大分県の市町村章一覧

大分県の市町村章一覧(おおいたのしちょうそんしょういちらん)は、大分県内の市町村に制定されている、あるいは制定されていた市町村章の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。廃止された市町村章は廃止日から順に掲載している。

市部

市章由来制定日備考
大分市「大分」を図案化したもの[1]1965年6月11日[1]旧・大分市制時の1917年4月[2]に市章として制定され、新市制施行後に継承される
別府市別府の「別」を変形して図案化したもの[3]1924年4月1日[3]1908年7月に別府町章として制定され、市制施行後に継承される[4]
中津市「扇城」の別名を持つ中津城に因んで、「中」を扇形に図案化したもの[3][5]1930年5月8日[5][3]
日田市三隈川及び「日田」を図案化したもの[3][6]1941年5月5日[3][6]
佐伯市「S」を図案化したもの[1][7][1]2005年3月3日[7]色は赤色・青色・緑色が指定されている[7]
2代目の市章である
臼杵市「う」を図案化し、「す」を組み合わせたもの[8]2007年1月1日[8]上部の円は赤色・左右に張り出した部分は緑色・下部の曲線部分は青色が指定されている[8]
2代目の市章である
津久見市「つ」を3つ組み合わせ「つくみ」を表したもの[3][9]1949年4月1日[3][9]津久見町章として制定され、市制施行後に継承される
竹田市「た」を図案化したもので、下部の円は名水名湯を表す[1][10]2005年4月1日[1][10]色は青色・橙色・水色が指定されている[11]
2代目の市章である
豊後高田市「B」「T」を図案化したもの[3][12]2005年9月1日[3][12]色は緑色・紫色・青色が指定されている[12]
2代目の市章である
杵築市「き」を図案化したもの[1][13]2005年10月1日[1][13]色は橙色・緑色・青色が指定されている[13]
宇佐市「う」・「ウ」を図案化したもの[1][14]2005年3月31日[1][14]色は緑色が指定されている[14]
2代目の市章である
豊後大野市「B」・「O」を図案化したもの[3][15]2005年8月3日[3][15]色は周囲は青色・円は赤色が指定されている[16]
由布市「Y」を図案化したもの[3][17]2005年10月1日[3][17]円を橙色・Yの上段を緑色・Yの下段を薄緑色が指定されている[17]
国東市「くに」を図案化したもの[1][18]2006年3月31日[1][18]左部分は緑色・中央部分の円は橙色・右部分は青色が指定されている[18]

町村部

町村町村章由来制定日備考
国東郡姫島村姫島七不思議を象徴する七つの波を図案化したもの[19][3]1976年[19][3]
速見郡日出町「日出」を両翼が羽ばたく様に図案化したもの[3]1957年[3]
玖珠郡九重町「九」を図案化したもの[1][20]1960年2月1日[3]
玖珠町伐株山(ダブルメサ万年林)を図案化したもの[1][21]1968年4月1日[22][1]

廃止された市町村章

市郡町村市町村章由来制定日廃止日備考
鶴崎市不明1954年4月1日[23]1963年3月10日
臼杵市(うす)と(きね)」を図案化したもの[24]1950年4月1日[24]2005年1月1日初代の市章である
大野郡野津町「のつ」を図案化したもの[25]1964年12月[25]
大分郡野津原町「ノツハル」を図案化し、中心部の「ノツ」は円形の外観に突出し、「ハル」は円形である[26][27]1975年1月17日[28]
北海部郡佐賀関町「関」を簡潔に図案化したもの[26][29]1952年[29]
下毛郡本耶馬渓町全体を円形にして「本耶」を意匠化し、五本の直線は町内の五地区を表したもの[30][31]1960年4月[30]2005年3月1日
耶馬溪町「ヤバ」を図案化し、山を表し、周りを三重円で囲っているもの[32]1956年[33]耶馬溪村章として制定されていたものを町制施行後に継承された
山国町「やまくに」を図案化したもの[34][35]1957年9月30日[34][35]山国村章として制定されていたものを町制施行後に継承された
三光村三つの光の組合せで「三光」を現し、三地区(真坂山口深秣)を表現して丸型にし、中央より三方に伸ばしたもの[36]1961年9月5日[37]1961年8月に公表されたものを同年9月5日に制定した[37]
佐伯市「サイキ」の文字を図案化したもの[38]1941年4月29日[38]2005年3月3日初代の市章である
1957年7月1日に再制定された[24]
南海部郡上浦町「上うら」を図案化したもの[39][26]1973年10月9日[40]
弥生町「や」を図案化し、三本の線は合併前の明治村上野村切畑村と番匠川・上野川・井崎川を表したもの[26][41]1966年2月1日[42][43]弥生村制時の1965年に制定され、町制施行後に継承される[42]
本匠村「本」を貫くように図案化したもの[26][44]1974年3月30日[45]
直川村「直川」を図案化し、象ったもの[46][47]1972年12月26日[48]
鶴見町「ツ」を鶴が飛翔する姿を図案化したもの[49][26][50]1967年11月3日[49]
米水津村豊予海峡の波と「米水津(ヅ)」を図案化したもの[26][51]1976年1月1日[52][51]1989年10月に再制定される[26]
蒲江町「蒲」を配し、「エ」を波型にしたもの[53][26][53]1984年4月12日[54]色は青色が指定されている[53]
宇目町五輪のの花を象ったもの[26][55]1966年11月3日[56]
日田郡天瀬町「天」の部首である「大」の部分以外を無限を目的として円形に(丸く)して表したもの[57][58][59]1967年9月[58][57]2005年3月22日
大山町「大」をウメの花びらのように図案化したもの[58]1969年2月1日[58]色は緑色が指定されている[58]
前津江村「マエ」を図案化・若葉を象ったもの[58]1974年1月26日[58]
中津江村「N」・「な」・「ナ」を円形に図案化したもの[60][58]1985年11月1日[58][60][61]
上津江村「上」を丸くしてスギの形にし、その右側に太陽を配したもの[62][58]1977年10月12日[58][62][63]
宇佐市「う」を図案化したもの[64]1967年9月4日[65][66]2005年3月31日初代の市章である
宇佐郡安心院町全体は「安」を図案化し、中央部の三本線は津房川・深見川・佐田川を表し、外円はスッポンを表したもの[67]1968年3月[67]
院内町「いん内」を図案化したもの[68]1960年10月1日[68]1957年8月[69]に院内村章とし制定され、町制施行後に継承される
大野郡朝地町三つの「ア」を組み合わせたもの[70]1960年3月23日[70]1960年1月に公表されたものを同年3月23日に制定される[71]
犬飼町「犬」を象徴したもの[70]1955年3月28日[70]
大野町「大の」を象り、それを組み合わせたもの[72][70]1968年8月1日[70]
緒方町「オ」・ハトを図案化したもの[73][70]1960年8月[70]
三重町輪を三重にして、それで「三重」が出来、それを円形で表したもの[74][70]1949年6月15日[70]旧・三重町制時に制定され、新町制施行時に継承される
清川村周囲は四つの「き」・中心部は「川」を表し、それで「キヨカワ」を図案化たもの[75][70]1982年1月1日[70]
千歳村「千」を末広がり・円形にして図案化したもの[70]1968年8月1日[70]「千」の部分は緑色・地色は黄色が指定されている[70]
豊後高田市高田城の家紋である八本の房骨にした二本の房を重ねて、それを、「タカダ」で囲んだもの[76]1965年7月1日[76]初代の市章である
西国東郡真玉町「マ」を二個向かい合わせにし、円形に組み合わせて図案化したもの[77][76]1976年11月3日[76]
香々地町「香三」を基にし、「三」を両翼にし、「○」を図案化したものであり、さらに、その中側に「香」を配したもの[78][76]1974年12月[76]
竹田市「十」と「竹田」を組み合わせたもの[79]1954年10月1日[80]2005年4月1日初代の市章である
直入郡荻町 「オギ」を図案化し、その内「キ」はすぐ伸びる木を表したもの[81][80]1973年4月1日[80]
久住町「久」を図案化したもの[82]1959年5月27日[80]
直入町「直入」を図案化し、「和」で具象化したもの[83][80]1980年3月5日[80]
杵築市「き」を月の形に表したもの[84]1955年8月1日[84][85]2005年10月1日初代の市章である
西国東郡大田村豊後牛の形で「太田」を図案化したもの[84]未制定[86]
速見郡山香町「山」を変形したもの[84]1965年2月[84]1996年4月に改定する[84]
大分郡挾間町「ハサマ」を組み合わせて図案化したもの[26][87]1955年4月1日[88]
庄内町外円は「大」を丸く囲んだもので、中側に「庄」を配したもの[89]1971年6月3日[26][90]
湯布院町由布岳朝霧を意匠化し、「ユ」を表したもの[91]1962年[26][92]
東国東郡国見町二つの「ク」・「ミ」を配し、「クニミ」を図案化したもの[93]1960年3月31日[93]2006年3月31日1976年に再制定される[94]
国東町二つの「ク」を組み合わせて、「クニ」を図案化したもの[95]1959年[94]
武蔵町「ムサシ」を図案化し、中央の三角はキャンプを表したもの[96]1957年[94]
安岐町「ア」で囲み、「キ」を配したもの[97][98]1955年2月20日[94][98]

参考文献

書籍

  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113。
  • 近藤春夫『都市の紋章 : 一名・自治体の徽章』行水社、1915年。NDLJP:955061
  • 中川幸也『シリーズ人間とシンボル第2号「都市の旗と紋章」』中川ケミカル、1987年10月11日。
  • 丹羽基二『日本の市章 (西日本)』保育社、1984年5月5日。
  • 望月政治『都章道章府章県章市章のすべて』日本出版貿易株式会社、1973年7月7日。
  • NHK情報ネットワーク『NHKふるさとデータブック9 [九州 1]』日本放送協会、1992年5月1日。
  • 国際図書『事典 シンボルと公式制度』国民文化協会、1968年。

都道府県書籍

  • 大分県町村会『大分県47町村の記録』大分県町村会、2005年2月。

パンフレット

  • 宇目町役場『宇目町合併30周年記念式典パンフレット』大分県南海部郡宇目町、1985年。

北部地域(下毛・宇佐・国東)

  • 三光村企画課『道程 昭和30年〜昭和54年 上巻 三光村広報縮刷版』大分県下毛郡三光村、1995年。
  • 本耶馬渓町刊行会『本耶馬渓町史』大分県下毛郡本耶馬渓町、1987年3月。
  • 耶馬溪町教育委員会『耶馬溪町史』大分県下毛郡耶馬溪町編纂委員会、1975年3月。
  • 山国町教育委員会『山国町誌』大分県下毛郡山国町、2005年2月。
  • 院内町教育委員会内院内町誌刊行会『院内町誌』大分県宇佐郡院内町誌刊行会、1983年11月。
  • 宇佐市役所『旧・宇佐市例規集』大分県宇佐市。

大分地域(大分・速見)

  • 挾間町役場『挾間町誌』大分県大分郡挾間町、1984年10月。
  • 庄内町誌編集委員会 編集者『庄内町誌』大分県大分郡庄内町長 工藤千秋、1990年10月。
  • 湯布院町誌編集委員会 編集者『湯布院町誌』大分県大分郡湯布院町長 吉村格哉、1989年2月。
  • 野津原町役場『野津原町例規集』大分県大分郡野津原町。
  • 平成三年度研究紀要『研究小報:地名の由来とその歴史第14集』大分市鶴崎地区文化財研究会編、1992年。

南部地域(海部・大野)

  • 上浦町『上浦町勢要覧』大分県南海部郡上浦町。
  • 弥生町編纂委員会『弥生町誌』大分県南海部郡弥生町、1996年。
  • 弥生町役場『弥生町例規集』大分県南海部郡弥生町。
  • 本匠村役場『本匠村例規集』大分県南海部郡本匠村。
  • 直川村編纂委員会『直川村誌』大分県南海部郡直川村、1997年。
  • 直川村役場『直川村例規集』大分県南海部郡直川村。
  • 鶴見町編纂委員会『鶴見町誌』大分県南海部郡鶴見町、2000年。
  • 鶴見町役場『鶴見町例規集』大分県南海部郡鶴見町。
  • 米水津村役場『米水津村例規集』大分県南海部郡米水津村。
  • 蒲江町役場『蒲江町例規集』大分県南海部郡蒲江町。
  • 蒲江町編纂委員会『蒲江町誌宇目町合併30周年記念式典パンフレット』大分県南海部郡蒲江町、2005年2月。

西部地域(玖珠・日田・直入)

  • 天瀬町役場『天瀬町史』大分県日田郡天瀬町、1971年。
  • 中津江村史編集委員会『中津江村史』大分県日田郡中津江村、1989年。
  • 上津江村教育委員会『上津江村史』大分県日田郡上津江村、1992年。
  • 天瀬町役場『天瀬町例規集』大分県日田郡天瀬町。
  • 大山町役場『大山町例規集』大分県日田郡大山町。
  • 前津江村役場『前津江村例規集』大分県日田郡前津江村。
  • 中津江村役場『中津江村例規集』大分県日田郡中津江村。
  • 上津江村役場『上津江村例規集』大分県日田郡上津江村。

脚注

  1. 図典 日本の市町村章 p226
  2. 事典 シンボルと公式制度 p147
  3. 図典 日本の市町村章 p227
  4. 都市の紋章:一名・自治体の徽章 p89
  5. 中津市民憲章 中津市
  6. 日田市のシンボル 日田市
  7. 佐伯市章の制定 佐伯市
  8. 臼杵市章 臼杵市
  9. 津久見市章 津久見市
  10. 竹田市市章 竹田市
  11. 竹田市章デザインガイド
  12. シンボルマーク(市章) 豊後高田市
  13. 市章 杵築市
  14. 宇佐市章制定の件 宇佐市
  15. 市章・市民憲章・市花・市木 Archived 2012年5月8日, at WebCite 豊後大野市
  16. 豊後大野市章の制定
  17. 由布市章の制定 由布市
  18. 国東市章の制定 国東市
  19. Web版「大分の国保」Vol.273 大分県国民健康保険団体連合会
  20. Web版「大分の国保」Vol.269 大分県国民健康保険団体連合会
  21. 里の象徴“ポッカリ” 玖珠・伐株山 大分合同新聞、2013年5月25日
  22. 玖珠町章 玖珠町
  23. 研究小報:地名の由来とその歴史第14集
  24. 都章道章府章県章市章のすべて p578
  25. 野津町の概要
  26. 大分県47町村の記録
  27. NHKふるさとデータブック p505
  28. 野津原町例規集
  29. 佐賀関町の概要 町の花・木
  30. 本耶馬渓町史
  31. NHKふるさとデータブック p568
  32. NHKふるさとデータブック p570
  33. 耶馬溪町史 ページなし
  34. 山国町誌 p14
  35. NHKふるさとデータブック p573
  36. 三光村の概要
  37. 道程 昭和30年〜昭和54年 上巻 三光村広報縮刷版 昭和36年9月5日号
  38. 旧・佐伯市の概要
  39. NHKふるさとデータブック p515
  40. 上浦町勢要覧
  41. NHKふるさとデータブック p517
  42. 弥生町誌 p934
  43. 弥生町例規集
  44. NHKふるさとデータブック p519
  45. 本匠村例規集
  46. 直川村誌 カラー部分
  47. NHKふるさとデータブック p523
  48. 直川村のあゆみ
  49. 鶴見町誌 p509
  50. 鶴見町の概要
  51. NHKふるさとデータブック p526
  52. 米津江村例規集
  53. 蒲江町のシンボル
  54. 蒲江町誌 巻頭カラー
  55. NHKふるさとデータブック p521
  56. 宇目町合併30周年記念式典パンフレット
  57. 天瀬町史
  58. 日田市郡合併協議会 広報誌「むつみ」 2003年12月号 p6-7
  59. 天瀬町の町花・町章
  60. 中津江村誌
  61. 中津江村例規集
  62. 上津江村史
  63. 上津江村例規集
  64. 旧・宇佐市のシンボル
  65. 都章道章府章県章市章のすべて p581
  66. 旧・宇佐市例規集 告示第137号
  67. NHKふるさとデータブック p576
  68. NHKふるさとデータブック p574
  69. 院内町誌
  70. 大野郡5町2村合併協議会 慣行の取り扱い
  71. 朝地町の歴史 Archived 2008年11月13日, at the Wayback Machine.
  72. NHKふるさとデータブック p540
  73. NHKふるさとデータブック p535
  74. NHKふるさとデータブック p531
  75. NHKふるさとデータブック p533
  76. 西高地域1市2町合併協議会 慣行の取扱いについて
  77. NHKふるさとデータブック p485
  78. NHKふるさとデータブック p487
  79. NHKふるさとデータブック p474
  80. 竹田直入地域市町合併協議会 慣行の取り扱い
  81. NHKふるさとデータブック p544
  82. NHKふるさとデータブック p546
  83. NHKふるさとデータブック p548
  84. 杵築市・日出町・山香町・大田村合併協議会協議事項調整内容
  85. 都章道章府章県章市章のすべて p580
  86. 大田村役場
  87. NHKふるさとデータブック p506
  88. 挾間町誌
  89. NHKふるさとデータブック p509
  90. 庄内町誌
  91. NHKふるさとデータブック p511
  92. 湯布院町誌
  93. NHKふるさとデータブック p489
  94. 東国東地域町村合併協議会協議事項調整内容 慣行の取り扱い
  95. NHKふるさとデータブック p495
  96. NHKふるさとデータブック p497
  97. NHKふるさとデータブック p499
  98. 安岐町のシンボル

関連項目

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