昭和31年台風第15号

昭和31年台風第15号; Harriet（ハリエット）
カテゴリー3のタイフーン (SSHS)
発生期間	1956年9月22日6時 - 9月28日6時 (UTC)
寿命	6日間
最低気圧	953 hPa
最大風速; (気象庁解析)
最大風速; (米海軍解析)	110 kt（1分間平均）
被害総額
死傷者数	死者20人・行方不明者11人・負傷者41人
被害地域	日本 (沖縄〜関東)

昭和31年台風第15号（しょうわ31ねんたいふうだい15ごう、国際名：Harriet[1]）は、1956年9月に静岡県に上陸した台風である。ハリエット台風とも呼ばれる[2]。

概要

進路図

1956年9月22日15時（JST）にフィリピンの東方で発生した台風15号は、発生当初は中心気圧975mb（hPa）であったが、北上して南西諸島を通過し、26日14時頃に奄美大島の北に達した頃に最盛期を迎え、中心気圧953mbとなった。それ以降は衰えながら、27日12時に静岡県御前崎付近に上陸し、その後鹿島灘に抜けた[3]。

被害

この台風による被害は以下の通り[4]。

死者20人
行方不明者11人
負傷者41人
住家損壊4,170棟
住家浸水47,520棟

関西本線列車脱線水没事故

「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#関西本線列車脱線水没事故」も参照

この台風の影響で、三重県では、関西本線関駅と加太駅との間で6両編成の列車のうち1両が土砂崩れに巻き込まれ、加太川に転落し、乗っていた乗客・乗員11人のうち8人が死亡した。以下はその際の事故現場を報道した画像である。

脚注

“デジタル台風：台風195615号 (HARRIET) - 総合情報（気圧・経路図）”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年6月10日閲覧。
“昭和31年のハリエット台風 | 四国災害アーカイブス”. www.shikoku-saigai.com. 2020年6月10日閲覧。
寒川典昭, 小池一臣, 西知哉「1956・1958・1959年の台風による紀の川の洪水特性」『土木史研究』第18号、土木学会、1998年、631-639頁、doi:10.2208/journalhs1990.18.631、ISSN 0916-7293、NAID 130004038493、2020年9月1日閲覧。
“デジタル台風：台風195615号 (HARRIET) - 災害情報”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年6月10日閲覧。

外部リンク

デジタル台風：台風195615号（HARRIET）- 総合情報（気圧・経路図） - 国立情報学研究所（北本朝展）

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[1] “デジタル台風：台風195615号 (HARRIET) - 総合情報（気圧・経路図）”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年6月10日閲覧。

[2] “昭和31年のハリエット台風 | 四国災害アーカイブス”. www.shikoku-saigai.com. 2020年6月10日閲覧。

[3] 寒川典昭, 小池一臣, 西知哉「1956・1958・1959年の台風による紀の川の洪水特性」『土木史研究』第18号、土木学会、1998年、631-639頁、doi:10.2208/journalhs1990.18.631、ISSN 0916-7293、NAID 130004038493、2020年9月1日閲覧。

[4] “デジタル台風：台風195615号 (HARRIET) - 災害情報”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年6月10日閲覧。

昭和31年台風第15号 Harriet（ハリエット）
カテゴリー3のタイフーン (SSHS)
発生期間	1956年 9月22日6時 - 9月28日6時 (UTC)
寿命	6日間
最低気圧	953 hPa
最大風速 (気象庁解析)
最大風速 (米海軍解析)	110 kt（1分間平均）
被害総額
死傷者数	死者20人・行方不明者11人・負傷者41人
被害地域	日本 (沖縄〜関東)