会津蒲生駅
会津蒲生駅(あいづがもうえき)は、福島県南会津郡只見町大字蒲生字久保にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線の駅である。
会津蒲生駅 | |
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駅全景(2006年5月) | |
あいづがもう Aizu-Gamō | |
福島県南会津郡只見町大字蒲生字久保 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■只見線 |
キロ程 | 83.9 km(会津若松起点) |
電報略号 | カモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
0人/日(降車客含まず) -2004年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)8月20日[1] |
備考 | 無人駅 |
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは列車1両分の長さしかないため、2両以上の編成を持つ列車では、進行方向前側の車両の扉を使っての乗降となる。
線路はカーブしながらほぼ東西に走り、その南側に短いホームが添えられている。ホームの只見方の端に階段があり、駅へはこれを使って出入りする。
会津若松駅管理の無人駅で、駅舎はないがホームに接して開業当初からの小さな待合所が設けられている。待合所の内部には作りつけの長いすがあり、座布団などが置かれているほか、1967年(昭和42年)12月の豪雪の際、蒲生の住民が除雪作業に協力したことに対する国鉄仙台鉄道管理局からの感謝状が飾られている。
利用状況
「福島県統計年鑑」によると、2000年度(平成12年度)- 2004年度(平成16年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 3 | [6] |
2001年(平成13年) | 3 | [7] |
2002年(平成14年) | 3 | [8] |
2003年(平成15年) | 3 | [9] |
2004年(平成16年) | 0 | [10] |
駅周辺
久保の集落にある。駅の北東にそびえる蒲生岳は標高800メートルほどながらせり立つような山容が特徴的であり、「東北のマッターホルン」などと呼ばれている。蒲生岳の登山口は久保と宮原の二つがあり、うち久保の登山口は当駅の北東にある二荒山神社のすぐそばにあって当駅からは西側にある踏切から北に行くとすぐ近くである。また「カタクリ」の群生地がほど近いところにあり盛りには只見線の車内からも花畑のように見ることができる。
駅は北西から来た蒲生川が只見川に注ぐ地点に近く、久保のほか駅とは蒲生川の対岸に当たる蒲生の集落や駅の東側にあり宮原登山口がある宮原の集落の最寄り駅となる。国道252号はほぼ只見線や只見川に沿う形で東西に走り、蒲生・久保・宮原の各集落を結んでいる。
その他、駅の北すぐのところから小さな坂道を下って蒲生川沿いの低地に出ると、上原清水(かんぱらしみず)と呼ばれる小さな泉がある。
脚注
- 曽根悟(監修)「磐越西線・只見線・磐越東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第6号、朝日新聞出版、2009年8月16日、23頁。
- 「日本国有鉄道公示第393号」『官報』、1963年8月14日。
- 「通報 ●会津線の延長開業について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1963年8月14日、6面。
- 越前勤『東日本大震災「復興」時刻表』講談社、2012年、174-175頁。ISBN 978-4-06-217570-8。
- (PDF)『只見線全線運転再開について』(プレスリリース)福島県/東日本旅客鉄道仙台支社、2022年5月18日 。2022年5月18日閲覧。
- “97 鉄道輸送状況” (Excel). 第116回 福島県統計年鑑. 福島県 (2002年11月). 2023年5月30日閲覧。
- “97 鉄道輸送状況” (Excel). 第117回 福島県統計年鑑. 福島県 (2003年3月). 2023年5月30日閲覧。
- “97 鉄道輸送状況” (Excel). 第118回 福島県統計年鑑. 福島県 (2004年3月). 2023年5月30日閲覧。
- “95 鉄道輸送状況” (Excel). 第119回 福島県統計年鑑. 福島県 (2005年3月). 2023年5月30日閲覧。
- “95 鉄道輸送状況” (Excel). 第120回 福島県統計年鑑. 福島県 (2006年3月). 2023年5月30日閲覧。
外部リンク
- 駅の情報(会津蒲生駅):JR東日本