Microsoft Store
Microsoft Store(マイクロソフト ストア、旧: Windows ストア)とは、Windows 8.x/Windows RTおよびそれ以降のバージョンのMicrosoft Windows OS向けに提供されるアプリストアである。Windows Phone 8向けの場合は「Windows Phoneストア」と呼ばれる[1]。Microsoft Storeでは、対応する環境向けのアプリケーションを配布・販売・購入することができる。
Microsoft Store Microsoft Windows コンポーネント | |
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詳細 | |
種別 | ダウンロード販売 |
標準提供 | Windows 8.1, Windows RT, Windows 10, Windows 11 |
置換 | Windows Marketplace |
関連コンポーネント | |
Xbox Live |
開発元 | Microsoft Corporation[注 1][注 2] |
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最新版 | |
対応OS |
Microsoft Windows 10 Microsoft Windows 11 |
サイズ | 計22.3MB[注 1][注 4] |
公式サイト | Microsoft Store |
Xbox One、Xbox Series X/S向けのストアや、Microsoft Surface等のハードウェア販売ストア(通信販売、Windows OS内ストアのみ[2])としても使用されている。
沿革
発表される以前からWindows 8に搭載されると噂になっていたが[3]、2011年9月13日の「BUILD 2011」カンファレンスで正式発表が行われた[4]。
同年12月6日にはサンフランシスコで行われた「Windows Store」の発表イベントで詳細が発表された[5]。
2012年2月29日にリリースされたWindows 8 Consumer Preview版と同時に一般向けにも開設された。Consumer Preview版では無料アプリのみ登録可能となっていた。
2017年11月1日より、Windows 10の「ストア」がアイコンをカラフルのものに変更し、名称が「Microsoft Store」に変更された。なお、アプリ内の機能は更新前と変化はない。 また、これと同時期にXbox OneのXbox Storeも「Microsoft Store」に変更・統一されている。また、Xbox Oneの後継機であるXbox Series X/Sにも搭載されている。
概要
デフォルトのWindows上では、スタートメニュー(スタート画面)の「Microsoft Store」(または「ストア」)と表記されるタイルからアクセスすることができる。
ユーザーインターフェイスはModern UIが使用されており、Windows Phone 7向けアプリストア「Windows Marketplace」と似た構成をしている[注 5]。
他プラットフォームの類似サービス(後述)と同様に、専用クライアントソフトウェアを用いてオンラインストアにアクセスする仕組みになっている。
Windows 8/8.1およびWindows RT/RT 8.1ではWindows ストアアプリを、Windows 10ではユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) アプリを配信することができる。
Microsoft StoreはPC向けだけでなく、Windows RTをプリインストールしたタブレットなどのデバイスでも利用可能である。
しかし、Windows RTではModern UI版アプリしか実行できず、Windows ストアがそれらを入手する唯一の正式な手段となっている[6]。
並びに、従来のデスクトップアプリは情報掲載のみが可能であり、Windows ストアでの直接配信はサポートされていない[7]。
Windows 11では、Microsoft Storeでのデスクトップアプリの提供もサポートされた。
特徴
- 無料および有料のアプリを入手することができ、有料アプリは一定の試用期間を設けたり、機能制限を設けたりすることが可能。
- Microsoft Storeへのアプリの入手には、マイクロソフトによる審査を通過する必要がある。入手が拒否された場合はアプリ開発者に対してフィードバックをすることで、開発者は問題に素早く対応することができるので、修正されたアプリを素早く入手することができる。
- 2013年11月以降、Microsoft Storeに開発者アカウントを作成するには、基本的に[8]、個人の場合19ドル[注 6]、法人の場合は99ドルの登録料を支払わなければならない[5][9]。そして2014年9月には年間更新料が無料となった[10]。米国時間2019年3月5日[11]からのアプリの収益配分は、開発者側のディープリンクなどで売れるとその95%[12][13][14]、Microsoft Storeの検索などMicrosoft社側の案内で売れるとその85%受け取れるようになった[12][11][13][14]。しかし、ゲームや「Xbox」コンソールでのアプリの収益配分は、従来通りの70%のままになっている[13]。さらに、アプリ内課金の収益配分は、売り上げの95%を受け取れるようになった[12][13]。もともと、Windows 8.xでは、売り上げの70%を受け取ることができ、売り上げが25,000ドル上回った場合は80%を受け取れるようになるというものであり[5]、Windows 10では、アプリの収益配分は70%、アプリ内課金の収益配分は85%を受け取れるというものだった[13]。
その他
Windows 10では「Windows Bridge」の一環として、デスクトップアプリをUWPアプリとしてパッケージし、ストアでの配信を可能とする"Project Centennial" (Windows Bridge for Classic Windows) が計画されている[15]。
類似サービス
関連項目
脚注
注釈
- [設定] → [アプリ] → [アプリと機能] → [Microsoft Store] を選択→ [詳細オプション] → [仕様] 一覧より。「Microsoft Store」アプリの右上の「…」ボタン→[設定]の「アプリの詳細情報」からも確認できる。
- 実際は「発行元」(Windows の「設定」アプリ、Microsoft Storeのページ)、「提供元」(Ver.12107までの「Microsoft Store」アプリの設定)と表記。
- 実際は「バージョン」と表記。
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明細 アプリ 0バイト データ 22.3MB 合計使用量 22.3MB - Windows Marketplaceはその後「Windows Phoneストア」に移行している。
- 2013年10月までは49ドルであった。
出典
- Windows Phone ストアでのアプリの入手 | Windows Phone の使い方 (日本)
- “https://twitter.com/saveon27679898/status/1537415544340881408”. Twitter. 2022年6月19日閲覧。
- “マイクロソフト、「Windows 8」にアプリストア搭載か--最新スクリーンショットが流出”. CNET Japan. (2011年4月13日) 2012年5月13日閲覧。
- “マイクロソフト、「Windows 8」の詳細を明らかに--BUILDイベント”. CNET Japan. (2011年9月14日) 2012年5月13日閲覧。
- “Microsoft、Windows 8の「Windows Store」の詳細を説明”. ITmedia. (2011年12月8日) 2012年5月13日閲覧。
- “MS、「Windows 8」アプリストアのプレビューイベントを開催へ--米国時間12月6日に”. CNET Japan. (2011年12月5日) 2012年5月13日閲覧。
- ストアにデスクトップ アプリを掲載する | Windows Store 開発者向けブログ
- “アカウントの種類、場所、料金 - Windows UWP applications”. docs.microsoft.com. Microsoft. 2019年4月28日閲覧。
- 登録料の値下げも:マイクロソフト、WindowsストアとWindows Phoneストアの開発者アカウントを一本化 - @IT
- New Dev Center lifetime registration and benefits program | Building Apps for Windows
- “「Microsoftストア」アプリの開発者の収益配分が最大95%に”. ZDNet Japan (2019年3月8日). 2019年4月28日閲覧。
- “Updated Microsoft Store App Developer Agreement: New Revenue Share” (英語). Windows Developer Blog (2019年3月6日). 2019年4月28日閲覧。
- “「Microsoft Store」アプリの開発者収益配分を95%に”. ITmedia NEWS. 2019年4月28日閲覧。
- “Microsoft Store、収益分配率を改定、開発者の取り分が最大95%に”. マイナビニュース (2018年5月8日). 2019年4月28日閲覧。
- プログラマから見たWindows 10 #3 ~UWP Bridgeとは | OPTPiX Labs Blog