石垣駐屯地

南西諸島海域における中華人民共和国及び朝鮮半島有事などの軍事的脅威に対する日本の離島防衛態勢強化を目的として整備される事業の一環として、31中期防に基づき、建設を開始した。

地対艦ミサイル、地対空ミサイル部隊が配置され、約570名の自衛隊員が駐留する予定である[3]。防衛省は同駐屯地内の弾薬庫に地上から艦艇に向けて発射する国産の「12式地対艦誘導弾」などを保管すると公表している[4]。防衛省は原則として、駐屯地などに保管する弾薬の種類や数量を示すことは自衛隊の能力に関わるとして明らかにしておらず、異例の対応である[4]。

• 2015年（平成27年）11月26日、防衛省は石垣市に陸上自衛隊の石垣島への配備を正式に要請。石垣市平得大俣地区周辺を配備候補地とし、500-600人規模の警備部隊、地対空・地対艦ミサイル部隊を配備すると説明した[5][6]。石垣市長は、2016年（平成28年）12月に陸上自衛隊の配備に向けた手続きの開始を了承し、2018年（平成30年）7月18日には配備受け入れを表明した[7][8]。2019年（平成31年）3月1日には、造成工事が開始された[9]。

• 2023年（令和5年）
  • 3月7日：閣議決定を経て駐屯地の開庁日は同年3月16日とすることが正式発表[1]。
  • 3月16日：石垣駐屯地が開設[10]。
    1. 八重山警備隊が新編[11]、八重山警備隊長が駐屯地司令職に指定。
    2. 第5地対艦ミサイル連隊第303地対艦ミサイル中隊が健軍駐屯地から移駐[12]。
    3. 第7高射特科群第348高射中隊が竹松駐屯地から移駐[12][13]。
    4. 第445会計隊が西部方面会計隊隷下で新編[14]。
    5. 石垣駐屯地業務隊が新編[11]。
  • 4月2日：記念行事が開催された[15][16]。