赤羽岩淵駅
赤羽岩淵駅(あかばねいわぶちえき)は、東京都北区赤羽一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・埼玉高速鉄道の駅である。駅番号は東京メトロがN 19、埼玉高速鉄道がSR 19。
赤羽岩淵駅 | |
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1番出入口(2010年5月) | |
あかばねいわぶち Akabane-iwabuchi | |
所在地 | 東京都北区赤羽一丁目52-8 |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ) 埼玉高速鉄道 |
電報略号 | アイ(東京メトロ) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(埼玉高速鉄道)-2022年- 40,109[* 1]人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
(東京メトロ)-2022年- 82,352[* 1]人/日 |
開業年月日 | 1991年(平成3年)11月29日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●[1]東京メトロ南北線[* 2] |
駅番号 | N19[1] |
キロ程 | 21.3 km(目黒起点) |
所属路線 | ■埼玉高速鉄道線(埼玉スタジアム線)[* 2] |
駅番号 | SR19 |
キロ程 | 0.0 km(赤羽岩淵起点) |
備考 | 共同使用駅(東京メトロの管轄駅) |
|
概要
東京メトロの南北線と、埼玉高速鉄道の埼玉高速鉄道線(埼玉スタジアム線)が乗り入れている。この駅は前者の終点かつ後者の起点であるが、両路線は当駅を介して相互直通運転を行っている。そのため、当駅は東京メトロと埼玉高速鉄道の共同使用駅となっており、駅管轄は東京メトロが行っている。また、埼玉高速鉄道の運営する鉄道路線では唯一埼玉県外に所在する駅でもある。
なお、当駅では「SR一日乗車券」などの埼玉高速鉄道の企画乗車券は発売していない(当駅からは普通乗車券で乗車した上、着駅窓口で差額を支払い企画乗車券に変更する形となる)[2]。
歴史
- 1991年(平成3年)11月29日:開業[3]。
- 2001年(平成13年)3月28日:埼玉高速鉄道線開業[4][5]。南北線との相互直通運転を開始[4][5]。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、南北線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[6]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。
- 2012年(平成24年):エレベーター専用出口を新設。
- 2015年(平成27年)3月13日:発車メロディを変更[8]。
駅名の由来
隣接する付近の地名、赤羽と岩淵町に由来する。仮称時の駅名は岩淵町駅であった。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。保安用にホームドアシステムを装備する。南北線・埼玉高速鉄道線は当駅で相互直通運転を行っており、ホームを共用している。そのため、埼玉高速鉄道線で唯一のフルスクリーン式ホームドア設置駅でもある。
当駅の志茂駅寄りに両渡り分岐器が設置されており[9]、埼玉高速鉄道線が開業するまでは南北線の折り返し運転に使用されていた。開業後は一部の列車を除いて直通運転を行っていたが、2018年・2019年のダイヤ改正により日中時間帯の鳩ヶ谷駅折り返し列車が当駅折り返しに変更され、下り線から2番線に到着して目黒方面へ折り返すために分岐器が使用されている。
当駅の埼玉高速鉄道側には分岐器などの折り返し設備がなく、折り返しは通常南北線側のみしか行われていないが、臨時列車で当駅終着が設定された実績はある。
利用状況
- 東京メトロ - 2022年度の1日平均乗降人員は82,352人である[利用客数 1]。
- この値には埼玉高速鉄道線との直通連絡人員を含む。埼玉高速鉄道開業前の1999年度までは、1日平均乗車人員が5,000人程度に留まっており、当駅自体の利用者は少ない。
- 埼玉高速鉄道 - 2021年度の東京メトロから埼玉高速鉄道への1日平均直通連絡人員は40,109人である[利用客数 2]。
- 同社の駅では第1位。この値には当駅から埼玉高速鉄道線へ向かう乗車人員も含む。
年度別1日平均乗降人員
開業以降の各年度の1日平均乗降人員は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2000年(平成12年) | 18,104 | |
2001年(平成13年) | 41,316 | 128.2% |
2002年(平成14年) | 48,813 | 18.1% |
2003年(平成15年) | 52,558 | 7.7% |
2004年(平成16年) | 56,880 | 8.2% |
2005年(平成17年) | 59,541 | 4.7% |
2006年(平成18年) | 63,481 | 6.6% |
2007年(平成19年) | 70,300 | 10.7% |
2008年(平成20年) | 71,147 | 1.2% |
2009年(平成21年) | 71,685 | 0.8% |
2010年(平成22年) | 73,238 | 2.2% |
2011年(平成23年) | 72,807 | −0.6% |
2012年(平成24年) | 75,150 | 3.2% |
2013年(平成25年) | 78,880 | 5.0% |
2014年(平成26年) | 80,742 | 2.4% |
2015年(平成27年) | 84,473 | 4.6% |
2016年(平成28年) | 87,514 | 3.6% |
2017年(平成29年) | 92,093 | 5.2% |
2018年(平成30年) | 97,360 | 5.7% |
2019年(令和元年) | 100,337 | 3.1% |
2020年(令和 | 2年)74,012 | −26.2% |
2021年(令和 | 3年)74,273 | 0.4% |
2022年 (令和 4年) | 82,352 | 10.9% |
年度別1日平均乗車人員
開業以降の各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。
- 東京メトロのデータは、2000年度以降埼玉高速鉄道との直通人員を含んだものである。
- 埼玉高速鉄道のデータは、当駅の乗車人員と東京メトロ南北線からの直通人員を合算したものである。
年度 | 営団 / 東京メトロ |
埼玉高速鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|
1991年(平成 | 3年)[備考 1]5,847 | 未開業 | [東京都統計 1] |
1992年(平成 | 4年)1,329 | [東京都統計 2] | |
1993年(平成 | 5年)1,384 | [東京都統計 3] | |
1994年(平成 | 6年)1,419 | [東京都統計 4] | |
1995年(平成 | 7年)1,478 | [東京都統計 5] | |
1996年(平成 | 8年)3,586 | [東京都統計 6] | |
1997年(平成 | 9年)4,151 | [東京都統計 7] | |
1998年(平成10年) | 5,507 | [東京都統計 8] | |
1999年(平成11年) | 4,945 | [東京都統計 9] | |
2000年(平成12年) | 5,507 | [備考 2] | [東京都統計 10] |
2001年(平成13年) | 20,647 | 18,100 | [東京都統計 11] |
2002年(平成14年) | 24,373 | 21,700 | [東京都統計 12] |
2003年(平成15年) | 26,459 | 24,000 | [東京都統計 13] |
2004年(平成16年) | 28,526 | 26,400 | [東京都統計 14] |
2005年(平成17年) | 30,025 | 27,800 | [東京都統計 15] |
2006年(平成18年) | 31,786 | 29,500 | [東京都統計 16] |
2007年(平成19年) | 35,322 | 32,200 | [東京都統計 17] |
2008年(平成20年) | 36,079 | 33,800 | [東京都統計 18] |
2009年(平成21年) | 36,088 | 33,900 | [東京都統計 19] |
2010年(平成22年) | 36,633 | 34,549 | [東京都統計 20] |
2011年(平成23年) | 36,552 | 34,395 | [東京都統計 21] |
2012年(平成24年) | 37,707 | 35,553 | [東京都統計 22] |
2013年(平成25年) | 39,699 | 37,368 | [東京都統計 23] |
2014年(平成26年) | 40,788 | 38,397 | [東京都統計 24] |
2015年(平成27年) | 42,637 | 40,342 | [東京都統計 25] |
2016年(平成28年) | 44,159 | 41,786 | [東京都統計 26] |
2017年(平成29年) | 46,425 | 44,142 | [東京都統計 27] |
2018年(平成30年) | 49,055 | 47,003 | [東京都統計 28] |
2019年(令和元年) | 50,560 | 48,490 | [東京都統計 29] |
2020年(令和 | 2年)35,945 | ||
2021年(令和 | 3年)36,274 |
- 備考
- 1991年11月29日開業。開業日から翌年3月31日までの計124日間を集計したデータ。
- 2001年3月28日開業。
駅周辺
国道122号の赤羽交差点付近に所在し、1972年に廃止された都電の赤羽電停跡地のほぼ直下に位置する。
- 赤羽駅 - 徒歩で10分弱。
- 北本通り(国道122号)
- 東京都道311号環状八号線(環八通り)
- 新荒川大橋
- 荒川・隅田川・新河岸川
- 岩淵水門(青水門)・旧岩淵水門(赤水門)
- 荒川知水資料館「amoa(アモア)」
- 北区赤羽ふれあい館
- 赤羽岩淵駅前郵便局
- 赤羽岩渕病院
- 赤羽病院
- 赤羽東口病院
バス路線
最寄り停留所は、国道122号赤羽交差点付近にある赤羽岩淵駅と、駅東側の赤羽岩淵駅交差点近くにある赤羽二丁目となる。以下の路線が発着する。
- 赤羽岩淵駅
- 赤羽二丁目
脚注
出典
- 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- “おとくなきっぷのご紹介”. 埼玉高速鉄道. 2023年2月6日閲覧。
- 荒井正明(帝都高速度交通営団運輸本部計画部施設課)「営団南北線の開業」『鉄道ピクトリアル』第42巻第2号(通巻第555号)、電気車研究会、1992年2月1日、50 - 54頁、ISSN 0040-4047。
- 『首都圏のあらたな動脈が完成! 3月28日(水)南北線と埼玉高速鉄道線との相互直通運転開始』(プレスリリース)営団地下鉄、2001年2月20日。 オリジナルの2004年2月5日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- (PDF)『3月28日(水)、目黒線が埼玉高速鉄道線と相互直通運転を開始 相互直通運転に先立ち、3月23日(金)、目黒線のダイヤ改正を実施』(プレスリリース)東京急行電鉄、2001年2月21日。 オリジナルの2020年12月17日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。
- 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。 オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- (PDF)『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- (PDF)『南北線の発車メロディをリニューアル! 各駅に新しい発車メロディを導入します。』(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月2日。 オリジナルの2019年5月10日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻第926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末付録、ISSN 0040-4047。
- “赤羽岩淵駅時刻表 白金高輪・目黒・日吉方面 平日”. 東京メトロ. 2023年6月3日閲覧。
- “「南北線」曲目リスト” (PDF). 東京メトロ「南北線」が新駅メロディ採用 制作:株式会社スイッチ. スイッチ (2015年3月2日). 2019年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月28日閲覧。
利用状況
- 地下鉄の1日平均利用客数
- 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- 経営状況・輸送状況 - 埼玉高速鉄道
- 地下鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- 東京都統計年鑑(平成3年)
- 東京都統計年鑑(平成4年)
- 東京都統計年鑑(平成5年)
- 東京都統計年鑑(平成6年)
- 東京都統計年鑑(平成7年)
- 東京都統計年鑑(平成8年)
- 東京都統計年鑑(平成9年)
- 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- 東京都統計年鑑(平成12年)
- 東京都統計年鑑(平成13年)
- 東京都統計年鑑(平成14年)
- 東京都統計年鑑(平成15年)
- 東京都統計年鑑(平成16年)
- 東京都統計年鑑(平成17年)
- 東京都統計年鑑(平成18年)
- 東京都統計年鑑(平成19年)
- 東京都統計年鑑(平成20年)
- 東京都統計年鑑(平成21年)
- 東京都統計年鑑(平成22年)
- 東京都統計年鑑(平成23年)
- 東京都統計年鑑(平成24年)
- 東京都統計年鑑(平成25年)
- 東京都統計年鑑(平成26年)
- 東京都統計年鑑(平成27年)
- 東京都統計年鑑(平成28年)
- 東京都統計年鑑(平成29年)
- 東京都統計年鑑(平成30年)
- 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)