ディズニープリンセス
解説
アメリカのディズニー公式サイトによれば、ディズニープリンセスは白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、アナ、エルサ、モアナ、ラーヤの15人であり[1]、彼女たちは「ディズニープリンセスオールスターズ」と総称される。
上述した15人のプリンセス以外はディズニープリンセスとしてはイレギュラーだが、ディズニーアニメーション作品に主人公やヒロインとして登場する女性キャラクターは、実際にプリンセスか否かを問わずにディズニープリンセスとして扱れることがあり、彼女たちは「ディズニーヒロインズ」に分類される。以下はその代表的な例である。
- ディズニープリンセスとのタイアップ作品である漫画『きらら☆プリンセス』、テレビシリーズ『ちいさなプリンセス ソフィア』、映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』、テレビシリーズ『アバローのプリンセス エレナ』の作中では、各主人公のきらら、えりか、ソフィア姫、アンバー姫、ヴァネロペ、エレナ、ナオミが、オールスターズと共にプリンセスの一員として扱われている。
- テレビシリーズ『ちいさなプリンセス ソフィア』の長編エピソード「プリンセスアイビーののろい」には、ディズニーヴィランズ側のプリンセスとして、アイビー姫が登場する。
- ゲーム『キングダム ハーツ』シリーズでは、同作のヒロインであるカイリが、白雪姫(白雪姫)、シンデレラ(シンデレラ)、オーロラ(眠れる森の美女)、ベル(美女と野獣)、ジャスミン(アラジン)、アリス(ふしぎの国のアリス)と共に「セブンプリンセス」の一員として扱われている。
- CD『Princess Collection 2』では、マリアン姫(ロビン・フッド)、ナラ(ライオン・キング)、キアラ(ライオン・キングII)、メガラ(ヘラクレス)の4人がオールスターズと共に参加している。
- DVD『Disney Princess Sing Along Songs: Once Upon a Dream』において、メガラ、ミニー姫(ミッキー・ドナルド・グーフィーの三銃士)、ティン・ティン、メイ、スーの皇女三姉妹(ムーランII)の5人がオールスターズと共に参加している。
- DVD『Disney Princess Sing Along Songs: Enchanted Tea Party』において、アリス、マリアン姫、メロディ(リトル・マーメイドII)の3人がオールスターズと共に参加している。
また、『魔法にかけられて』の主人公であるジゼル姫は、前作『ムーラン』より「9年ぶりのディズニープリンセス」と映画の広告などで紹介された[注 1]。しかし、ジゼル役のエイミー・アダムスの肖像に生涯報酬を払わなくてはならないことが判明したため、ディズニーはジゼルをディズニープリンセスに含めない方針を固めた[2]。現在、ジゼルのアニメーション・実写両方の姿を使用した独自の商品展開が行われている。
一覧
ディズニープリンセスオールスターズ
No | 名前 | 登場作品 (公開年) |
カラー | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 白雪姫[3] | 白雪姫 (1937年) |
青 水色 黄色 薄黄色 赤 黒 |
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2 | シンデレラ[3] (エラ) |
シンデレラ (1950年) |
青 水色 白 黄色 |
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3 | オーロラ姫[3] (ブライア・ローズ) |
眠れる森の美女 (1959年) |
マゼンタ ピンク 黄色 |
|
4 | アリエル[3] | リトル・マーメイド (1989年) |
赤 緑 ミントグリーン |
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5 | ベル[3] | 美女と野獣 (1991年) |
黄色 黄金色 薄黄色 茶色 |
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6 | ジャスミン[3] | アラジン (1992年) |
シアン 菫色 藍色 黄金色 |
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7 | ポカホンタス | ポカホンタス (1995年) |
黄土色 オレンジ色 橙色 |
|
8 | ファ・ムーラン (ムーラン) |
ムーラン (1998年) |
青緑 黄緑 群青色 レモン色 茜色 桃色 ピンク フクシャ マゼンタ セルリアンブルー ミントグリーン 萌黄色 |
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9 | ティアナ | プリンセスと魔法のキス (2009年) |
黄緑 水色 茶色 朽葉色 薄黄緑 |
|
10 | ラプンツェル[3] | 塔の上のラプンツェル (2010年) |
紫 菫色 マゼンタ ピンク 黄色 |
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11 | メリダ王女 (メリダ) |
メリダとおそろしの森 (2012年) |
赤橙色 鴨の羽色 |
|
12 | アナ王女 (アナ) |
アナと雪の女王 (2013年) |
紫 群青色 紺色 水色 黒 マルーン |
|
13 | エルサ女王 (エルサ) |
空色 水色 白 白銀色 |
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14 | モアナ・ワイアリキ[3] (モアナ) |
モアナと伝説の海 (2016年) |
スカーレット クリーム色 褐色 |
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15 | ラーヤ | ラーヤと龍の王国 (2021年) |
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ディズニーヒロインズ
No | 名前 | 登場作品 (公開年) |
カラー | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | アリス | ふしぎの国のアリス (1951年) |
水色 白 黄色 |
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2 | ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング (ウェンディ) |
ピーター・パン (1953年) |
水色 黄色 |
|
3 | ティンカー・ベル (ティンク) |
黄緑 黄色 |
| |
4 | エロウィー姫 (エロウィー) |
コルドロン (1985年) |
マゼンタ ピンク 紺色 黄色 えんじ色 |
|
5 | エスメラルダ | ノートルダムの鐘 (1996年) |
青紫 藤色 水色 白 乳白色 白銀色 コンテナブルー |
|
6 | メガラ | ヘラクレス (1997年) |
紫 マゼンタ マルーン |
|
7 | ジェーン・ポーター (ジェーン) |
ターザン (1999年) |
黄色 レモン色 茶色 |
|
8 | メロディ | リトル・マーメイドII (2000年) |
黒 茶色 |
|
9 | キーダ姫 (キーダ) |
アトランティス 失われた帝国 (2001年) |
群青色 灰色 白銀色 |
|
10 | リロ | リロ&スティッチ (2002年) |
赤 ベージュ |
|
11 | ソフィア姫 (ソフィア) |
ちいさなプリンセス ソフィア (2012年) |
藤色 薄紫色 茶色 |
|
12 | アンバー姫 (アンバー) |
黄緑 蜂蜜色 琥珀色 |
| |
13 | ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ | シュガー・ラッシュ (2012年) |
緑 黒 |
|
14 | エレナ・カスティーオ・フローレス[7] (エレナ) |
アバローのプリンセス エレナ (2016年) |
紅色 深紅色 薄紅色 ワインレッド |
|
15 | ナオミ・ターナー (ナオミ) |
青緑 紺色 白 藤色 |
作品
DVD
- 『ディズニープリンセス 憧れのバースデイ・パーティー』(2005年7月20日発売)VWDS-4908
- 『ディズニープリンセス 夢見るパジャマ・パーティー』(2006年8月23日発売)VWDS-5180
- 『ディズニープリンセス ジャスミン 本当の宝物』(2005年7月20日発売)VWDS-5004
- 『ディズニープリンセス プリンセスの贈りもの』(2005年7月20日発売)VWDS-5044
- 『ディズニープリンセス プリンセスDVDコレクション』(2005年7月20日発売)VWDS-5076
- 『ディズニープリンセス プリンセスの願いごと』(2005年12月7日発売)VWDS-5120
- 『ディズニープリンセス 魔法にかかったプリンセス』(2006年8月23日発売)VWDS-5182
- 『DISNEY PRINCESS おとぎの国のプリンセス/夢を信じて』(2007年9月19日発売)VWDS-5292
- 『ディズニープリンセス コンプリートBOX』(2010年10月9日発売)VWDS-5658
VHS・LD
- 『プリンセスコレクション ジャスミン:本当の宝物』(1996年2月23日/25日発売)VHS:VWSJ-4102/LD:PILA-1361
- 『プリンセスコレクション ジャスミン:プリンセスの願い』(1996年2月23日/25日発売)VHS:VWSJ-4104/LD:PILA-1362
- 『プリンセスコレクション アリエル:めぐり会い』(1996年2月23日/25日発売)VHS:VWSJ-4106/LD:PILA-1363
- 『プリンセスコレクション アリエル:友だちになりたい』(1996年2月23日/25日発売)VHS:VWSJ-4108/LD:PILA-1364
- 『プリンセスコレクション ジャスミン:勇敢なプリンセス』(1997年3月20日/21日発売)VHS:VWSJ-4182/LD:PILA-1414
- 『プリンセスコレクション ジャスミン:アラジンは誰のもの?』(1997年3月20日/21日発売)VHS:VWSJ-4184/LD:PILA-1415
- 『プリンセスコレクション アリエル:ヒーロー』(1997年3月20日/21日発売)VHS:VWSJ-4186/LD:PILA-1419
- 『プリンセスコレクション アリエル:海の中の学校』(1997年3月20日/21日発売)VHS:VWSJ-4188/LD:PILA-1420
未発売
- Disney Princess Enchanted Tales: A Kingdom of Kindness
- Disney Princess Enchanted Tales: Honesty
- Disney Princess Enchanted Tales: Bonus Disc
- Disney Princess: A Christmas of Enchantment
- Disney Princess Sing Along Songs VOLUME 1-3
雑誌
『ディズニープリンセス』は、かつて日本で発行されていた女児向け雑誌。2002年6月28日に河出書房新社より「KAWADE夢ムック」のシリーズとして発売が開始され、2003年9月11日までに週刊誌として6巻が刊行された。以降、2003年11月10日より隔月刊誌として出版され、2010年1月をもって休刊した[8]。
読者対象は、3歳から7歳までの女児とその母親。読み聞かせの話から、クッキング、ファッション、歌やダンス、マナーレッスンなど幅広い話題と取り扱う。また、付録としてアクセサリー類のおもちゃなどが付く。判型はA4。
イベント
ディズニー・プリンセス・アカデミー
『ディズニー・プリンセス・アカデミー』(Disney Princess Academy)は、ウォルト・ディズニー・ジャパンが手掛けるイベント。「お姫様になるための授業」といった趣旨で、小児[注 4]と保護者を対象にテーブルマナーやダンスなどの講習を開催する。2001年夏にディズニーアンバサダーホテルで実験的に開催された際には、延べ9000人が参加した。2002年以降は、ブルボンの協賛を得て、会場を5都市に広げて開催されている。
ディズニー・プリンセス・デイズ
『ディズニー・プリンセス・デイズ』(Disney Princess Days)は、東京ディズニーランドのスペシャルイベント。プリンセスに扮したミニーマウスとディズニープリンセス達がティーパーティーを催すという設定で、2005年と2006年の1月から3月にかけて期間限定で開催された。
2007年1月17日から3月23日には、『ディズニー・プリンセス・デイズ “ミニーの夢見るティアラ”』(Disney Princess Days - Minnie's Tiara of Dreams)と題して、パレード『ミニーのティアラ・オブ・ドリーム』(Minnie's Tiara of Dream)と、ステージショー『ミニーのプリンセス・グリーティング』(Disney's Rose Princess Greeting)が開催された。
脚注
注釈
出典
- “Disney Princess” (英語). Disney Princess Official Website. 2021年9月30日閲覧。
- Disney Reaches to the Crib To Extend Princess Magic ウォール・ストリート・ジャーナル 2007年11月19日付
- “ディズニープリンセス”. ディズニー公式. 2021年2月27日閲覧。
- 『アナ雪』効果でノルウェーの観光業が活性化 シネマトゥデイ 2021年9月9日閲覧
- Eric Jernigan (2022年8月19日). “World Princess Week Returns August 21-27”. Disney Parks Blog. 2022年8月21日閲覧。
- 豪華すぎ!「シュガー・ラッシュ オンライン」でプリンセスたちが”セルフィー” 映画.com 2018年7月11日付
- ディズニー初!ラテン系のプリンセスが誕生!「アバローのプリンセス エレナ」ディズニー・チャンネルにて放送スタート PR TIMES 2021年9月9日閲覧
- ディズニープリンセスとは コトバンク 2015年1月28日閲覧
関連項目
- ディズニーヴィランズ - ディズニー作品に登場する悪役のキャラクターの総称
- ディズニーフェアリーズ - ティンカー・ベルに登場する妖精のキャラクターの総称
- ディズニーキャラクターの一覧
外部リンク
- Disney Princess - 公式ウェブサイト(英語)
- ディズニープリンセス - ディズニー公式
- ディズニープリンセス - ディズニーキッズ公式
- アルティメット・プリンセス・セレブレーション - ディズニー公式