東根駅
東根駅(ひがしねえき)は、山形県東根市宮崎三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。「山形線」の愛称区間に含まれている。
東根駅 | |
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駅舎(2008年9月) | |
ひがしね Higashine | |
所在地 | 山形県東根市宮崎三丁目8-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■奥羽本線(山形線) |
キロ程 | 110.6 km(福島起点) |
電報略号 | ヒネ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
275人/日(降車客含まず) -2004年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)12月5日[1] |
備考 | 無人駅 |
歴史
奥羽本線が山形駅から楯岡駅(現・村山駅)まで開通した当時、現在の東根市にあたる地域には軍の基地の最寄り駅である神町駅しか設けられず、東根の中心部には駅がなかった。そのため中心部に新しく駅を作る要望が生まれたのだが、東根温泉の湧出により東根の中心部よりも温泉により近い場所に駅を作ろうということになり、この東根駅が中心部とは少し離れた場所に開業した。
以来、東根市の代表駅として特急「こまくさ」の一部列車が停車していたが、山形新幹線の延伸に伴い、市の中心部に開業したさくらんぼ東根駅に特急が停車するようになり、代表駅としての地位を譲り渡すこととなった。
年表
- 1911年(明治44年)12月5日:開業[1]。
- 1959年(昭和34年)4月:駅舎新装[2]。
- 1975年(昭和50年)2月1日:貨物の取扱を廃止、旅客駅となる[1]。
- 1983年(昭和58年)10月19日:簡易委託化[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 1999年(平成11年)12月4日:山形新幹線新庄延伸により、棒線化。
- 2002年(平成14年)4月1日:簡易委託を解除、無人化。
- 2006年(平成18年)4月1日:西口を開設。
- 2024年(令和6年)春以降:ICカード「Suica」の利用が可能となる(予定)[4]。
駅構造
東側に駅舎を有する地上駅であり、ホームへは跨線橋で連絡している。無人駅であり、山形駅が管理する。
山形新幹線新庄延伸工事が開始されるまでは島式ホーム1面2線を有していたが、工事により西側の1線が撤去され、単式ホーム1面1線となる。使われなくなった線路跡を利用して、2006年に駅西口が開設し、ロータリー・駐輪場も新設された。これにより同市長瀞地区や国道13号からのアクセスが改善された。ただし駅東西の行き来は駅構内を通過する形になるため禁止されているほか、終電が通過すると始発まで閉鎖・施錠される。
ホーム上に乗車駅証明書発行機が設置されている。
駅周辺
- 東根郵便局 - 徒歩約15分
- 東根温泉 - 徒歩約15分
- 大けやきラ・ラ・ラ通り - 徒歩約20分
- 東根の大ケヤキ - 徒歩約30分。東根市立東根小学校内。日本一といわれ、国指定特別天然記念物となっている。
- 長瀞城跡
脚注
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、530頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 読売新聞昭和34年4月25日山形読売
- “東根駅、あすから民間委託 利用増へ育てる会”. 山形新聞: p. 12. (1983年10月18日)
- (PDF)『山形県におけるSuicaご利用駅の拡大について』(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2022年7月22日。 オリジナルの2022年7月22日時点におけるアーカイブ 。2022年7月22日閲覧。
- 『山形県の鉄道輸送』平成26年度版 - 山形県
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(東根駅):JR東日本
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