードしており、同時期のライブですでに披露されていた。アルバムに収録されるに当たって再レコーディングされている。本アルバムの歌詞カードには、UVERworldの意向によりこの曲の歌詞が掲載されていない。
  12. Wizard CLUB [4:10]
    • 作曲:UVERworld
    24thシングル表題曲。
  13. 在るべき形 [4:10]
    • 作曲:TAKUYA∞, 彰
    彰がスタジオで弾いていたギターのコード進行にTAKUYA∞が触発され生まれた曲。
    映画『MARCHING -明日へ-』EDテーマ。
  14. Ø choir [5:41]
    • 作曲:TAKUYA∞, 彰
    仮タイトルは「プリン」。TAKUYA∞がPROGLUTION TOUR 2008の時に道後温泉で出会った老父との会話が、歌詞のモチーフとなっている。TAKUYA∞は老父に「明日死ぬってわかったら怖い?」と尋ねたところ、「死にたくないなあ、素敵な世界やからね」と言われ、深く感銘を受けたと語っている[3]

DVD

[ DISC:2 ]

【初回生産限定盤のみ】

  1. core ability 3
    • 監督:和田泰宏[6]
    未公開ライブ映像約50分を含む、トータル約100分におよぶドキュメント映像。2014年3月にサポートメンバーだった誠果が「復帰」し、6人になったUVERworldが、5人でメジャーデビューした謎、そしてなぜ誠果が正式加入に至ったのか、メンバーやスタッフ、恩人らのインタビューを収録。
  2. John & Bob spot 18 Pattern
    ニコニコ生放送の番組、「talking about “U”」で話題となった、UVERworldのウェブCMを18タイプ収録。

注釈

  1. 零HERE〜SE〜、別世界、Born Slippyを除く

脚注

  1. 8th ALBUMタイトル!!「Ø CHOIR」”. Sony Music (2014年6月6日). 2014年6月6日閲覧。
  2. “UVERworld新アルバムはゼロ地点示す「0 CHOIR」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2014年6月6日). https://natalie.mu/music/news/118365 2022年7月29日閲覧。
  3. MUSICA 2014年7月号』株式会社FACT、2014年7月。
  4. 『バックステージ・パス 2014年8月号』シンコーミュージック・エンタテイメント、2014年8月。
  5. “UVERworld、全14曲入り新アルバムにUnderworldカバーも”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2014年6月12日). https://natalie.mu/music/news/118808 2022年7月29日閲覧。
  6. UVERworld_Staff_dR2が2014年7月1日に発言したツイート

外部リンク

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