小林優吾
小林 優吾(こばやし ゆうご、1995年7月10日[1] - )は、日本の男子バドミントン選手。宮城県利府町出身[2]。トナミ運輸所属。同所属の保木卓朗とペアを組む。世界選手権男子ダブルスにおいて日本人初の制覇者[3]。2022年に日本人初の男子ダブルス世界ランキング1位を達成[4]。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1995年7月10日(27歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
性別 | 男性 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出身地 | 宮城県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 175cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 72kg | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利き腕 | 左 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 |
男子ダブルス 混合ダブルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な戦績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界ランク(最高) |
男子ダブルス : 1位 混合ダブルス : 25位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本ランク(最高) | 男子ダブルス : 1位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国際大会 |
* 世界選手権 優勝(2021年) * アジア選手権 3位(2023年) * BWFワールドツアーファイナルズ 優勝(2021年) * インドネシア・オープン 準優勝(2021年) * デンマーク・オープン 優勝(2021年) * マレーシア・オープン 優勝(2022年) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国内大会 |
* 全日本総合選手権 優勝(2022年) * 全国高校総体 優勝(2013年) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属 | トナミ運輸 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
経歴
富岡第一中学校、富岡高校を卒業し、トナミ運輸に入社。ペアは中学時代から保木卓朗と組んでいる。
2015年に全日本社会人選手権で初優勝。その後2016年に日本A代表に選出される。
2019年にタン・キムハーがコーチに就任すると、ダブルスの完成度が向上し、同年の世界選手権で準優勝を果たすなど、国際大会の成績も伸びて行った。
2020年、元ルネサスバドミントン部所属の、城口優里花と結婚。
2021年の東京オリンピックでは、園田嘉村ペアと遠藤渡辺ペアの出場により、自身は出場権を逃す。しかしその直後から一気に結果を残すようになり、同年のデンマークオープン優勝(ワールドツアー初優勝) [5]にはじまり、インドネシア・マスターズ優勝[6]、インドネシアオープン準優勝、BWFワールドツアーファイナルズ優勝[7]、さらには世界選手権で優勝を果たす[3]。世界選手権男子ダブルスの種目での日本人初の優勝者となった[8]。
2022年、タイオープン優勝。マレーシアオープン優勝。同年9月20日付のBWF世界ランキングで、日本人史上初となる男子ダブルス1位を達成した[4]。
2023年、6月のシンガポール・オープンで優勝[9]。
成績
世界選手権
年 | 開催地 | 対戦相手 | スコア | 結果 |
---|---|---|---|---|
2021 | ウエルバ | 何濟霆 譚強 |
21-12, 21-18 | 優勝 |
2019 | バーゼル | モハマド・アッサン ヘンドラ・セティアワン |
23-25, 21-9, 15-21 | 準優勝 |
BWFワールドツアー
年 | 大会 | レベル | 対戦相手 | スコア | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2023 | シンガポール・オープン | スーパー750 | 梁偉鏗 王昶 |
21-13, 21-18 | 優勝 |
2022 | マレーシア・オープン | スーパー750 | ファジャル・アルフィアン ムハマド・リアン・アルディアント |
24-22, 16-21, 21-9 | 優勝 |
2022 | タイ・オープン | スーパー500 | ファジャル・アルフィアン ムハマド・リアン・アルディアント |
13-4棄 | 優勝 |
2021 | BWFワールドツアーファイナルズ | スーパー1000 | マルクス・フェルナルディ・ギデオン ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ |
21-16, 13-21, 21-17 | 優勝 |
2021 | インドネシア・オープン | スーパー1000 | マルクス・フェルナルディ・ギデオン ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ |
14-21, 18-21 | 準優勝 |
2021 | インドネシア・マスターズ | スーパー750 | マルクス・フェルナルディ・ギデオン ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ |
21-11, 17-21, 21-19 | 優勝 |
2021 | デンマーク・オープン | スーパー1000 | キム・アストルプ アンダース・スカールプ・ラスムセン |
21-18, 21-12 | 優勝 |
2018 | 韓国オープン | スーパー500 | 遠藤大由 渡辺勇大 |
21-9, 15-21, 10-21 | 準優勝 |
プレースタイル
小柄な選手の多い日本のバドミントン選手ではめずらしく、攻撃力を持ち味とする。日本一と言われるスマッシュを持っており[10]、その攻撃力は世界規模で見ても有数で、世界のトップクラスの選手でも苦戦するほどである。
また、ペアの保木の攻撃力も高水準なものであるため、保木が後衛で強打を打ち、自身も前衛から攻めにいきやすいところもこのペアの強みである。
攻撃力が持ち味のこのペアだが、守備力やネットプレーもともに非常に優れている。
脚注
- “小林 優吾”. 日本バドミントン協会. 2022年6月21日閲覧。
- “小林 優吾”. J SPORTS. 2022年6月20日閲覧。
- "【世界選手権2021・決勝】山口、ホキコバ、初優勝!!! ワタガシは準優勝" - SMASH and NET(2021年12月19日)
- "保木・小林組、世界1位 バドミントン・ランキング トナミ運輸 男子複で日本初" - 富山新聞(2022年9月21日)
- "【デンマークオープン・決勝】ホキコバ、ワールドツアー初優勝!! 山口、ワタガシも優勝!" - SMASH and NET(2021年10月24日)
- "ホキコバペア インドネシアマスターズ制覇!!" - トナミ運輸 バドミントン部(2021年11月22日)
- "【WTファイナルズ2021・決勝】ホキコバ優勝!! シダマツ、ワタガシは準優勝" - SMASH and NET(2021年12月5日)
- “バドミントン男子ダブルス初の日本人世界王者が誕生! 東京五輪に落選も“ホキコバ” 保木卓朗&小林優吾が見せた3つの進化とは(平野貴也)”. Number Web. 2022年6月20日閲覧。
- "【バドミントン】保木卓朗、小林優吾組が中国ペア倒し優勝 山口茜は安洗塋に0-2で敗れる" - 日刊スポーツ(2023年6月12日)
- "バドミントン界に現れた新星ペアは“W新米パパ” 日本男子ダブルス史上初の偉業、その前には「よし人生変えようか」" - テレ朝POST
外部リンク
- 小林 優吾 トナミ運輸バドミントン部