M1 81mm 迫撃砲
概要
M1迫撃砲は、フランスのストークブラン社が設計した81mm迫撃砲をライセンス生産したものであり、陸軍と海兵隊において歩兵大隊の迫撃砲小隊に6門が配備されていた。また、機甲師団向けにM2ハーフトラックにM1迫撃砲を搭載したM4自走迫撃砲や、M3ハーフトラックにM1迫撃砲を搭載したM21自走迫撃砲も製造されている。
ストークブラン社製81mm迫撃砲は、世界各国でライセンス生産されたり迫撃砲設計の参考品とされていたため、第二次世界大戦においては敵国である日本陸軍が使用していた九七式曲射歩兵砲(これもストークブラン迫撃砲をライセンス生産したもの)との間に弾薬の互換性があるという事態が発生している。実際には射程がわずかに違うため、日米双方で相手の砲弾を使用した場合の射表を用意していた。
M1迫撃砲は朝鮮戦争でも使用されたほか、西側諸国に大量供与され、アメリカ軍では1950年代後半より、軽量化・長射程化されたM29 81mm 迫撃砲により更新されて退役した。戦後の日本でも警察予備隊時代より供与を受けて運用していたが、同様に、64式81mm迫撃砲により更新されて退役した。
諸元・性能
諸元
- 砲身:44.5ポンド(20kg)
- 底盤:45ポンド(20kg)
- 支持架:46.5ポンド(21kg)
性能
砲弾・装薬
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