国際河川
国際河川(こくさいかせん、英語: transboundary rivers / international rivers)とは、複数の国家の領土を流れるが、沿岸国が条約を締結して外国籍の船舶でも自由に航行できるようにした河川である[1]。典型として、ヨーロッパ中部から南東の黒海にかけて計10か国にまたがるドナウ川がある。
主な国際河川
- ドナウ川
- ドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナ
- ナイル川
- ウガンダ、コンゴ民主共和国(アルバート湖が国境の一部)、南スーダン、スーダン、エチオピア(青ナイル川の源流がある)、エジプト
- メコン川
- 中国、ミャンマー(ラオスとの国境)、ラオス(ミャンマー・タイとの国境)、タイ(ミャンマーとの国境)、カンボジア、ベトナム
- ライン川
- スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、フランス、オランダ
- ラプラタ川
- アルゼンチン(ウルグアイとの国境)、ウルグアイ(アルゼンチンとの国境)、ボリビア、ブラジル(支流ウルグアイ川の源流がある)
- ユーフラテス川
- トルコ、シリア、イラク
- ガンジス川
- インド、バングラデシュ
脚注
- 日本地誌研究所, p. 221.
参考文献
- 日本地誌研究所(編)『地理学辞典 改訂版』二宮書店、1989年。ISBN 4-8176-0088-8。
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