毋部

	毋毌
康熙字典 214 部首

毋部（ぶぶ）は、漢字を部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では80番目に置かれる（4画の20番目）。

概要

「毋」の字は禁止・不必要といった文法的意味を示す助動詞。

『説文解字』によると、「女」の中に姦の形に象る「一」（楷書では縦棒）がある指事文字とされる。

しかしながら、毋部が収める字はほとんどが「母」を構成要素とする漢字であり、「毋」は「母」の変形として使われることもある。「母」字は母親を意味し、授乳期の胸部が突出した「女」の形に象ると考えられる。

偏旁の意符としては母親に関する事物であることを示す。

また「毋」に似た筆画を持つ「毌」も収められている。

日本の新字体では「母」単独字以外は「母」を「毎」「海」「敏」「繁」のように「毋」形に変えている。ただし、これは常用漢字表内のみの適用であり、表外字は「誨」のように「母」となっている。

毋

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