Sky Dream Fukuoka

Sky Dream Fukuoka(スカイドリームフクオカ)とは、福岡市西区のエンターテイメント施設・エバーグリーンマリノアで営業していた観覧車である。

スカイドリーム福岡とエバーグリーンマリノア
上空より、スカイドリーム福岡とその周囲。奥側の小さな観覧車がスカイホール

概説

アウトレットモールマリノアシティ福岡」に隣接していたエンターテイメント施設の「エバーグリーンマリノア」で営業していた。2001年12月15日に開業。高さ120.0メートル、直径112.0メートルで、日本最大の観覧車であった。

運営会社は、台湾を拠点とし、海運航空会社などを展開しているエバーグリーン・グループエバーランド

隣接するアウトレットモール「マリノアシティ福岡」にも観覧車「スカイホイール」(高58.3m、径50.0m)があるため、大小2つの観覧車が並ぶ珍しい光景で、その様子は“双子の観覧車”とも呼ばれ、福岡市のランドマークのひとつとなっていた。

利用者数が低迷したことから、2009年9月で営業を終了した[1][2]。当初、2009年9月30日を営業終了日と発表していたが、9月27日の朝の点検の際にコンピューターのエラーが判明。30日までに復旧の目処が立たないため、そのまま営業終了となった[3]。そのため、実質的な最終営業日は2009年9月26日である。

台湾台中麗寶樂園に売却・移築される予定である[4]。しかし解体工事中の2011年7月7日に、作業を行っていた大型クレーン車2台と支柱5本が倒壊する事故が発生、クレーン車作業員1名が軽傷を負い、周囲の自動車4台が破損した[5]。麗寶樂園への移築は開始されたが、当地では安全性への懸念が報道されている[6]

営業当時のデータ

20分で一周し、福岡の街並みを一望することができた。全ゴンドラにエアコンが完備されていた。また、バリアフリー設計となっており、車椅子での搭乗も可能であった。カップル限定サービスとしてゴンドラ2周貸し切りサービスを提供していた。

直径112メートルの大きさは、2008年時点では世界3位だった(1位はシンガポールにあるシンガポール・フライヤーで165メートル)。

料金

  • 一般
    • 中学生以上:800円
    • 4歳以上 - 小学生:400円
  • 団体(20名以上)
    • 中学生以上:720円
    • 4歳 - 小学生:360円
  • 身体障害者割引
    • 中学生以上:600円
    • 4歳 - 小学生:200円

※4歳未満は無料

営業時間

  • 平日 12:00 - 22:00
  • 土日祝祭日 10:00 - 23:00

周辺施設

脚注・出典

  1. 「福岡・国内最大の観覧車、9月いっぱいで営業終了・解体」(asahi.com 2009年9月2日)
  2. 「日本一の観覧車 今月末で見納め、売却・解体へ」(YOMIURI ONLINE 2009年9月2日)
  3. 「国内最大の観覧車、ひっそり終了 福岡、故障で予定早め」(asahi.com 2009年9月30日)
  4. Fourth Tallest Ferris Wheel in the World, Sky Dream Fukuoka, Arriving In Taiwan
  5. 観覧車解体のクレーン転倒…福岡、作業員1人けが”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2011年7月7日). 2015年11月2日閲覧。
  6. 麗寶摩天輪是日本二手貨 拆解時曾斷裂”. TVBS-NEWS (2015年7月29日). 2015年11月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

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