フルトン・ストリート駅 (ニューヨーク市地下鉄)

フルトン・ストリート駅(Fulton Street)はロウアー・マンハッタンにあるニューヨーク市地下鉄の複合駅で、以下の4路線の間で相互に乗換ができる。

フルトン・ストリート駅
Fulton Street
ニューヨーク市地下鉄乗換駅
2014年に開業したフルトン・センター・ビル入口
駅情報
住所 Fulton Street between Broadway & Nassau Street
New York, NY 10007
マンハッタン区
地区 フィナンシャル・ディストリクト
座標 北緯40度42分37秒 西経74度0分28秒
ディビジョン AディビジョンIRT)、BディビジョンBMTIND
路線    IND8番街線
   IRTブロードウェイ-7番街線
   IRTレキシントン・アベニュー線
   BMTナッソー・ストリート線
運行系統    2 Stops all times (終日)
   3 Stops all times except late nights (深夜帯以外)
   4 Stops all times (終日)
   5 Stops all times except late nights (深夜帯以外)
   A Stops all times (終日)
   C Stops all times except late nights (深夜帯以外)
   J Stops all times (終日)
   Z Stops rush hours in peak direction only (ラッシュ時・混雑方向)
接続 バスによる輸送 ニューヨーク市バス: M5, X1, X3, X4, X17, X19, X27, X28
構造 地下駅
駅階数 3層(8番街線は他の3線の下を通っており、ナッソー・ストリート線は2層になっている)
その他の情報
開業日 1948年7月1日 (1948-07-01)[1]
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
利用状況
乗客数 (2015)複合駅全体で21,671,684[2]増加 7.8%
順位 8位
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車
Stops rush hours in peak direction only ラッシュ時に混雑方向のみ停車

IND8番街線はブロードウェイからナッソー・ストリートの間のフルトン・ストリート下を通り、他の3線はそれぞれブロードウェイウィリアム・ストリートナッソー・ストリートの下を通ってフルトン・ストリートと交差している。フルトン・ストリート駅はニューヨーク市地下鉄で8番目に利用者の多い駅で、2015年には2167万1684人が利用した[3]。以下の運行系統が乗り入れている。

フルトン・センターは複合駅内の往来を改善するため新駅舎を建設し、ワールドトレードセンターサイトへのアクセスを容易にする改築プロジェクトである。フルトン・ストリートの下を通る路線だけでなく、改札外乗換になるものの近くにあるコートランド・ストリートチェンバーズ・ストリート駅との間をデイ・ストリート連絡通路で結んでいる。フルトン・センターは2014年11月10日に開業した。

駅構造

G 地上階 出入口
バリアフリー・アクセス (以下の場所にエレベーターあり:
  • デイ・ストリート-ブロードウェイ交差点 南西角( 南行のみ。 への改札外乗換はデイ・ストリート連絡通路を利用してコートラント・ストリート駅へ。注意:他の各線へはIND8番線ホームを経由すること。
  • ナッソー・ストリート-フルトン・ストリート交差点 北東角。注意:IRTブロードウェイ-7番街線、BMTブロードウェイ線およびIRTレキシントン・アベニュー線へはIND8番街線ホームを経由すること。
  • ウィリアム・ストリート-フルトン・ストリート交差点 南西角。注意:BMTナッソー・ストリート線、BMTブロードウェイ線およびIRTレキシントン・アベニュー線へはIND8番街線ホームを経由すること。)
B1
ホーム階
改札階 改札、駅員詰所、メトロカード自動券売機、フルトン・センター連絡通路
7番街線北行 ウェイクフィールド-241丁目駅行きパーク・プレイス駅
ハーレム-148丁目駅行き(パーク・プレイス駅)
島式ホーム、左側ドアが開く バリアフリー・アクセス
7番街線南行 ブルックリン・カレッジ駅行きウォール・ストリート駅
ニューロッツ・アベニュー駅行き(ウォール・ストリート駅)
単式ホーム、左側ドアが開く バリアフリー・アクセス
ナッソー・
ストリート線南行
ブロード・ストリート駅行き(終点)
相対式ホーム、右側ドアが開く バリアフリー・アクセス
レキシントン・
アベニュー線北行
ウッドローン駅行きブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅
イーストチェスター-ダイアー・アベニュー駅行き(ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅)
ラッシュ時:ネレイド・アベニュー駅行き(ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅)
レキシントン・
アベニュー線南行
クラウン・ハイツ-ユーティカ・アベニュー駅行きウォール・ストリート駅
ラッシュ時及び深夜:ニューロッツ・アベニュー駅行き(ウォール・ストリート駅)
平日:ブルックリン・カレッジ駅行き(ウォール・ストリート駅)
休日:ボウリング・グリーン駅行き(ウォール・ストリート駅)
相対式ホーム、右側ドアが開く バリアフリー・アクセス
B2
ホーム階
東コンコース 路線間連絡通路
ナッソー・
ストリート線北行
ジャマイカ・センター駅行きチェンバーズ・ストリート駅
単式ホーム、左側ドアが開く バリアフリー・アクセス
西コンコース フルトン・センターへの連絡通路
B3
ホーム階
8番街線北行 インウッド-207丁目駅行きチェンバーズ・ストリート駅
168丁目駅行き(チェンバーズ・ストリート駅)
島式ホーム、左側ドアが開く バリアフリー・アクセス
8番街線南行 レファーツ・ブールバード駅行き、ファー・ロッカウェイ駅行き、ロッカウェイ・パーク駅行きハイ・ストリート駅
ユークリッド・アベニュー駅行き(ハイ・ストリート駅)

IRTレキシントン・アベニュー線

フルトン・ストリート駅
Fulton Street
ニューヨーク市地下鉄
アップタウン方面ホーム
駅情報
ディビジョン AディビジョンIRT
路線 IRTレキシントン・アベニュー線
運行系統    4 Stops all times (終日)
   5 Stops all times except late nights (深夜帯以外)
ホーム数 相対式ホーム 2面
線路数 2線
その他の情報
開業日 1905年1月16日 (1905-01-16)
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
次の停車駅
北側の隣駅 ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅: 4 Stops all times 5 Stops all times except late nights
南側の隣駅 ウォール・ストリート駅: 4 Stops all times 5 Stops all times except late nights


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅: 4 Stops all times 5 Stops all times except late nights
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス ボウリング・グリーン駅: 4 Stops all times 5 Stops all times except late nights
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車

IRTレキシントン・アベニュー線フルトン・ストリート駅相対式ホーム2面2線の駅でブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅からの延伸によって1905年1月16日に開業した[4]。ブロードウェイ直下に設置されている。

かつては南行ホームのみが障害者対応だった。2012年10月にはデイ・ストリートに新たな入口が設置され、その際にエレベーターが設置されたためである。2014年11月には北行ホームにもエレベーターが設置され、両ホームが障害者対応になった。

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IRTブロードウェイ-7番街線

フルトン・ストリート駅
Fulton Street
ニューヨーク市地下鉄
7番街線ホーム
駅情報
ディビジョン AディビジョンIRT
路線 IRTブロードウェイ-7番街線
運行系統    2 Stops all times (終日)
   3 Stops all times except late nights (深夜帯以外)
ホーム数 島式ホーム 1面
線路数 2線
その他の情報
開業日 1918年7月1日 (1918-07-01)
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
次の停車駅
北側の隣駅 パーク・プレイス駅: 2 Stops all times 3 Stops all times except late nights
南側の隣駅 ウォール・ストリート駅: 2 Stops all times 3 Stops all times except late nights


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス チェンバーズ・ストリート駅: 2 Stops all times 3 Stops all times except late nights
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス ボロー・ホール駅: 2 Stops all times 3 Stops all times except late nights
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車

IRTブロードウェイ-7番街線フルトン・ストリート駅は1918年7月1日にブルックリン支線の駅として開業した。クラーク・ストリート・トンネルが開通するまでは隣のウォール・ストリート駅がブルックリン支線の終点であった。

フルトン・ストリート駅は島式ホーム1面2線の標準的なローカル駅である。ブルックリン方面はK2番線、マンハッタン方面はK3番線である。これはキロ程を定めるチェイニングに基づく名称で、一般的なものではない。チェイニングの起点となる起点標はブロードウェイ-44丁目にある42丁目シャトルとの合流点に設けられており、フルトン・ストリート駅は約19,700フィート(3.7マイル)の位置にある。ただし、フルトン・ストリート駅は急行線上に設けられたローカル駅(ブルックリン支線は本線では急行線にあたる)であり、番線表記が急行線のものになっているのが標準と少し異なる点である。

フルトン・ストリート駅にはメザニンが2つあり、フルトン・ストリートの両側に分かれている。終日営業の出入口は南メザニンにあり、フルトン・ストリート-ウィリアム・ストリート交差点の南東角にある。北側はフルトン・ストリートとウィリアム・ストリート交差点北東に設置されている。エレベーターは南端に設置されているほか、他線への乗り換えは8番街線ホームを経由する必要がある。

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BMTナッソー・ストリート線

フルトン・ストリート駅
Fulton Street
ニューヨーク市地下鉄
ブロード・ストリート方面ホーム
駅情報
ディビジョン BディビジョンBMT
路線 BMTナッソー・ストリート線
運行系統    J Stops all times (終日)
   Z Stops rush hours in peak direction only (ラッシュ時・混雑方向)
駅階数 2層
ホーム数 相対式ホーム 2面(各層 1面)
線路数 2線(各層 1線)
その他の情報
開業日 1931年5月30日 (1931-05-30)[5]
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
次の停車駅
北側の隣駅 チェンバーズ・ストリート駅: J Stops all times Z Stops rush hours in peak direction only
南側の隣駅 ブロード・ストリート駅: J Stops all times Z Stops rush hours in peak direction only


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス マーシー・アベニュー駅 (ジャマイカ線経由): J Stops all times Z Stops rush hours in peak direction only
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス なし: J Stops all times Z Stops rush hours in peak direction only
ジェイ・ストリート-メトロテック駅: 定期運行なし
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops rush hours in peak direction only ラッシュ時に混雑方向のみ停車
配線図
2層区間
上層線路は下層線路の上
上層階
下層階

BMTナッソー・ストリート線フルトン・ストリート駅相対式ホーム2面2線の駅であるが、ナッソー・ストリートの幅が狭いため2層構造になっており、ダウンタウン方面が上層階、アップタウン方面が下層階に停車する。構内レイアウトも他の駅とは異なっており、アップタウン方面ホームへの出入口はナッソー・ストリートの西側、ダウンタウン方面ホームへの出入口は東側(通常はこの逆)になっている。さらに下を走っているIND8番街ホームを経由してホーム間を移動することができる。

出口はナッソー・ストリートとフルトン・ストリートに設けられている。ジョン・ストリートに出る南出口はラッシュ時のみ利用可能である。アン・ストリートに出る北出口は閉鎖されている。ビークマン・ストリートおよびペース大学への通路が北の端にあるが、改札外であり1ブロック以上の長さがある。

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IND8番街線

フルトン・ストリート駅
Fulton Street
ニューヨーク市地下鉄
8番街線ホーム
駅情報
ディビジョン BディビジョンIND
路線 IND8番街線
運行系統    A Stops all times (終日)
   C Stops all times except late nights (深夜帯以外)
ホーム数 島式ホーム 1面
線路数 2線
その他の情報
開業日 1933年2月1日 (1933-02-01)[6]
バリアフリー設備 バリアフリー・アクセス
旧駅名/名称 ブロードウェイ-ナッソー・ストリート駅
Broadway–Nassau Street
次の停車駅
北側の隣駅 チェンバーズ・ストリート駅: A Stops all times C Stops all times except late nights
南側の隣駅 ハイ・ストリート駅: A Stops all times C Stops all times except late nights


北側の隣駅 バリアフリー・アクセス 西4丁目-ワシントン・スクエア駅: A Stops all times C Stops all times except late nights
南側の隣駅 バリアフリー・アクセス ジェイ・ストリート-メトロテック駅: A Stops all times C Stops all times except late nights
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops all times 終日停車

IND8番街線フルトン・ストリート駅島式ホーム1面2線の駅である。開業当時はブロードウェイ-ナッソー・ストリート駅(Broadway–Nassau Street)と呼ばれていた。地下約18メートル(60フィート)のところにあり、同深度の他駅と同様に管状の駅になっている。壁面には紫色のタイルで帯が引かれており、"FULTON" と書かれたタイルが取り付けられている。2010年12月に複合駅内の他駅と統合する形でフルトン・ストリート駅と改名されるまで、"BWAY"(Broadwayの略)と "NASSAU" が交互に現れる開業当時のタイルが残っていた[7]。柱や吊下看板の駅名は新しくなっている。

ナンシー・ホルトの "Astral Grating" という作品がメザニンに展示されていたが、改装時に撤去されてしまった。

メザニンにはIRTブロードウェイ-7番街線およびBMTナッソー・ストリート線のホーム行きエレベーターが設けられている。また、ウィリアム・ストリート-フルトン・ストリート交差点の南西角とメザニンの間にもエレベーターが設けられている。

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周辺施設

脚注

  1. New York Times, Transfer Points Under Higher Fare, June 30, 1948, page 19
  2. Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. Metropolitan Transportation Authority. 2016年4月18日閲覧。
  3. Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. Metropolitan Transportation Authority. 2015年4月25日閲覧。
  4. Subway at Fulton Street busy New York Times Retrieved January 03, 2010
  5. New York Times, Mayor Drives Train in New Subway Link, May 30, 1931, page 11
  6. ニューヨークタイムズ著、"City Opens Subway to Brooklyn Today"(1933年2月1日)の19ページ目を参照
  7. http://www.mta.info/nyct/service/FultonStreetStation.htm

参考文献

外部リンク

nycsubway.org:

Station Reporter:

MTA's Arts For Transit:

Google Street View:

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