9A-91
9A-91 | |
概要 | |
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種類 | アサルトカービン |
製造国 | ロシア |
設計・製造 | TsNIITochMash |
性能 | |
口径 | 9mm |
ライフリング | 4条右回り |
使用弾薬 | 9x39mm弾 |
装弾数 | 20発 |
作動方式 | ガス圧利用式・ターンロックボルト |
全長 |
604mm(銃床展張時) 385mm(銃床短縮時) |
重量 | 1,750g |
発射速度 | 700-900発/分 |
銃口初速 | 270メートル毎秒 |
概要
1980年代、ソビエト連邦のTsNIITochMash設計局は、特殊任務部隊向けとして弾薬および銃を総体として消音化した小銃ファミリーを開発した。これによって実用化された弾薬が9x39mm弾であり、これを使用するアサルトライフルがAS Val、狙撃銃がVSSであった。
しかし、これらの小銃で使用される9x39mm弾は7.62x39mm弾を元にして大口径・亜音速化して開発された少数生産の専用弾であり、特にコスト面での問題が大きかった。9x39mm弾の普及を図り生産数を増やす必要から1990年代前半、TsNIITochMash設計局は、この弾薬を使用する非消音型の小銃の開発に着手した。9A-91の開発は1992年より開始され、1994年より生産が開始された。なお、これと並行して1994年よりSR-3も開発されており、こちらは1996年より生産が開始された。
9A-91は優れた隠匿携行性と威力を両立させており、ロシア国内軍に採用されているほか、輸出用として5.45x39mm弾・5.56x45mm NATO弾・7.62x39mm弾を使用するバリエーションもラインナップに加えられている。また、9A-91を元に消音狙撃銃としてVSK-94が開発されたほか、KBP A-91においても、その内部構造が踏襲されている。
脚注
- “Lao People's Armed Forces”. 2020年1月12日閲覧。
参考文献
- 床井雅美『最新サブ・マシンガン図鑑』徳間書店、2000年。ISBN 978-4198913427。
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