Silent Scream

表題曲「Silent Scream」は、当初「Twitter 〜silent scream〜」という題名で2011年3月2日に発売予定だった。しかし、2月3日付でエイベックスより、3月16日発売予定に変更されることが発表された。その後さらに3月10日付でTwitterとの混合を避ける為に、題名及び発売の変更が発表された。また、この楽曲が収録されるアルバム『Destination』も発売日が変更される事となった[1]。題名を「Silent Scream」として3月30日に発売される予定だったが[1]、東北地方太平洋沖地震発生の影響により、再び発売が延期された。その後、エイベックスより4月13日の発売が発表された。2010年初夏より温められていたGIRL NEXT DOORの秘蔵曲であり、リスナーに「本当の自分とは?」というメッセージを訴える内容になっている[2]。

サブスクサービスでは、3rdアルバム『Destination』に収録されている曲名は当初の「Twitter 〜silent scream〜」になっている。

3rdアルバム『Destination』の先行シングルとしてリリースされた。週間オリコンシングルチャートでは最高位15位とGIRL NEXT DOOR初のトップ10入りを逃した作品となった(以後も2013年12月の解散までシングルがオリコンチャートトップ10入りすることはなかった)。

また、本作から歌詞カードや音楽配信などに表記されている作曲者名表記が「鈴木大輔」から「Daisuke Suzuki」になっており、帯のアーティスト名と曲名の書体がロゴのものとは異なるものが使われている。

なお、本作はGIRL NEXT DOOR名義で発売された最後のシングルである(次作からはgirl next door名義)。

『hotexpress』の平賀哲雄は、今までと一線を画す歌詞になっているが、最後には「胸を張って、いつでも歩いていたい たとえ絵空事だといわれていい だから希望の言葉、叫び続ける… 叫び続ける…」と歌いきるストーリーは、GIRL NEXT DOORの本懐である、とコメントした[3]。

表題曲「Silent Scream」のPVについて、制作はROBOT、監督は小泉徳宏が担当する。2011年3月2日に、俳優の水嶋ヒロがビデオクリップの原作、脚本を手がけ、更に特別出演する事が明らかになった。スタッフからストーリーを考えてほしいと打診された水嶋は、ちょうど新たな活動に挑戦しようしていたタイミングだった為、原作作成を快諾した。水嶋と小泉が共同で脚本を作成していく流れで、小泉やその他スタッフからの勧めもあり、水嶋の出演が決定した。水嶋が演技を披露するのは、映画『BECK』以来、約1年半ぶりで、PVへの出演はこれが初である[4][5]。撮影は2011年1月に東京都近郊で行われた[5]。

フルサイズのビデオは約15分。ボーカルの千紗を主演に、水嶋が1人3役を演じる本格的なドラマ仕立てになっている[2]。オーディションを目前にして悩む千紗演じるバレリーナの"アキ"が、水嶋演じる"ドガの絵を盗んだ仮面の男"に誘拐されるが、やがてお互いが惹かれあうミステリーになっている[2]。なお千紗は、幼稚園の頃にクラシックバレエを習っていた経験があるため、バレエに挑戦するのは久々とはいえ全くの素人ではなかったとのこと[6]。