Kアリーナ横浜
Kアリーナ横浜(ケイアリーナよこはま)は、ケン・コーポレーションが神奈川県横浜市西区みなとみらいに建設中の音楽専用アリーナ。収容人数は約20,000人。2023年9月29日開業予定[1][2][3]。
Kアリーナ横浜 K-Arena Yokohama | |
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Kアリーナ横浜(2023年) | |
情報 | |
開館 | 2023年9月29日 |
収容人員 | 約20,000人 |
延床面積 | 約54,090m² |
用途 | コンサート全般、発表会、集会 |
運営 | 株式会社Kアリーナマネジメント |
所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-2他 |
外部リンク | https://k-arena.com/ |
概要
横浜市が実施していたみなとみらい地区60〜62街区における開発事業者の公募で、2017年11月、音楽専用アリーナ・ホテル・賃貸オフィスなどからなる大規模複合施設(複数棟)を60・61街区(一部、帷子川運河側)に開発するという同社の事業提案が選定された[4][5][6]。本事業計画は2019年2月、国土交通大臣より民間都市再生事業計画の認定を受けている[7]。その後、当初の着工スケジュールから遅れはあったものの、計画名称「Kアリーナプロジェクト」として2020年8月に着工しており[8]、2023年7月の竣工および同年9月29日の開業を予定している[1][2][3]。また、当初の事業提案通り音楽専用アリーナだけでなく、隣接地には横浜初進出となるホテル「ヒルトン横浜」とオフィスビル「Kタワー横浜」も建設中で、これらを含めた開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」としている[2]。
20,000席のフルモードから13,000席のミドルモードに対応する。また、音楽イベント以外にMICE利用にも対応し、アリーナ部分を利用した大規模パーティーや講演会、発表会、eスポーツなども行える[9]。
こけら落としは地元横浜出身のゆずが予定されており、開業後の9月から12月まで「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と題して、多彩なジャンルのライブやコンサートが開催される[10]。また、広場を活用したイベントも行われオープニングを盛り上げる。なお、アリーナの開業に先駆けて9月24日には隣接するヒルトン横浜が開業する予定[11]。
施設
構造・座席
世界最大級の音楽に特化したアリーナで、座席数は20,033席。ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状になっている。座席には全席に、長時間快適に過ごせるファブリックシートを導入している[3]。
飲食
横浜の美しい夜景を楽しめるバーラウンジや、公演の前後に飲食も楽しめる約400席の大空間ラウンジを設置。アリーナ内でも音楽と飲食を同時に堪能できるよう、ほぼすべての座席にカップホルダーが2個付いている[3]。
設備
施設内外には潤沢なコインロッカースペースを確保。また、どの席からもアクセスしやすいように売店を11箇所に配置。すべての売店でキャッシュレス決済を導入する[3]。
VIPエリア
圧倒的なスケール感のあるラウンジと高級感溢れる専用ロビーが、大切なゲストを迎え入れる。国内に類をみないラグジュアリーな鑑賞スタイルを提案[3]。
交通アクセス
近隣の音楽施設
みなとみらい地区内には当アリーナの他にも以下の施設が所在・あるいは開業予定であり、音楽関連施設の集積が進んでいる。なお、下記の屋内施設以外にも音楽ライブ等を開催できる野外広場があり、様々な音楽フェスが開催されている赤レンガ倉庫(1911年竣工、2街区)前の広場や当アリーナが所在するミュージックテラス(2023年9月開業予定、60・61街区)、横浜シンフォステージ(2024年春開業予定、53街区)にもイベント広場(スペース)が設置される予定である。
- パシフィコ横浜・国立大ホール(収容人数約5,000席、1994年開業)、展示ホール(最大収容人数約18,000席、1991年開業)
- 横浜みなとみらいホール(大ホール:収容人数2,020席/小ホール:440席、1998年開業)
- ランドマークホール(収容人数510人、音楽コンサートを核とした施設として2018年リニューアル)[13]
- ぴあアリーナMM(収容人数約10,000人、2020年開業、38街区)[14][15]
- KT Zepp Yokohama(収容人数約2,000人のライブハウス型ホール、2020年開業、47街区コーエーテクモゲームス本社ビル〈KTビル〉併設)[16]
- 横浜みなとみらいブロンテ (Bronth.LIVE)(収容人数350人のライブハウス、旧ブリリア・ショートショートシアターを改装利用し2019年7月開業)
また、みなとみらい地区周辺には「ビルボードライブ横浜」「1000 CLUB」「YOKOHAMA COAST」などの音楽施設が相次いで開業したほか、コンサートが開催されている屋内施設としては近隣の関内には神奈川県民ホール(大ホール:収容人数2,433席/小ホール:433席)、横浜BUNTAI(収容人数5,000席、2024年春開業予定)、新横浜には最大収容人数約17,000人(客席数11,000席)の横浜アリーナがある。
脚注
- 開発中プロジェクト - Kアリーナプロジェクト(ケン・コーポレーション)
- “世界最大級、2万席の音楽アリーナが2023年秋誕生 音楽アリーナの施設名称を「Kアリーナ横浜」に、ホテルブランドを「ヒルトン」に決定” (PDF). 株式会社ケン・コーポレーション (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。
- “「Kアリーナ横浜」2023年9月29日開業決定。隣接するホテル「ヒルトン横浜」は2023年9月24日に開業” (PDF). 株式会社ケン・コーポレーション (2023年1月26日). 2023年1月26日閲覧。
- みなとみらい21地区60・61・62街区及び53街区の公募審査結果等について (PDF) (横浜市財政局資産経営課、横浜市港湾局管財第一課、横浜市都市整備局みなとみらい21推進課 平成29年 (2017年) 11月8日〈元リンク (PDF) の2019年3月29日時点のWayback Machineアーカイブ〉)
- 音楽ホール 新設ラッシュ MM21地区 「世界最大」2万人規模など3つ(東京新聞 2017年11月17日〈同日時点のWayback Machineアーカイブ〉)
- みなとみらい:音楽会場 新設続々と 横浜(毎日新聞 2017年11月14日)
- “「K アリーナプロジェクト」 国土交通大臣より民間都市再生事業計画の認定を受けました 〜横浜みなとみらい 21 地区に『ミュージック・パーク』が誕生〜” (PDF). 株式会社ケン・コーポレーション (2019年2月25日). 2022年5月7日閲覧。
- “「Kアリーナプロジェクト」着工のお知らせ 〜横浜みなとみらい 21 地区に世界最大級の音楽アリーナが 2023 年に誕生〜” (PDF). 株式会社ケン・コーポレーション (2020年8月20日). 2022年5月7日閲覧。
- “2万席を誇る 「Kアリーナ横浜」、 6月1日より予約受付開始 「Kタワー横浜」、 オフィステナントの募集を開始” (PDF). 株式会社ケン・コーポレーション (2022年6月1日). 2022年6月15日閲覧。
- 「Kアリーナ横浜」グランドオープニングシリーズ第一弾が決定(Kアリーナ横浜 公式サイト:重要なお知らせ 2023年3月10日)
- “世界最大級2万人規模の音楽特化型アリーナ会場・Kアリーナ横浜の開業日決定”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2023年1月26日) 2023年1月26日閲覧。
- “アクセス”. Kアリーナ横浜. 2023年4月14日閲覧。
- 「横浜ランドマークタワー」開業 25 周年 (PDF) (三菱地所株式会社:ニュースリリース 2018年7月12日)
- ぴあ、収容 1 万人規模の大型音楽アリーナを、横浜・みなとみらい地区に 2020 年春開設 (PDF) /固定資産の取得(大型音楽アリーナ建設)及び賃借に関するお知らせ (PDF) (ぴあ株式会社:プレスリリース 2017年7月20日)
- 7月10日開業、およびこけら落とし映像配信が決定! 「ゆず」が代表曲「栄光の架橋」を特別披露!(ぴあアリーナMM:news 2020年7月9日)
- コーエーテクモゲームス、横浜・みなとみらいの新ホール「Zepp」ブランドで共同展開 ホールは2020年春開業予定(株式会社コーエーテクモゲームス 2017年3月30日〈PR TIMES〉)