Lunar IceCube

Lunar IceCube月の水氷の存在量と組成を特定・推定するために計画された超小型衛星[1]。これらの水資源は将来の無人または有人探査での利用が見込まれている。Lunar IceCubeは2022年11月16日に打ち上げられたSLSロケットの初飛行、アルテミス1号に相乗りした。2022年11月18日、NASAゴダード宇宙飛行センターはLunar IceCubeからの電波を受信したことを明らかにした[2]。その後11月30日の段階では月周回軌道への投入に向け探査機との交信を繰り返し試みているとしていた[3]

Lunar IceCube
Lunar IceCube探査機のレンダリング
所属 モアヘッド州立大学/NASA
主製造業者 モアヘッド州立大学
国際標識番号 2022-156C
状態 運用中
目的 月の水の探索
観測対象
計画の期間 2年間(予定)
打上げ機 SLS Block 1
打上げ日時 2022年11月16日
物理的特長
本体寸法 10×20×30 cm
質量 14 kg
発生電力 120W
主な推進器 ヨウ素イオンスラスタ BIT-3
姿勢制御方式 三軸安定制御
軌道要素
周回対象
軌道 極軌道
近点高度 (hp) 100km
観測装置
BIRCHES 赤外線分光計

搭載機器

Lunar IceCubeにはNASAのゴダード宇宙飛行センターが開発したBroadband InfraRed Compact High Resolution Exploration Spectrometer (BIRCHES)が搭載されている[4]。BIRCHESは冥王星探査機ニュー・ホライズンズに搭載された揮発性物質探索用の分光計を小型化したものである[1]

脚注

関連項目

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