プレミアリーグ (バレーボール)

日本バレーボールにおけるプレミアリーグ日本バレーボール協会及び日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)が主催する日本の社会人バレーボール・Vリーグの1部リーグである。通称はV・プレミアリーグ。本リーグは2017/18シーズンをもって終了し、2018/19シーズンからはV.LEAGUEV1リーグに移行する[1]

V・プレミアリーグ
今シーズン・大会:
現在進行のスポーツイベント バレーボール2017/18Vプレミアリーグ
前身全日本バレーボール選抜男女リーグ
競技バレーボール
創立1994年
会長嶋岡健治
参加チーム男子:8
女子:8
リーグレベル1
下位リーグV・チャレンジリーグ
日本の旗 日本
連盟日本バレーボール協会
最終年2018年
最終優勝男子:パナソニックパンサーズ(6回目)
女子:久光製薬スプリングス(7回目)
最多優勝男子:サントリーサンバーズ(7回)
女子:久光製薬スプリングス(7回)
公式サイトhttps://www.vleague.or.jp/

2005-06までのVリーグ、及びVリーグの前身である全日本バレーボール選抜男女リーグについても本項で詳述する。

沿革

日本リーグ

プレミアリーグの前身である全日本バレーボール選抜男女リーグ(通称日本リーグ)は、「トップチームの強化」、「底辺の普及、開発」ならびに「観客の獲得」を目的に[2]1967年5月13日に男女各6チームでスタートした。(2年前の1965年度には、当時の四強チームである日紡貝塚・日立武蔵・倉レ・ヤシカによる四強シリーズが開催された。)

大会を全国各地で長期にわたり行うリーグ戦プロ野球1936年スタート)、日本サッカーリーグ(1965年スタート)に続くものであった。

第1回日本リーグ参加チームは下記の通り。男子は主に製鉄業、女子は主に紡績・繊維業などの企業が日本のバレーボールを支えていた。

1968年の第2回大会はリーグ戦を5月からはじまる前半と12月からはじまる後半に分けて行われた。1969年の第3回大会以降は原則として、毎年11月から開催されるようになった。

Vリーグ

日本のバレーボールは女子のロサンゼルス五輪を最後にバレーボール三大大会のメダルから遠ざかり、バレーボールの人気も低下していった。1993年にサッカー・Jリーグが誕生し、空前のサッカーブームが起こると、バレーボールもまたプロ化を視野に入れた新リーグ構想が検討された。1994年6月6日に「21世紀に向けたバレー改革案」と題したプロ化構想が発表され、『日本選手のプロ化』、『外国人プロ選手の参加』、『チームを運営する組織づくり』が目標に掲げられた。

1994年12月17日にVリーグは開幕した。1998年までに完全プロ化を目指していたが、1996年9月27日にプロ化の凍結を決定、事実上の断念を宣言した。

法人化

その後、将来のプロ化を前提としたVリーグの法人化が検討され、2003年からは日本協会内部組織としてVリーグ機構が発足した。また同年、一部の試合でホームゲーム方式が導入された。従来、集客は開催地を所管する都道府県協会に任され、チームへの還元はなかったがホームゲームをチームが主催すれば、集客に努力をすればするほど収益が上がる仕組みが出来上がった。

2005年には、協会内部組織であったVリーグ機構が独立し、有限責任中間法人日本バレーボールリーグ機構[3]が発足した。上位チームは韓国VリーグとのVリーグ日韓交流戦や、全日本チームとの兼ね合いなどからこれまで出場を見合わせてきたAVCアジアクラブ選手権にも出場するようになる。

2006年、Vリーグの下部組織であるV1リーグに参加するチームが、Vリーグ機構に加入した事に伴い、リーグ名がプレミアリーグとなった。またV1リーグもチャレンジリーグに変更された。

年表

試合会場

原則としてセントラル開催方式で、各節とも4チームずつが2会場に分かれて試合を行うが、試合日によって男子と女子の同一会場開催や、各チームのホームタウンで行われる「ホームタウンマッチ」の試合も含まれる。なお2007年-2008年シーズンの男子の開幕節(12月15・16日)は有明コロシアムで8チーム全部が集結した完全集中開催が行われた。

いわゆる日本プロ野球Jリーグなどのような完全ホーム・アンド・アウェーではない。

試合方式

2014年4月、Vリーグ機構は2014/15シーズンから以下のような開催方式に変更することを発表した[5][6]

V・レギュラーラウンド

参加8チームによる3回戦総当りで、勝ち点3-2-1方式を導入(第4セットまでの段階で勝利3点、敗戦0点、第5セットでの勝利2点、敗戦1点)。順位は勝ち点を最優先し、上位6チームがファイナル6に進出する。7・8位となったチームはV・チャレンジマッチ(入替戦)に回る。

V・ファイナルステージ

一部の新聞では、V・ファイナルステージのファイナル6・決勝トーナメント(ファイナル3&ファイナル)を総じて「プレーオフ」[7] と称しているものがあるが、本稿ではVリーグ公式サイトの表記に沿って2次リーグを「ファイナル6」、決勝トーナメントを「ファイナル3&ファイナル」と表記する。

ファイナル6

2013-14シーズンまでのセミファイナルラウンドに相当。レギュラーラウンド上位6チーム(2チーム増)による1回戦総当たり。ファイナル6でのポイント(3-2-1方式)に、V・レギュラーラウンドの順位ポイント(1位5点、2位4点、…、6位0点)を合算して順位を決定する。上位3チームがファイナル3&ファイナルに進出する。このファイナル6の順位の4-6位がそのまま年間順位4-6位となる。

ファイナル3&ファイナル

2013-14シーズンまでのファイナルラウンドに相当するファイナル6上位3チームによるステップラダー(パラマス)式決勝トーナメントで、ファイナル6の2位・3位のチームがまずファイナル3で対戦し、その勝者がファイナル6の1位チームとファイナル(優勝決定戦)を行う。順位はファイナル勝利チームを優勝、敗戦チームを2位、ファイナル3敗戦チームを3位とする。なおいずれも1試合制で、ファイナル6終了の次週にファイナル3、さらにその次週にファイナルを行う。

2016-17シーズンからは1試合制であったファイナル3及びファイナルを2試合制に変更することが発表された。2試合終了時に1勝1敗で終わった場合はセット率・ポイント率・得点率に関係なく、ゴールデンセットと題した延長戦(第3戦)を第2試合終了して15分の休憩後に行う。なお、ヨーロッパのリーグ戦で採用されているものとは異なり、通常の25点1セット制とし、先に13点目を挙げたチームが出たところでコートチェンジを行う。[8]

日本リーグ

第1回(1967年)から第15回(1981-1982年シーズン)までと、第21回(1987-88年シーズン)は2回総当たり、第16回(1982-83年シーズン)から第20回(1986-1987年シーズン)は3回戦総当たりのみでそれぞれ順位を決定。

第21回(1988-89年シーズン)から第23回(1990-91年シーズン)の3シーズンは2回総当り予選リーグ終了後、上位4チームが1回総当りの「最終順位決定リーグ」を行ったが、予選リーグとの合算で順位を決定していたために、予選の段階で優勝するチームがあった。

第24回(1991-92年シーズン)からVリーグに移行する前年の第26回(1993-94年シーズン)までは2回総当りの予選リーグ終了後、上位4チームが予選の成績を一旦白紙にしたうえで改めて2回総当りの決勝リーグをし、そこで優勝を争うという仕組みだった。

プレミアリーグ

年度出場チーム数試合方式
11994年男子8
女子8
男女とも3回総当り。1回総当りごとの単位をレグとし、各レグの第1位チーム(但しシーズン総合成績が7、8位のチームは対象外)とそれ以外の成績上位チームを加えた4チームで決勝トーナメントを行った。
21995年予選リーグは前年と同じ。決勝ラウンドは1回総当りに変更された。
31996年3回総当りによる予選リーグ(これまでのレグ単位での1位チーム表彰は廃止となり、通年制となる)終了後、上位4チームがステップラダー(パラマス)方式の決勝(順位決定)トーナメントを行った。
(初日)リーグ戦3位と4位による1回戦(公式には順位決定戦・4位決定)
(2日目)1回戦勝者とリーグ戦2位のチームによる準決勝(同じく順位決定戦・3位決定)
(3日目)準決勝勝者とリーグ戦1位のチームによる優勝決定戦
41997年
51998年男子10
女子10
予選リーグが2回総当りに変更された以外は第3回と同じ。
61999年リーグ戦終了後、1位と2位、3位と4位の直接対決をしない対抗戦方式(即ち1,2位のチームが3,4位のチームと対戦)での準決勝リーグを行った後、その成績を基に最終日の決勝戦と3位決定戦の組み合わせを決定した。
72000年
82001年男子10
女子9
92002年男子8
女子8
予選リーグが3回総当りに変更された以外は第6回と同じ。
102003年男子8
女子10
予選リーグは男子3回、女子2回総当り。リーグ戦終了後、上位4チームの準決勝リーグ(1回総当り)を経て決勝戦(2試合の成績で勝敗を決める。1勝1敗の時はセット率、得点率、総得点を加味)と3位決定戦(1試合制)の組み合わせを決めた。
112004年予選リーグは男子4回、女子3回総当り。リーグ戦終了後、上位4チームの準決勝リーグ(1回総当り)を経て決勝戦(3試合2勝制)と3位決定戦(1試合制)の組み合わせを決めた。
122005年予選リーグは第11回に同じ。決勝トーナメントの方式がページシステムトーナメントとなった。
(準決勝)全て1試合制で初日に1位vs2位(A)、3位vs4位(B)を行いAの勝者は自動的に決勝戦に出場。Aの敗者とBの勝者により2日目に3位決定戦を行い、その勝者が決勝戦もう一枠を得る。
(決勝戦)準決勝の翌週に3戦2勝制で優勝を争う。
(13)2006年予選リーグは第11回に同じ。リーグ戦終了後、上位4チームのセミファイナルラウンド(1回総当り)を経て決勝戦・3位決定戦(いずれも1試合制)の組み合わせを決める。
(14)2007年
(15)2008年
(16)2009年男子8
女子8
女子予選リーグが4回総当りに変更された以外は2008年度と同じ。
(17)2010年試合方式は2009年度に同じの予定だったが、東日本大震災のため3月12日以後の残り試合(セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドも含む)を打ち切りとし、3月6日までの結果を基に順位決定
(18)2011年Rラウンドが3回総当りに変更された以外は2010年度と同じ。
(19)2012年Rラウンド予選リーグが4回総当りに変更された以外は2011年度と同じ。
(20)2013年2012年度と同じ。
(21)2014年Rラウンド3回総当たりの後、上位6チームによるファイナル6(1回戦総当たり)を行い、さらにその上位3チームによるステップラダー(パラマス)方式による試合を2週に分けて行う。
(1週目:「ファイナル3)ファイナル6・2位と3位による1試合制。
(2週目:「ファイナル」)ファイナル6・1位チームとファイナル3の勝利チームによる1試合制。
(22)2015年2014年度と同じ。
(23)2016年ファイナル3及びファイナルが2試合制となる。
(24)2017年2016年度と同じ。
  • ※「予選リーグ」、Rラウンド=「レギュラーラウンド」
    「準決勝リーグ」=「セミファイナルラウンド」
    「決勝トーナメント」=1999-2000年から2013-14年までのものは「決勝戦・3位決定戦」=ファイナルラウンド)をそれぞれ指す。
    2005年度までは1994年からの通算大会回数を正式な大会名として表記していたが、プレミアリーグに呼称が改められた2006年度からは回数ではなく、開催年度表記(2006年度は2006-07シーズン)での表記に変更されたが、便宜上通算回数を括弧で表記した。
2013/14シーズンまで

プレミアリーグの試合方式には、レギュラーラウンドセミファイナルラウンド、更にファイナルラウンドの3段階があるが男女とも同じ試合形式で優勝チームを決める。

レギュラーラウンド

レギュラーラウンドでは、2009年-10年シーズン以降、男女とも8チームによる4回総当り戦(28試合)が行われる。男女ともレギュラーラウンドの上位4チームずつ(成績タイの場合はセット率、得点率、総得点を加味して決定)がセミファイナルラウンド以降に進出することができる。

2010-11年シーズンは、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、各チームともに2011年3月12日以降の4試合が中止となり(レギュラーシーズンは24試合となった)、セミファイナルラウンド&ファイナルラウンドも行われなかった。

セミファイナルラウンド&ファイナルラウンド

レギュラーリーグ終了後、上位4チームによる「セミファイナルラウンド」を経て、「ファイナルラウンド・優勝決定戦」で優勝が争われる。

リーグ開幕当初は「ファイナルラウンド」のみで、4チームによる純粋なたすきがけトーナメントであったり、1回総当りリーグで順位を決めたり、またステップラダートーナメントスイス式対抗戦方式など、数年おきに優勝決定方法を変えていた。(詳細は下記の表参照)2005-06年シーズンは、ページシステム方式が採用された。ファイナルラウンドの第1週目に1試合決着による準決勝が行われ、第2週目に3試合2勝制による決勝戦が行われた。

その後、2006-07年(2007年1月-4月)の大会以後は上位4強による最終決戦を更に2段階にわけ、総当りリーグ終了後の上位4チームで準決勝リーグ(1回総当り 2007-08年度以後はこれを「セミファイナルラウンド」と公式ウェブで表している。

また、従来の決勝トーナメントだけでなく予選リーグを1位で通過したチームに対してもトップ賞としての賞金を出すことも決めている。これはページシステム方式による上位チームに対するアドバンテージが、同制度の廃止でなくなったことを踏まえて実施される。

セミファイナルの試合の組み合わせ

3日間に渡り次のような組み合わせで試合を行う。左に示したカードが第1試合。順位はレギュラーシーズンによる。

  • 1日目 1位vs4位、2位vs3位
  • 2日目 1位vs3位、2位vs4位
  • 3日目 1位vs2位、3位vs4位
最終順位

レギュラーラウンド終了時において5位以下のチームはレギュラーラウンドの順位が最終順位となる。セミファイナルラウンド&ファイナルラウンドに進出した上位4チームは決勝戦と3位決定戦の成績が最終順位となる。(よって決勝戦で勝ったチームが1位、負けが2位、3位決定戦の勝ちチームが3位、負けが4位である)また最終順位の下位2チームは2部リーグに当たるチャレンジリーグの上位2チームとの入れ替え戦に回る(男女とも7位チーム対チャレンジの2位チーム、8位チーム対チャレンジの1位チームが入れ替え戦を戦う)。

2010-11年シーズンは、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、セミファイナルラウンド&ファイナルラウンドが中止となり、2011年3月6日の試合をもって閉幕となったため、全てのチームの最終順位がその時点でのレギュラーシーズンでの順位となった。また同時開催予定だったVチャレンジマッチ(入れ替え戦)も断念したため、2011-12シーズンも結果的には2010-11シーズンと同じ顔ぶれで行うこととなった。

開催日程

  • 2003-04年シーズンまでは原則として12月開幕だったが、2004-05年シーズンは平年11月にあるナショナルチームの国際大会がなかったことから11月開幕で行った。2005-06年シーズンは9月(または10月)開幕による半年間の長期リーグ戦。但し11月は国際大会が組み込まれるためその期間中はリーグ戦を中断した。
  • 2006-07年シーズンは世界選手権ドーハ・アジア大会のため1月開幕、4月閉幕となった。
  • 2010-11年シーズンは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、3月12日以降に予定されていたレギュラーラウンド、セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドの試合がすべて中止となり、2011年3月6日の試合をもって閉幕となった。

歴代優勝チーム

日本リーグ

年度男子優勝チーム女子優勝チーム
1967年1八幡製鉄日立武蔵
1968年2日本鋼管日立武蔵
1969年3日本鋼管ユニチカ貝塚
1970年4日本鋼管ユニチカ貝塚
1971年5松下電器ユニチカ貝塚
1972年6日本鋼管ヤシカ
1973年7新日本製鐵日立武蔵
1974年8新日本製鐵日立武蔵
1975年9新日本製鐵日立
1976年10新日本製鐵日立
1977年11日本鋼管日立
1978年12新日本製鐵鐘紡
1979年13新日本製鐵ユニチカ
1980年14新日本製鐵ユニチカ
1981年15富士フイルム日立
1982年16新日本製鐵日立
1983年17富士フイルム日立
1984年18富士フイルム日立
1985年19富士フイルム日立
1986年20富士フイルム日立
1987年21富士フイルム日本電気
1988年22新日本製鐵日立
1989年23新日本製鐵イトーヨーカドー
1990年24新日本製鐵日立
1991年25NECブルーロケッツ日立ベルフィーユ
1992年26富士フイルムプラネッツ日立ベルフィーユ
1993年27NECブルーロケッツ日立ベルフィーユ

Vリーグ

年度男子優勝チーム女子優勝チーム
1994年1サントリーサンバーズダイエーオレンジアタッカーズ
1995年2NECブルーロケッツユニチカフェニックス
1996年3新日鐵ブレイザーズNECレッドロケッツ
1997年4新日鐵ブレイザーズダイエーオレンジアタッカーズ
1998年5NECブルーロケッツ東洋紡オーキス
1999年6サントリーサンバーズNECレッドロケッツ
2000年7サントリーサンバーズ東洋紡オーキス
2001年8サントリーサンバーズ久光製薬スプリングアタッカーズ
2002年9サントリーサンバーズNECレッドロケッツ
2003年10サントリーサンバーズパイオニアレッドウィングス
2004年11東レアローズNECレッドロケッツ
2005年12堺ブレイザーズパイオニアレッドウィングス

V・プレミアリーグ

シーズン男子優勝チーム女子優勝チーム
2006/2007サントリーサンバーズ久光製薬スプリングス
2007/2008パナソニックパンサーズ東レアローズ
2008/2009東レアローズ東レアローズ
2009/2010パナソニックパンサーズ東レアローズ
2010/2011堺ブレイザーズJTマーヴェラス
2011/2012パナソニックパンサーズ東レアローズ
2012/2013堺ブレイザーズ久光製薬スプリングス
2013/2014パナソニックパンサーズ久光製薬スプリングス
2014/2015JTサンダーズNECレッドロケッツ
2015/2016豊田合成トレフェルサ久光製薬スプリングス
2016/2017東レアローズNECレッドロケッツ
2017/2018パナソニックパンサーズ久光製薬スプリングス
2018/2019パナソニックパンサーズ久光製薬スプリングス

参加チーム(2017 - 2018年シーズン)

男子

チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
練習体育館参加シーズン[9]備考
施設名所在地
東レアローズ静岡県三島市静岡県三島市東レ三島工場体育館静岡県三島市1994/1995-
豊田合成トレフェルサ愛知県清須市愛知県稲沢市
/ 富山県氷見市
豊田合成健康管理センター愛知県稲沢市1998/1999-1999/2000
2002/2003-
ジェイテクトSTINGS愛知県名古屋市愛知県刈谷市ジェイテクト体育館愛知県刈谷市2013/2014-
サントリーサンバーズ大阪府大阪市大阪府箕面市
/ 東京都
サントリー箕面トレーニングセンター大阪府箕面市1994/1995-
パナソニックパンサーズ大阪府枚方市大阪府枚方市
/交野市
/ 京都府
パナソニックアリーナ大阪府枚方市1994/1995-
堺ブレイザーズ大阪府堺市大阪府堺市
/ 福岡県北九州市
新日鐵住金堺製鐵所体育館大阪府堺市1994/1995-1999/2000までは「新日鐵ブレイザーズ」
JTサンダーズ広島県広島市広島県広島市猫田記念体育館広島県広島市1994/1995-
FC東京東京都江東区東京都TG深川体育館東京都江東区2009/2010-

女子

チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
練習体育館参加シーズン[9]備考
施設名所在地
NECレッドロケッツ東京都港区東京都
/ 神奈川県川崎市
NEC玉川事業場神奈川県川崎市1994/1995-
久光製薬スプリングス佐賀県鳥栖市佐賀県鳥栖市
/ 兵庫県神戸市
久光製薬スプリングス体育館兵庫県神戸市1994/1995
2000/2001-
2000年にオレンジアタッカーズが移管し2チーム体制。
2001年チーム統合、2002年より現チーム名。
日立リヴァーレ茨城県ひたちなか市茨城県ひたちなか市日立オートモティブシステムズ体育館茨城県ひたちなか市1998/1999-1999/2000
2002/2003-2008/2009
2013/2014-
2008/2009までは「日立佐和リヴァーレ」
JTマーヴェラス大阪府大阪市大阪府大阪市JTバレーボール部体育館兵庫県西宮市1996/1997
1999/2000-2001/2002
2003/2004-2013/2014
2016/2017-
トヨタ車体クインシーズ愛知県刈谷市愛知県刈谷市トヨタ車体体育館刈谷市2006/2007-
東レアローズ滋賀県大津市滋賀県大津市東レアリーナ大津市2000/2001-
デンソーエアリービーズ愛知県西尾市愛知県西尾市
/ 岡崎市刈谷市豊田市豊橋市名古屋市
デンソー西尾製作所体育館西尾市1994/1995
1996/1997-2012/2013
2014/2015-2015/2016
2017/2018
上尾メディックス埼玉県上尾市埼玉県上尾市2014/2015-2015/2016
2017/2018

チャレンジリーグに降格

男子
チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
練習体育館参加シーズン[9]備考
施設名所在地
大分三好ヴァイセアドラー大分県大分市大分県大分市TOTO体育館大分市2006/2007-2012/2013
女子
チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
練習体育館参加シーズン[9]備考
施設名所在地
岡山シーガルズ岡山県岡山市岡山県1999/2000-2016/20172005/2006までは「シーガルズ」
PFUブルーキャッツ石川県かほく市石川県かほく市PFU体育館かほく市2016/2017

廃部・休部・チーム移管

男子
チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
参加シーズン[9]廃部・休部年状態備考
日新製鋼ドルフィンズ大阪府堺市大阪府1995/19961997年廃部
NECホームエレクトロニクス・ホワイトブリッツ滋賀県大津市滋賀県大津市1996/19971997年廃部
住友金属ギラソール福岡県北九州市福岡県北九州市1994/1995
1997/1998
1998年休部
富士フイルムプラネッツ神奈川県南足柄市神奈川県南足柄市1994/1995-2001/20022002年廃部
NTT西日本レグルス愛知県名古屋市中区愛知県名古屋市中区1998/1999-2001/20022002年休部
日立国分トルメンタ茨城県日立市茨城県日立市2000/2001-2001/20022002年休部
旭化成スパーキッズ岡山県倉敷市岡山県倉敷市1998/1999-2005/20062006年休部
NECブルーロケッツ東京都港区東京都
/宮城県仙台市
1994/1995-2008/20092009年休部
女子
チームチーム所在地ホームタウン /
サブホームタウン
参加シーズン[9]廃部・休部年状態備考
小田急ジュノー東京都新宿区神奈川県横浜市1994/1995-1995/1996
1997/1998-1998/1999
1999年休部
東芝シーガルズ神奈川県横浜市鶴見区神奈川県横浜市1995/1996
1997/1998-1998/1999
1999年廃部クラブチーム化し、シーガルズとして活動
現:岡山シーガルズ
オレンジアタッカーズ兵庫県神戸市兵庫県神戸市1994/1995-1999/20002000年チーム統合1997/1998までは「ダイエー・オレンジアタッカーズ」
2000年に久光製薬に移管し「久光製薬スプリングアタッカーズ」として活動開始
2001年「久光製薬鳥栖」とチーム統合
現:久光製薬スプリングス
ユニチカフェニックス大阪府貝塚市大阪府貝塚市1994/1995-1999/20002000年休部東レにチームごと移管し、東レ・アローズとして活動
イトーヨーカドープリオール東京都港区埼玉県北葛飾郡杉戸町1994/1995-2000/20012001年休部武富士にチームごと移管し、武富士バンブーとして活動
日立ベルフィーユ東京都小平市東京都小平市1994/1995-1996/1997
1998/1999-2000/2001
2001年廃部
東洋紡オーキス大阪府守口市大阪府守口市1995/1996-2001/20022002年廃部
茂原アルカス千葉県茂原市千葉県茂原市2003/2004-2005/20062006年休部
武富士バンブー東京都新宿区埼玉県北葛飾郡杉戸町2001/2002-2008/20092009年廃部
パイオニアレッドウィングス山形県天童市山形県天童市
/埼玉県川越市
2000/2001-2013/20142014年廃部

Vチャレンジマッチ

原則としてVプレミアリーグ下位2チームとVチャレンジリーグ上位2チーム間においてVチャレンジマッチと称する入れ替え戦を行う

  • 開催時期 - レギュラーシーズン終了後。
  • 対戦組み合わせ
    • プレミアリーグ 7位 - チャレンジリーグ 2位
    • プレミアリーグ 8位 - チャレンジリーグ 1位
  • 勝敗の決定方法 - 勝率、セット率、得点率の順で勝者を決定する。得点率まで同じであった場合は、プレミアチームの残留となる。

日本リーグ時代からVリーグ初期にかけて、

  • 日本リーグ(1部)8位と実業団リーグ(2部)1位が次年度は自動昇・降格
  • 日本リーグ7位と実業団リーグ2位は入れ替え戦(2試合)を行って次年度の配置を決める

という方式でチームの入れ替えを行ったことがある。

賞金・表彰制度

優勝チームには、ブランデージトロフィーおよび日本バレーボール協会のトロフィーが授与される。1990-91年シーズンから優勝、準優勝チームや個人賞受賞者に対し賞金が支払われるようになった。

なお、ファイナルラウンドの形式の見直しにより、レギュラーラウンドのアドバンテージもなくなったことも考慮し、2006-07年シーズンよりレギュラーラウンド1位チームにも500万円の賞金が出され、アジア・クラブ選手権の出場権も与えられる。ファイナルステージで優勝チーム(2009年までは準優勝も)には、日韓Vリーグトップマッチ韓国Vリーグとの選手権試合)に進出する権利も与えられる。

賞金

  • 優勝 - 1500万円
  • 準優勝 - 700万円
  • 3位 - 300万円
  • 4位 - 200万円
  • レギュラーラウンド1位 - 300万円

個人賞

レギュラーラウンドの成績で決定される賞

  • スパイク賞
  • ブロック賞
  • サーブ賞
  • サーブレシーブ賞
  • 得点王(最多得点

チーム優勝・準優勝を加味した賞

  • 優勝監督賞
  • 最高殊勲選手賞(MVP)
  • 敢闘賞
  • 最優秀新人賞
  • ベスト6賞
  • ベストリベロ賞
  • レシーブ賞

その他

  • 優秀GM賞(2007/08シーズンより)
  • 特別賞

現在は廃止された賞

  • 猛打賞
  • 殊勲賞
  • 優秀応援団賞

個人賞受賞者については、プレミアリーグ (バレーボール)の成績一覧を参照のこと。

特別表彰制度

日本リーグ創設40周年を記念して、2006/07シーズンより特別表彰制度を設けた。

日本リーグ創設50周年を記念して、2016/17シーズンより下記の特別表彰が追加された。

  • 松平康隆賞 - 松平康隆の功績を称えた賞で、「V・プレミアリーグの優勝監督」「当該シーズンで偉大な記録を達成した選手」に贈呈される[10]

V・カップ

2000年から2002年まで、「V・カップ」というリーグ戦とは別のカップ戦も行われていた。

Vリーグ開幕直前の11月に開催され、Vリーグ参加チームを男女それぞれ東西に分けて総当り戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進み、カップウィナーを懸けて争った。

2003年はワールドカップと重なるため中止となり、以降V・カップは開催されていない。

V・カップ優勝チーム

シーズン男子優勝チーム女子優勝チーム
2000サントリー・サンバーズNECレッドロケッツ
2001東レ・アローズシーガルズ
2002NECブルーロケッツ久光製薬スプリングス

Vリーグオールスター

Vリーグでも発足時よりオールスターが開催されていた。

年度によってレギュレーションは異なるが、基本的にはシーズン終了後の4月に東京体育館を会場として、チーム分けはシーズン奇数位チームの「STAR」と偶数位チームの「MAX」に分けて実施されていた。

2001/02を最後にいったん終了したが、日本リーグ創設から50周年にあたる2016/17シーズンに復活が決定した[11]

結果

シーズン男子女子備考
1997/98STAR 2 - 0 MAX
STAR 2 - 0 MAX
STAR 0 - 2 MAX
STAR 0 - 2 MAX
男子第2戦と女子第1戦はセットゲーム制テストマッチ
他は3セットマッチ
1998/99オールスター 2 - 3 NEC
オールスター 2 - 3 NEC
オールスター 0 - 3東洋紡
オールスター 0 - 3東洋紡
Vリーグ覇者とのガラマッチ
1999/00STAR 3 - 0 MAX
STAR 3 - 0 MAX
STAR 2 - 3 MAX
STAR 3 - 1 MAX
2000/01Vstar 3 - 1 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Vstar 3 - 2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
STAR 2 - 3 MAX
STAR 3 - 0 MAX
男子は日米対抗戦
2001/02STAR 3 - 0 MAX
STAR 3 - 1 MAX
STAR 3 - 1 MAX
STAR 3 - 1 MAX
2016/17ふっかちゃん 2 - 3 ブイリーふっかちゃん 3 - 2 ブイリーチャレンジリーグI/II
ふっかちゃん 2 - 3 ブイリーふっかちゃん 3 - 0 ブイリープレミアリーグ

放送

第1回日本リーグがスタートした1967年から日本教育テレビ(現・テレビ朝日)ビッグスポーツ」、東京12チャンネル(現・テレビ東京)サンデースポーツアワー」で放送されていた。また、サンテレビジョンでもダイエー女子チームが参加した1980年代後半 - 1990年代初めごろ「オレンジアタッカーズアワー」を放送したことがあった他、フジテレビジョン1977年に「さあ!どうする!」が視聴者からの苦情や低視聴率による打ち切りのため、冬季編成(1月3月)の20時台に「アタック・ザ・ワールドカップ 日本バレーボールリーグ中継」をつなぎ番組として企画したり、2007年には月1深夜枠で「Vの女神」のタイトルで中継したことがある。

2004-05シーズンにはスカイ・Aでも男子の試合中継を行った。さらに2004-05シーズンから2008-09シーズンまではフジテレビ739でも実施していた。

2009年現在、NHK BS1GAORAで注目カードを中継している。実況はそれぞれの各放送局のアナウンサーが担当。GAORAは毎日放送のスポーツアナウンサー、および現在GAORA出向中の結城哲郎(2011-12シーズンより参加)のほか、フリーアナウンサーの鍋島昭茂荻野滋夫が実況を担当している。

土曜日がCS、日曜がBSで中継されることが多い。決勝戦は一時期地上波のNHK総合テレビで放送されていた時代があったが、2004-05、2005-06年度シーズン、および2010年代になってからは地上波の編成の都合で、決勝戦もBS1で放送されている。

2011-12シーズンの女子についてはTBSチャンネルでも2試合中継されることが決定している。

その他、2014-15シーズン・2015-16シーズンはニコニコ生放送で男女の全試合とV・チャレンジマッチを放送(会員向け無料配信)[12]、2016-17シーズンからはパフォーム・グループの動画配信サービス「DAZN」との間でV・プレミアリーグ全試合、V・チャレンジリーグの一部試合の動画配信について5年間のパートナー契約に合意している[13]

リーグ協賛スポンサー

以下の企業は、リーグ主管大会となるプレミアリーグのファイナル3とファイナルの試合会場に広告を掲出する。(Vリーグ公式サイトの掲載配列順)レギュラーラウンド・ファイナル6では大会名表示は行うが、協賛表示は会場により行わないところ、あるいは地元開催地の協賛企業・団体のものが掲げられる場合もある。2017/18シーズンの協賛社は下記の通り[14]

オフィシャルドリンクサプライヤー

男子
女子

マーケッティングパートナー

男女共通
男子
女子

サポーティングパートナー

  • アシックスジャパン
  • ミズノ
  • デサントジャパン
  • 日本シグマックス

オフィシャルサプライヤー

チケッティングパートナー

オペレーションパートナー

レフリーウェアースポンサー

脚注

  1. 新リーグ・ライセンス取得状況について”. Vリーグ機構. 2017年12月28日閲覧。
  2. VOLLEYBALL(日本バレーボール協会機関誌)1967年6月号 56-57ページ
  3. 2009年5月、一般社団法人日本バレーボールリーグ機構に名称変更。【お知らせ】法人名称の変更について”. 日本バレーボールリーグ機構 (2009年4月30日). 2009年10月11日閲覧。
  4. Vリーグ機構. Vリーグに至るまでのエピソード - 第2章 すさまじい新日鐵、日立の黄金時代”. 2014年4月8日閲覧。
  5. Vリーグ機構. 2014/15シーズンから採用するVリーグ新開催方式について”. 2014年4月14日閲覧。
  6. Vリーグ機構. 2014/15シーズンから採用するVリーグ新開催方式について”. 2014年10月17日閲覧。
  7. (例)パナソニックなどがプレーオフ進出 バレー・プレミアリーグ(日本経済新聞2015年2月14日)
  8. Vリーグ機構. V・ファイナルステージ ファイナル3、ファイナルの方式を変更します!”. 2016年7月1日閲覧。
  9. Vリーグ開幕後からの参加シーズン
  10. 「2017/18V.LEAGUE OFFICIAL PROGRAM」68ページ
  11. Vリーグ機構. 国内バレーボールリーグ創設50周年記念事業について”. 2016年6月29日閲覧。
  12. バレーボール 2014/15V・プレミアリーグ ニコニコ生放送で“史上初”の男女全試合を放送 株式会社ドワンゴ/株式会社ニワンゴ PRESS RELEASE 2014年11月6日
  13. 『「Vリーグ」×「DAZN」 パートナーシップ決定のお知らせ ~DAZNの放映コンテンツとしてV・プレミアリーグ全試合を配信~』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2016年6月29日http://www.vleague.or.jp/news_topics/article/id=184412016年10月18日閲覧
  14. 2017/18V・プレミアリーグ協賛社について”. 日本バレーボールリーグ機構. 2017年10月12日閲覧。

関連項目

公式戦

参考

外部リンク

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