カイル・ライト (野球)

カイル・ライト
*Kyle Wright*
アトランタ・ブレーブス #30
	AAA級グウィネット・ストライパーズ時代; （2018年8月19日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	アラバマ州マディソン郡ハンツビル
生年月日	1995年10月2日（27歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2017年 MLBドラフト1巡目
初出場	2018年9月4日
年俸	$720,000（2022年）[1]
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	バックホーン高等学校; ヴァンダービルト大学; アトランタ・ブレーブス (2018 - );
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
	この表について

カイル・ハーディ・ライト（Kyle Hardy Wright, 1995年 10月2日 - ）は、アメリカ合衆国アラバマ州マディソン郡ハンツビル出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。

経歴

ヴァンダービルト大学時代の2016年には第40回日米大学野球選手権大会にアメリカ合衆国代表として参加した[2]。

2017年のMLBドラフト1巡目（全体5位）でアトランタ・ブレーブスから指名され[3]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプロデビュー。A+級フロリダ・ファイヤーフロッグスでもプレーし、2球団合計で9試合に先発登板して0勝1敗、防御率2.65、18奪三振を記録した。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは25位、ブレーブスの組織内では2位にランクインした[4][5]。シーズンでは開幕からAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[6]。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[7]、4日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー（4番手で登板して2回を無失点）[8]。

2021年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対決。11月2日の試合に勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を経験した[9]。

2022年はブレイクを果たし、最多勝のタイトルを記録するなど、チームの地区優勝に貢献した。オフの11月16日に全米野球記者協会（BBWAA）から4位票が1、5位票が1の計3ポイントでサイ・ヤング賞10位となった[10]。

選手としての特徴

カーブ、スライダーなど4球種[5]を操る実戦型の右腕。本人は「長所はメンタル。チェンジアップが課題」と語っている[11]。速球の最速は2019年に記録した98mph（約157.7km/h）。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2018	ATL	4	0	0	0	----	28	6.0	4	2	6	0	0	5	0	3	3	4.50	1.67
2019		7	4	0	3	.000	93	19.2	24	4	13	1	1	18	2	19	19	8.69	1.88
2020		8	8	2	4	.333	168	38.0	35	7	24	1	0	30	1	23	22	5.21	1.55
2021		2	2	0	1	.000	35	6.1	7	2	5	0	4	6	1	7	7	9.95	1.89
2022		30	30	21	5	.808	738	180.1	156	19	53	0	9	174	7	67	64	3.19	1.16
MLB：5年		51	44	23	13	.639	1062	250.1	226	34	101	2	14	233	11	119	115	4.13	1.31

2022年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2018	ATL	4	1	0	0	0	1.000
2019		7	1	1	0	0	1.000
2020		8	4	3	0	0	1.000
2021		2	0	0	0	0	----
2022		30	23	23	0	1	1.000
MLB		51	29	27	0	1	1.000

2022年度シーズン終了時

タイトル

最多勝利：1回（2022年）

記録

MiLB

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2018年）

背番号

73（2018年）
65（2019年 - 同年途中）
30（2019年途中 - ）

代表歴

第40回日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表（2016年）

脚注

“Kyle Wright Contract Details, Salaries, & Earnings” (English). Spotrac. 2022年10月15日閲覧。
アメリカ大学代表カイル・ライト
Mark Bowman (2017年6月12日). “Braves grab touted Vandy arm Wright at No. 5” (英語). MLB.com. 2018年7月23日閲覧。
2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on July 23, 2018.
2018 MLB Prospects Watch – Atlanta Braves Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on July 23, 2018.
Jim Callis (2018年7月6日). “Futures Game rosters packed with prospects” (英語). MLB.com. 2018年7月23日閲覧。
Ben Weinrib (2018年9月1日). “Wright, No. 2 prospect, among Braves' callups” (英語). MLB.com. 2018年9月2日閲覧。
Mark Bowman (2018年9月5日). “Newcomb's rough patch continues in loss to Sox” (英語). MLB.com. 2018年9月5日閲覧。
Anthony Castrovince (2021年11月2日). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。
“Marlins’ Sandy Alcantara rolls to unanimous victory in Cy Young race” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。
「2018 プロスペクト・ランキングTOP101」『月刊スラッガー』2018年5月号日本スポーツ企画出版社 46頁

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Kyle Wright stats MiLB.com （英語）
Kyle Wright (@Kyle_Wright44) - Twitter
Kyle Wright (@kyle_wright44) - Instagram

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[1] “Kyle Wright Contract Details, Salaries, & Earnings” (English). Spotrac. 2022年10月15日閲覧。

[2] アメリカ大学代表カイル・ライト

[3] Mark Bowman (2017年6月12日). “Braves grab touted Vandy arm Wright at No. 5” (英語). MLB.com. 2018年7月23日閲覧。

[4] 2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on July 23, 2018.

[prospectswatch2018atl-5] 2018 MLB Prospects Watch – Atlanta Braves Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on July 23, 2018.

[6] Jim Callis (2018年7月6日). “Futures Game rosters packed with prospects” (英語). MLB.com. 2018年7月23日閲覧。

[7] Ben Weinrib (2018年9月1日). “Wright, No. 2 prospect, among Braves' callups” (英語). MLB.com. 2018年9月2日閲覧。

[8] Mark Bowman (2018年9月5日). “Newcomb's rough patch continues in loss to Sox” (英語). MLB.com. 2018年9月5日閲覧。

[9] Anthony Castrovince (2021年11月2日). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。

[10] “Marlins’ Sandy Alcantara rolls to unanimous victory in Cy Young race” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。

[11] 「2018 プロスペクト・ランキングTOP101」『月刊スラッガー』2018年5月号日本スポーツ企画出版社 46頁

アトランタ・ブレーブスロースター
投手	49 コルビー・アラード 36 イアン・アンダーソン 61 ニック・アンダーソン 60 ジェシー・チャベス（故障者リスト） 46 ディラン・ドッド 55 ブライス・エルダー 54 マックス・フリード（故障者リスト） 71 ベン・ヘラー 26 ライセル・イグレシアス 77 ジョー・ヒメネス 52 ディラン・リー（故障者リスト） 68 タイラー・マツェック（故障者リスト） 32 コリン・マクヒュー 33 A.J.ミンター 50 チャーリー・モートン 69 ロデリー・ムニョス 59 デレック・ロドリゲス 45 ジャレッド・シュスター 62 AJ・スミス＝ショウバー 40 マイケル・ソロカ 99 スペンサー・ストライダー 51 マイケル・トンキン 64 ダリウス・バインズ 30 カイル・ライト（故障者リスト） 22 カービー・イエーツ 19 ワスカル・イノア（故障者リスト） 65 ダニー・ヤング
捕手	16 トラビス・ダーノー 12 ショーン・マーフィー 48 チャドウィック・トロンプ
内野手	9 エイーレ・アドリアンサ（故障者リスト） 1 オジー・アルビーズ 11 オーランド・アルシア 53 チャーリー・カルバーソン 18 ボーン・グリソム 28 マット・オルソン 27 オースティン・ライリー 24 ブレイデン・シューメイク -- ルーク・ウィリアムズ
外野手	13 ロナルド・アクーニャ・ジュニア 23 マイケル・ハリス2世 14 サム・ヒリアード 17 ケビン・ピラー 8 エディ・ロサリオ 38 イーライ・ホワイト
指名打者	20 マーセル・オズナ
監督・コーチ	43 ブライアン・スニッカー（監督） 4 ウォルト・ワイス（ベンチコーチ） 26 ケビン・サイツァー（打撃コーチ） 70 ボビー・マガヤネス（打撃コーチ補佐） 10 チッパー・ジョーンズ（打撃コンサルタント） 39 リック・クラニッツ（投手コーチ） 2 エリック・ヤング（一塁コーチ） 37 ロン・ワシントン（三塁コーチ） 58 ドリュー・フレンチ（ブルペンコーチ） 57 サル・ファサーノ（捕手コーチ） 97 ジミー・レオ（ブルペン捕手） 99 ホセ・イェペス（ブルペン捕手） 98 トマス・ペレス（打撃投手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2023年6月30日更新

ナショナルリーグ最多勝投手
1870年代	76 アルバート・スポルディング 77 トミー・ボンド 78 トミー・ボンド 79 モンテ・ウォード
1880年代	80 ジム・マコーミック 81 ラリー・コーコラン、ジム・ホイットニー 82 ジム・マコーミック 83 チャールズ・ラドボーン 84 チャールズ・ラドボーン 85 ジョン・クラークソン 86 レディ・ボールドウィン、ティム・キーフ 87 ジョン・クラークソン 88 ティム・キーフ 89 ジョン・クラークソン
1890年代	90 ビル・ハッチソン 91 ビル・ハッチソン 92 ビル・ハッチソン、サイ・ヤング 93 フランク・キレン 94 エイモス・ルーシー 95 サイ・ヤング 96 フランク・キレン、キッド・ニコルズ 97 キッド・ニコルズ 98 キッド・ニコルズ 99 ジェイ・ヒューズ、ジョー・マクギニティ
1900年代	00 ジョー・マクギニティ 01 ビル・ドノバン 02 ジャック・チェスブロ 03 ジョー・マクギニティ 04 ジョー・マクギニティ 05 クリスティ・マシューソン 06 ジョー・マクギニティ 07 クリスティ・マシューソン 08 クリスティ・マシューソン 09 モーデカイ・ブラウン
1910年代	10 クリスティ・マシューソン 11 ピート・アレクサンダー 12 ラリー・チェニー、ルーブ・マーカード 13 トム・シートン 14 ピート・アレクサンダー 15 ピート・アレクサンダー 16 ピート・アレクサンダー 17 ピート・アレクサンダー 18 ヒッポ・ボーン 19 ジェシー・バーンズ
1920年代	20 ピート・アレクサンダー 21 ウィルバー・クーパー、バーリー・グライムス 22 エッパ・リクシー 23 ドルフ・ルケ 24 ダジー・ヴァンス 25 ダジー・ヴァンス 26 ピート・ドナヒュー、レイ・クレーマー、リー・メドウズ、フリント・レム 27 チャーリー・ルート 28 ラリー・ベントン、バーリー・グライムス 29 パット・マローン
1930年代	30 レイ・クレーマー、パット・マローン 31 ジャンボ・エリオット、ビル・ハラハン、ヘイニー・マイネ 32 ロン・ワーネギー 33 カール・ハッベル 34 ディジー・ディーン 35 ディジー・ディーン 36 カール・ハッベル 37 カール・ハッベル 38 ビル・リー 39 バッキー・ウォルターズ
1940年代	40 バッキー・ウォルターズ 41 カービー・ヒグビー、ウィット・ワイアット 42 モート・クーパー 43 モート・クーパー、エルマー・リドル、リップ・シーウェル 44 バッキー・ウォルターズ 45 レッド・バーレット 46 ハウィー・ポレット 47 イーウェル・ブラックウェル 48 ジョニー・セイン 49 ウォーレン・スパーン
1950年代	50 ウォーレン・スパーン 51 ラリー・ジャンセン、サル・マグリー 52 ロビン・ロバーツ 53 ロビン・ロバーツ、ウォーレン・スパーン 54 ロビン・ロバーツ 55 ロビン・ロバーツ 56 ドン・ニューカム 57 ウォーレン・スパーン 58 ボブ・フレンド、ウォーレン・スパーン 59 ルー・バーデット、サム・ジョーンズ、ウォーレン・スパーン
1960年代	60 アーニー・ブログリオ、ウォーレン・スパーン 61 ジョーイ・ジェイ、ウォーレン・スパーン 62 ドン・ドライスデール 63 サンディー・コーファックス、フアン・マリシャル 64 ラリー・ジャクソン 65 サンディー・コーファックス 66 サンディー・コーファックス 67 マイク・マコーミック 68 フアン・マリシャル 69 トム・シーバー
1970年代	70 ボブ・ギブソン、ゲイロード・ペリー 71 ファーガソン・ジェンキンス 72 スティーブ・カールトン 73 ロン・ブライアント 74 アンディ・メサースミス、フィル・ニークロ 75 トム・シーバー 76 ランディ・ジョーンズ 77 スティーブ・カールトン 78 ゲイロード・ペリー 79 ジョー・ニークロ、フィル・ニークロ
1980年代	80 スティーブ・カールトン 81 トム・シーバー 82 スティーブ・カールトン 83 ジョン・デニー 84 ウォーキーン・アンドゥハー 85 ドワイト・グッデン 86 フェルナンド・バレンズエラ 87 リック・サトクリフ 88 オーレル・ハーシュハイザー、ダニー・ジャクソン 89 マイク・スコット
1990年代	90 ダグ・ドレイベック 91 トム・グラビン、ジョン・スマイリー 92 トム・グラビン、グレッグ・マダックス 93 ジョン・バーケット、トム・グラビン 94 ケン・ヒル、グレッグ・マダックス 95 グレッグ・マダックス 96 ジョン・スモルツ 97 デニー・ネーグル 98 トム・グラビン 99 マイク・ハンプトン
2000年代	00 トム・グラビン 01 マット・モリス、カート・シリング 02 ランディ・ジョンソン 03 ラス・オルティス 04 ロイ・オズワルト 05 ドントレル・ウィリス 06 アーロン・ハラング、デレク・ロウ、ブラッド・ペニー、ジョン・スモルツ、ブランドン・ウェブ、カルロス・ザンブラーノ 07 ジェイク・ピービー 08 ブランドン・ウェブ 09 アダム・ウェインライト
2010年代	10 ロイ・ハラデイ 11 イアン・ケネディ、クレイトン・カーショウ 12 ジオ・ゴンザレス 13 アダム・ウェインライト、ジョーダン・ジマーマン 14 クレイトン・カーショウ 15 ジェイク・アリエータ 16 マックス・シャーザー 17 クレイトン・カーショウ 18 ジョン・レスター、マイルズ・マイコラス、マックス・シャーザー 19 スティーブン・ストラスバーグ
2020年代	20 ダルビッシュ有 21 フリオ・ウリアス 22 カイル・ライト