笘篠誠治

上宮高校では1年生の秋から三塁手のレギュラーとなる。エース柚木文雄（同志社大）を擁し1981年春の選抜に出場。準決勝に進むが印旛高の佐藤文男に抑えられ敗退[1]。同年の春季近畿大会でも決勝に進むが、吉村禎章、若井基安を打の主軸とするPL学園に敗れる。その後は府予選で敗れ、甲子園出場は叶わなかった。3年生時は主将としてチームを率いる。高校の1学年下に光山英和、2学年下に江本晃一、実弟の笘篠賢治がいた。

1982年のドラフトで西武ライオンズから2位指名されて入団。

1985年はアメリカマイナー1Aに野球留学した。

1986年には一軍に定着。三塁手、指名打者として26試合に先発出場。1987年は開幕直前に辻発彦が故障、二塁手の定位置を獲得する。10月に辻が復帰するまで良くその代役をつとめ、リーグ優勝に貢献した。1988年には辻の復帰によって出場機会が減少するが、外野手、一塁手も兼ね、俊足・好守のユーティリティプレイヤーとして起用される。

1990年の読売ジャイアンツとの日本シリーズでは、最終第4戦に左翼手として起用され2安打。5回には逆転勝ちのきっかけとなる内野安打を放ちチーム日本一に貢献した。

1992年は打率.295を記録。

1993年は開幕から二塁手として起用され、5月からは外野手として55試合に先発出場。

1994年からは外野手登録となり、主に左翼手として40試合に先発。その後は出番が減る。

1996年オフにFA宣言するも残留。

1997年限りで現役を引退した。

2013年4月11日

1998年から西武の二軍、2000年から2007年まで一軍守備走塁コーチを務めた。2007年10月7日に球団側から来季は契約しないことを通告された[2]。

2011年8月14日

2008年からは中日ドラゴンズの一軍外野守備走塁コーチに就任した。ベースコーチ（2008年から2011年途中まで三塁、同年途中からは一塁）も務めた。2011年10月6日に来季の契約を結ばないことを通達された[3]。

2012年からは福岡ソフトバンクホークスの二軍外野守備走塁コーチを務め[4]、2013年からは一軍外野守備走塁コーチを務め、前任の井出竜也にかわり三塁ベースコーチャーを務めた[5]。

2014年、11月5日に退団が発表され[6]、11月10日に西武時代同僚だった大久保博元が監督を務める[7]東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍外野守備走塁コーチに就任することが発表された[8]。

2016年より東京ヤクルトスワローズの二軍外野守備走塁コーチに就任[9]。

2017年限りで退団。

2018年はDAZNの野球解説者に就任。

2019年から楽天の1軍外野守備走塁コーチに復帰することが発表された。背番号は79[10]。

2020年11月8日に球団側から来季のコーチ契約を行わないことを通告された[11]。

• 初出場：1983年6月22日、対ロッテオリオンズ12回戦（平和台球場）、9回表に大田卓司の代走として出場
• 初先発出場：1986年5月10日、対ロッテオリオンズ5回戦（川崎球場）、2番・三塁手として先発出場
• 初安打：同上、1回表に石川賢から中前安打
• 初本塁打・初打点：1986年8月19日、対近鉄バファローズ18回戦（西武ライオンズ球場）、3回裏に村田辰美から左越ソロ

• 40 （1983年 - 1986年）
• 4 （1987年 - 1997年）
• 79 （1998年 - 2007年、2016年 - 2017年、2019年 - 2020年）
• 73 （2008年 - 2011年）
• 77 （2012年 - 2014年）
• 71 （2015年）