日本野球機構
一般社団法人日本野球機構(にほんやきゅうきこう、英語: Nippon Professional Baseball Organization、略称:NPB)は、日本プロ野球のJERAセントラル・リーグ(セ・リーグ、セ)及びパーソル パシフィック・リーグ(パ・リーグ、パ)を統括する文部科学省スポーツ・青少年局所管であった一般社団法人である。一般に日本国内で「プロ野球」はこの日本野球機構が統括するものを指す。
団体種類 | 一般社団法人 |
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設立 | 2012年10月1日 |
所在地 |
東京都港区芝5丁目36番7号 三田ベルジュビル 11階 北緯35度38分41.2秒 東経139度44分41.9秒 |
法人番号 | 8010005004459 |
起源 |
日本野球連盟、 社団法人日本野球機構(1948年 - 2012年) |
主要人物 | 榊原定征(代表理事会長) |
活動地域 | 日本 |
活動内容 | プロ野球の統括 |
活動手段 | 日本選手権シリーズ試合およびオールスター試合の主催 |
会員数 | 12球団 |
ウェブサイト | https://npb.jp/ |
日本野球機構(NPB)公式チャンネル | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2022年7月15日 - |
ジャンル | スポーツ |
登録者数 | 約1.85万人 |
総再生回数 | 約157万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2022年7月27日時点。 |
2005年以前の英語表記は、Professional Baseball Organization of Japan としていた。
メジャーリーグベースボールに次ぐ世界第2位の野球リーグ[1]とする評価も見られる。
沿革
- 2020年3月2日:公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と協業で新型コロナウイルス対策連絡会議と専門家チームを設置する、と発表した。
- 2022年11月28日:当日開催した第68回連絡会議で定期開催を終了[2]した。
構成
日本野球機構定款により以下が設置されている。
社員
会員は球団であって「会員」を「社員」と定義している。
- 株式会社 北海道日本ハムファイターズ
- 株式会社楽天野球団
- 株式会社西武ライオンズ
- 株式会社読売巨人軍
- 株式会社ヤクルト球団
- 株式会社千葉ロッテマリーンズ
- 株式会社横浜DeNAベイスターズ
- 株式会社中日ドラゴンズ
- オリックス野球クラブ株式会社
- 株式会社阪神タイガース
- 株式会社広島東洋カープ
- 福岡ソフトバンクホークス株式会社
オーナー会議
- 会員たる球団を保有している事業所を代表するものをオーナーと定義している。
- オーナー会議が「社員総会」として開催され、「日本プロフェッショナル野球組織」の最高議決機関と定義している。
会長
役員として「理事」と「監事」が設置され、「理事会」の最高責任者である「会長」は「日本プロフェッショナル野球組織」の「コミッショナー」を兼任する。日本野球連盟時代の1949年に一時期、正力松太郎がコミッショナーに就任したが、公職追放中ですぐに退任した。
日本プロフェッショナル野球組織
同様に両リーグをまとめる組織として「日本プロフェッショナル野球組織」が2007年度まで存在した。機構と組織は、英語表記「NPB = Nippon Professional Baseball」を共有し、「組織」は競技や選手契約に関わる規則を「機構」は興行をそれぞれ分担する一方、「組織」のコミッショナーが「機構」の会長を兼任するなど両者の関係は曖昧だった。2004年のプロ野球再編問題で論点とされた責任所在や事態収拾などの不手際を契機に、2008年度から「組織」は社団法人である「機構」の内部組織とされた。従来はそれぞれ設けたコミッショナー事務局、セ・リーグ事務局、パ・リーグ事務局を、コミッショナー事務局に統合した。
業務
- 日本選手権シリーズ試合およびオールスター試合の主催(協約第8条第6項)
- コミッショナーの経費を含む日本プロフェッショナル野球組織の経費の負担(協約第12条)
- ワールド・ベースボール・クラシックなど世界大会で野球日本代表の編成や派遣。
- 新人選手選択会議の主催。
呼称
スローガン
年 | スローガン | 備考 |
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2004 | 日本プロ野球70年 | 三原脩が1934年に巨人と日本初のプロ契約を結んだことにちなむ。 |
2005 | フルスイング!プロ野球。 | |
2006 | すべては歓声のために | |
2007 | すべては歓声のために ―世界一からの挑戦― | 前年のWBCで、日本が優勝したことを受けて。 |
2008 | 野球力 | |
2009 | 野球とは、 | |
2010 | ここに、世界一がある。 | 前年のWBCで、日本が優勝したことを受けて。 |
2011 | 覚悟! 〜なぜ、あなたはここにいるのか〜 | 開幕直前に東日本大震災が起きたことを受けて、全てのプロ野球関係者に自分の存在意義を問うた。 |
2012 | 心をつなぐこのプレー | |
2013 | WE☆LOVE BASEBALL | |
2014 | NEW PLAY BALL! あたらしい球史をつくる。 | 日本プロ野球80年記念。 |
2015 | この1球に未来を懸けて | 近代オリンピックへの野球競技の復活や、後継者育成などの振興に努める。 |
2016-2020 | 野球の夢。プロの誇り。 | 「野球には夢があり、プロとしての誇りがある。」旨を込める。 |
2021 | 誇りを胸に。感謝をプレーに。 | |
2022 | 野球伝来150年 未来へ紡ぐ みんなの希望 |
1872年にホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えて150年の節目であることに因む。 |
2023 | 野球の熱さ、無限大。 | 観客人数制限廃止や声出し応援再開などで、観客に「野球の熱さ」を感じてほしいという理由から[5]。 |
NPBパートナー企業・団体(企業・団体五十音順)
協賛企業・団体名 | 備考 |
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カルビー | |
大正製薬 |
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日本生命保険 | |
マイナビ |
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三井住友銀行 |
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コナミグループ |
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ローソン |
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過去のパートナー企業・団体 | |
ガリバーインターナショナル |
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三洋電機 |
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新日本石油 |
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日本コカ・コーラ | |
マツダ |
※広島東洋カープ球団株主 |
オリンピック競技復帰運動
2015年に、2020年東京オリンピックで野球とソフトボールを正式種目に復帰させるキャンペーンを、社会人の(一財)日本野球連盟、ソフトボールの(公財)日本ソフトボール協会と連携して催した。2015年度野球・ソフトボール公式戦で映像装置が設置されている球場やCS衛星放送の実況中継などで、「#キャッチボール」として著名人がNPBとソフトボールの選手・OB・OGと疑似キャッチボールする映像を送出[8]した。
出演者
※所属・肩書きは2015年当時。
脚注
注釈
- 2006年から2010年までタイトルを「日本プロ野球」にしていた
出典
- “NPBはMLBに次ぐ「世界最高のリーグ」 米メディア比較、韓国は「日本ほどでない」”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2020年5月21日). 2023年1月29日閲覧。
- “2年8カ月続いた新型コロナ対策連絡会議が幕を閉じる 斉藤コミッショナー「歴史的なイベントだった」”. サンスポ. (2022年11月28日) 2022年11月28日閲覧。
- “プロ野球、なぜ「セ・パ」の順に表記するのか”. 日刊スポーツ: p. 1. (2020年11月22日) 2020年11月22日閲覧。
- “プロ野球、なぜ「セ・パ」の順に表記するのか”. 日刊スポーツ: p. 2. (2020年11月22日) 2020年11月22日閲覧。
- “2023年シーズンのNPBスローガン「野球の熱さ、無限大。」”. 日本野球機構. 20223-03-27閲覧。
- カルビー株式会社「NPBパートナー」契約を締結 NPB.jp 日本野球機構 2019年3月12日
- 2016年新人選手選択会議 開催日・特別協賛社決定のお知らせ(日本野球機構NPBニュース 2016年8月19日、2016年11月2日閲覧
- キャッチボール公式サイト
関連項目
外部リンク
- NPB.jp 日本野球機構
- 日本野球機構 (@npb) - Twitter
- 日本野球機構 (npb.official) - Facebook
- 日本野球機構(NPB)公式チャンネル - YouTubeチャンネル
- NPB eスポーツ公式チャンネル - YouTubeチャンネル