アイソーラー・ツアー
アイソーラー・ツアー(英語: Isolar Tour)は、イギリスのミュージシャンであるデヴィッド・ボウイが1976年に行った、アルバム『ステイション・トゥ・ステイション』のリリースに伴うコンサート・ツアー。シン・ホワイト・デューク・ツアー[1]、ステイション・トゥ・ステイション・ツアー[2]、ホワイト・ライト・ツアー[3]としても知られる。
Isolar Tour | ||||
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2月28日のトロント公演での写真 | ||||
デヴィッド・ボウイ の コンサート・ツアー | ||||
関連アルバム | ステイション・トゥ・ステイション | |||
初日 | 1976年2月2日 | |||
最終日 | 1976年5月18日 | |||
行程 | 2 | |||
公演数 | 65 | |||
デヴィッド・ボウイ ツアー 年表 | ||||
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概要
このツアーでボウイは、『ステイション・トゥ・ステイション』の表題曲で紹介される架空の人物「シン・ホワイト・デューク (痩せた青白き公爵)」を演じ、インタビューではアドルフ・ヒトラーやナチス・ドイツを擁護する発言をしたり[4]、ファンに向かってナチス式敬礼を行ったり(ボウイ本人はこれを否定している)した[5]ことで物議を醸した。
3月23日のユニオンデール公演は録音され、『ライヴ・ナッソー・コロシアム '76』として2010年に『ステイション・トゥ・ステイション』のスペシャル・エディションとデラックス・エディションの一部としてリリース[6]、2016年には『フー・キャン・アイ・ビー・ナウ? 1974-1976』[7]に収録、2017年に初めて単独作品としてリリースされた[8]。
セットリスト
これは1976年5月7日にイングランドのロンドンで行われたライブのセットリストであり、ツアー期間中の全てのセットリストを表すものではない[9]。
- アンダルシアの犬[注 1]
- ステイション・トゥ・ステイション
- サフラジェット・シティ
- フェイム
- ワード・オン・ア・ウィング
- ステイ
- 僕は待ち人
- クイーン・ビッチ
- 火星の生活
- 5年間
- デトロイトでのパニック
- チェンジス
- TVC 15 (ワン・ファイヴ)
- ダイアモンドの犬
アンコール - 愛しき反抗
- ジーン・ジニー
演奏された曲
『ハンキー・ドリー』から
- チェンジス
- 火星の生活
- クイーン・ビッチ
『ジギー・スターダスト』から
- 5年間
- サフラジェット・シティ
『アラジン・セイン』から
- デトロイトでのパニック
- ジーン・ジニー
『ダイアモンドの犬』から
- ダイアモンドの犬
- 愛しき反抗
『ヤング・アメリカンズ』から
『ステイション・トゥ・ステイション』から
- ステイション・トゥ・ステイション
- ゴールデン・イヤーズ
- ワード・オン・ア・ウィング
- TVC 15 (ワン・ファイヴ)
- ステイ
その他の曲
- 僕は待ち人
- シスター・ミッドナイト
参加ミュージシャン
ツアー日程
日付 | 都市 | 国 | 会場 | 観客数 | 収益 |
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北米 | |||||
1976年2月2日 | バンクーバー | カナダ | パシフィック・コロシアム | 不明 | 不明 |
1976年2月3日 | シアトル | アメリカ合衆国 | シアトル・センター・コロシアム | ||
1976年2月4日 | ポートランド | 退役軍人記念コロシアム | |||
1976年2月6日 | デイリーシティ | カウ・パレス | |||
1976年2月8日 | イングルウッド | ザ・フォーラム | |||
1976年2月9日 | |||||
1976年2月11日 | |||||
1976年2月13日 | サンディエゴ | サンディエゴ・スポーツ・アリーナ | |||
1976年2月15日 | フェニックス | アリゾナ退役軍人記念コロシアム | |||
1976年2月16日 | アルバカーキ | アルバカーキ・シビック・オーディトリアム | |||
1976年2月17日 | デンバー | マクニコルズ・スポーツ・アリーナ | |||
1976年2月20日 | ミルウォーキー | メッカ・アリーナ | |||
1976年2月21日 | カラマズー | ウィングス・スタジアム | |||
1976年2月22日 | エバンズビル | ロバーツ・ミュニシパル・スタジアム | |||
1976年2月23日 | シンシナティ | リバーフロント・スタジアム | |||
1976年2月25日 | モントリオール | カナダ | モントリオール・フォーラム | ||
1976年2月26日 | トロント | メープルリーフ・ガーデンズ | |||
1976年2月27日 | クリーブランド | アメリカ合衆国 | 公会堂 | ||
1976年2月28日 | |||||
1976年2月29日 | デトロイト | オリンピア・スタジアム | |||
1976年3月1日 | |||||
1976年3月3日 | シカゴ | 国際円形劇場 | |||
1976年3月5日 | セントルイス | キール・オーディトリアム | |||
1976年3月6日 | メンフィス | ミッドサウス・コロシアム | 11,673 | $85,015[10] | |
1976年3月7日 | ナッシュビル | ナッシュビル・ミュニシパル・オーディトリアム | 7,700 | $51,000[10] | |
1976年3月8日 | アトランタ | オムニ・コロシアム | 不明 | 不明 | |
1976年3月9日 | ジャクソンビル | ジャクソンビル・コロシアム | |||
1976年3月11日 | ピッツバーグ | シビック・アリーナ | |||
1978年3月12日 | ノーフォーク | ノーフォーク・スコープ | |||
1976年3月13日 | ランドーバー | キャピタル・センター | |||
1976年3月14日 | |||||
1976年3月15日 | フィラデルフィア | スペクトラム | 36,000 | $260,000[11] | |
1976年3月16日 | |||||
1976年3月17日 | ボストン | ボストン・ガーデン | 不明 | 不明 | |
1976年3月19日 | バッファロー | バッファロー・メモリアル・オーディトリアム | 12,000 | $87,235[11] | |
1976年3月20日 | ロチェスター | ロチェスターコミュニティ戦争記念館 | 8,358 | $58,720[11] | |
1976年3月21日 | スプリングフィールド | スプリングフィールド・シビック・センター | 6,752 | $46,572[11] | |
1976年3月22日 | ニューヘイブン | ニューヘイブン・コロシアム | 不明 | 不明 | |
1976年3月23日 | ユニオンデール | ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアム | |||
1976年3月26日 | ニューヨーク | マディソン・スクエア・ガーデン | |||
ヨーロッパ | |||||
1976年4月7日 | ミュンヘン | 西ドイツ | オリンピアハレ | 不明 | 不明 |
1976年4月6日 | デュッセルドルフ | フィリップスハレ | |||
1976年4月10日 | 西ベルリン | ドイチュラント・ハレ | |||
1976年4月11日 | ハンブルク | 西ドイツ | コングレス・センター・ハンブルク | ||
1976年4月12日 | |||||
1976年4月13日 | フランクフルト | フェストハレ・フランクフルト | |||
1976年4月14日 | ルートヴィヒスハーフェン | フリードリヒ・エーベルト・ハレ | |||
1976年4月17日 | チューリッヒ | スイス | ハレンシュタディオン | ||
1976年4月24日 | ヘルシンキ | フィンランド | UKKホール | ||
1976年4月26日 | ストックホルム | スウェーデン | ロイヤル・テニスホール | ||
1976年4月27日 | |||||
1976年4月28日 | ヨーテボリ | スカンジナヴィアム | |||
1976年4月29日 | コペンハーゲン | デンマーク | ファルコナー・センター | ||
1976年4月30日 | |||||
1976年5月3日 | ロンドン | イングランド | エンパイアプール | ||
1976年5月4日 | |||||
1976年5月5日 | |||||
1976年5月6日 | |||||
1976年5月7日 | |||||
1976年5月8日 | |||||
1976年5月11日 | ブリュッセル | ベルギー | フォレスト・ナショナル | ||
1976年5月13日 | ロッテルダム | オランダ | アホイ・ロッテルダム | ||
1976年5月15日 | |||||
1976年5月17日 | パリ | フランス | パビリオン・デ・パリ | ||
1976年5月18日 | |||||
脚注
注釈
- ショウの開始前に上映された。
出典
- Nicholas Pegg, The Complete David Bowie, Reynolds & Hearn Ltd, 2004, ISBN 1-903111-73-0
- Pimm Jal de la Parra, David Bowie: The Concert Tapes, P.J. Publishing, 1985, ISBN 90-900100-5-X
- David Buckley, Strange Fascination: The Definitive Biography of David Bowie, Virgin Books, 1999, ISBN 1-85227-784-X
- Borschel-Dan, Amanda (2016年1月11日). “From 'Heil Hitler' to 'Shalom, Tel Aviv,' the many incarnations of David Bowie”. The Times of Israel. 2016年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月22日閲覧。
- Paytress, Mark (January 2007). “The Controversial Homecoming”. Mojo Classic (60 Years of Bowie): 64.
- “『Station To Station』豪華盤!”. HMV. 2021年3月22日閲覧。
- “[Europe Edition, Box Collection,Import, Vinyl Who Can I Be Now?: 1974-1976]”. HMV. 2021年3月22日閲覧。
- “Live Nassau Coliseum '76”. タワーレコード. 2021年3月22日閲覧。
- “David Bowie Setlist at Wembley Empire Pool, London, England” (英語). 2021年3月22日閲覧。
- “Billboard Box Office 20/3/1976”. 2021年3月22日閲覧。
- “Billboard Box Office 3 April 1976”. 2021年3月22日閲覧。
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