AFCカップ2023
AFCカップ 2023(英: AFC Cup 2023)は2004年に第1回大会が開催されて以来、19回目のAFCカップである)。アジアサッカー連盟 (AFC) 主催。
2023 AFCカップ | |
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優勝チームには次年度のAFCチャンピオンズリーグ (ACL) 予選プレーオフ出場権が無条件に与えられる[1]。
出場枠
AFCカップ大会委員会は2017年より、参加国を西アジア・中央アジア・南アジア・ASEAN・東アジアの5地区に分け、西アジア以外の4地区の勝者と西アジア地区の勝者が優勝を争うフォーマットを導入し、本大会もこの方式を採用する。47のAFC加盟協会は、AFC主催大会での過去4年間のクラブの成績に基づいてランク付けされ[2]、大会参加要項(以下、「第◯条」とあるのは大会参加条項の条数を示す)に従って次の基準で割り当てられる[3]。
- 地区の割り当て
- 参加国の地区分けは以下に基づく(第5.1条)。
- 西アジア地区:西アジアサッカー連盟(WAFF)加盟の12協会で構成
- 中央アジア地区:中央アジアサッカー協会(CAFA)加盟の6協会で構成
- 南アジア地区:南アジアサッカー連盟(SAFF)加盟の7協会で構成
- ASEAN地区:ASEANサッカー連盟(AFF)加盟の12協会で構成
- 東アジア地区:東アジアサッカー連盟(EAFF)の9協会で構成
- ただし、必要に応じてAFCが協会の地区割り当てを変更する場合がある。
- 出場枠の割り当て
- ACLの出場チーム数割り当てにおける東西各地域の上位5協会を除き、他のすべての協会にAFCカップに参加する資格が与えられる。
- ACL西地区・東地区のそれぞれ6位、11位及び12位にランクされた協会(ACLプレーオフ参加枠1が与えられる)からACLプレーオフに参加し敗退したチームには、AFCカップグループステージへの出場権が割り当てられ(第3.2条)、以下の取り扱いが適用される。
- ACL西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会は、AFCカップグループステージ出場権を1つ割り当てられるが、AFCカップの出場枠割り当てに関しては各地区でのランク付けの対象とならない(第5.3条)。
- 当該協会のチームがACLプレーオフに勝利しグループステージに進出した場合、AFCカップのグループステージの出場枠は、各協会ごとの補欠チームがいる場合は、そのチームによって埋められる(第5.12条)。
- 上記のルールは、国内大会で出場権を獲得できなかった場合に前回勝者としての大会出場権を行使する前回ACL勝者(ACLプレーオフ出場権獲得済み)と前回AFCカップ勝者には適用されない。
- 西アジア地区とASEAN地区では、地区ごとに3つのグループがあり、合計9つのグループステージ出場枠が含まれ、残りの3つの出場枠をプレーオフで争う(第5.2条)。各地区の出場枠は次のように割り当てられる。
- 1位から3位にランク付けされた協会には、それぞれ2つのグループステージ出場枠が割り当てられる。
- 4位から6位にランク付けされた協会は、それぞれ1つのグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
- 7位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
- いずれかの地区で西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会があり、AFCカップグループステージで1つのグループステージ出場枠が割り当てられている場合、地区のグループステージ出場枠が10に変更され、プレーオフによる出場枠が2に減じられる。
- 中央アジア地区、南アジア地区、および東アジア地区では、地区ごとに合計3つのグループステージ出場枠を含む1つのグループがあり、残りの1つの出場枠をプレーオフで争う(第5.2条)。各地区の出場枠は次のように割り当てられる。
- 1位から3位までの各協会には、それぞれ1つのグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
- 4位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
- いずれかの地区で西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会があり、AFCカップグループステージで1つのグループステージ出場枠が割り当てられている場合、グループステージ出場枠が4に変更される。この場合、プレーオフからの参加協会の出場機会確保のため、当該地区に新たなグループが追加される(第5.4.1条)。
- いずれかの地区でプレーオフからの参加協会が7以上となった場合、プレーオフからの参加協会の出場機会確保のため、当該地区に新たなグループが追加される(第5.4.2条)。
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- 協会に割り当てられる出場枠の最大数
- 各協会の出場枠の最大数は、最上位ディビジョンのチーム数(参加資格を持たない外国チームを除く)の3分の1まで(第5.6条)。
- 各協会の出場枠は最大2枠(第5.6条)。
- グループステージ出場枠を持つ協会が、AFCカップの出場基準を満たしていない場合
- グループステージ出場枠で出場権を得たクラブがAFCカップの出場基準を満たしていない場合、そのグループステージ出場枠はプレーオフ出場枠に置き換えられる。放棄されたグループステージ出場枠は、次の基準に基づいて最も適格な協会に再配分される(第5.7条および第5.8条)。
- 各協会の出場枠(グループステージ出場枠・プレーオフ出場枠の合計)は最大2枠(第3.4条および第3.5条)。
- 当該協会に追加のグループステージ出場枠を割り当てた場合、プレーオフ出場枠1枠が無効になり、再配分されない。
- プレーオフ出場権のみの協会が、AFCカップの出場基準を満たしていない場合
- 上記を含め、プレーオフ出場枠で出場権を得たクラブが、AFCカップの出場基準を満たしていない場合、プレーオフ出場枠は無効となり、再配分されない(第5.10条および第5.11条)。
- 協会の出場枠を満たすクラブ数が足らない場合
- 各協会の出場枠の最大数は、最上位ディビジョンのチーム数(参加資格を持たない外国チームを除く)の3分の1(第5.6条)。このルールが適用されて放棄されたグループステージ出場枠は上記と同じ基準で再配分され、プレーオフ出場枠は再配分されない(第9.10条)。
- 参加するすべてのチームは、AFCクラブライセンスを取得する必要があり、カップ戦で出場権を得たクラブ以外はリーグ戦の成績が上位半分以上である必要がある(第7.1条および第9.5条)。当該協会にこの基準を満たすチームがいない場合、グループステージ出場枠は上記と同じ基準で再配分され、プレーオフ出場枠は無効になり、再配分されない(第9.9条)。
- AFCクラブライセンスを持つチームがAFCカップへの参加を拒否した場合、グループステージまたはプレーオフの出場枠は無効になり、再配分されない(第9.11条)。
協会ランキング
2023年のAFCカップでは、2021年11月24日に公開されたアソシエーションランキング[4][5] に従って、協会ごとに出場枠が割り当てられる[6][7]。このランキングは2018年から2021年までのAFCチャンピオンズリーグとAFCカップでの成績に基づいてランク付けされたものである。
下記の出場枠配分はグループステージ抽選前の状況に基づく(抽選後のクラブ撤退は反映していない)。
AFCカップ2023への参加 | |
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参加 | |
不参加 | |
(N)本来の出場枠を示す。地区内のプレーオフ出場クラブ数によっては直接グループステージ出場に変更される |
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- 注記
- ^ AFCカップクラブライセンス (AFC): これらの協会所属のクラブには、当大会あるいはAFCチャンピオンズリーグ2023のクラブライセンスを取得できたクラブ[8][9]がなかった。なお北朝鮮が保有していたグループステージ出場枠はモンゴルに再配分された(大会参加規定第5.8.2条)。
- ^ ベトナム (VIE): ベトナムは、ACL2023の割り当てで東地区6位にランクされており、AFCカップグループステージ出場枠1を有している。ACLプレーオフに参加しているクラブがACLグループステージに進めなかった場合、そのクラブはAFCカップグループステージに入る。 逆に当該クラブがACLグループステージに進んだ場合、AFCカップグループステージの出場枠は、ベトナムに補欠クラブがいる場合は、そのクラブによって埋められる。
- ^ ヨルダン (JOR): ヨルダンは、ACL2023の割り当てで西地区6位にランクされており、AFCカップグループステージ出場枠1を有している。ACLプレーオフに参加しているクラブがACLグループステージに進めなかった場合、そのクラブはAFCカップグループステージに入る。 逆に当該クラブがACLグループステージに進んだ場合、AFCカップグループステージの出場枠は、ヨルダンに補欠クラブがいる場合は、そのクラブによって埋められる。
参加クラブ
下記のチームは、現時点で出場権(補欠を含む)を確保しているチームのみ記している。
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- 注釈
- ^ マレーシア (MAS): ジョホール・ダルル・タクジムがマレーシア・スーパーリーグ マレーシアカップ ピアラFAマレーシアで全て優勝したため、マレーシア・スーパーリーグの2位、3位がグループリーグに直接参加する[10]。
日程
日程は以下の通り[11]。
日付は特記なき限り2023年。
ステージ | マッチ | 抽選日 | 西アジア地区 | 南アジア地区 | 中央アジア地区 | ASEAN地区 | 東アジア地区 |
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予選ステージ | 1stレグ | 抽選なし | 8月1日 -2日 | ||||
2ndレグ | 8月8日 -9日 | ||||||
プレーオフステージ | 1stレグ | 8月15日 -16日 | |||||
2ndレグ | 8月22日 -23日 | ||||||
グループステージ | 第1節 | TBD | 9月18日-19日 | 9月20日-21日 | |||
第2節 | 10月2日-3日 | 10月4日-5日 | |||||
第3節 | 10月23日-24日 | 10月25日-26日 | |||||
第4節 | 11月6日-7日 | 11月8日-9日 | |||||
第5節 | 11月27日-28日 | 11月29日-30日 | |||||
第6節 | 12月11日-12日 | 12月13日-14日 | |||||
地区準決勝 | シングル | - | 2024年2月5日-6日 | - | |||
1stレグ | 2024年2月12日-13日 | - | |||||
2ndレグ | 2024年2月19日-20日 | - | |||||
地区決勝 | シングル | TBD | - | 2024年2月22日 | - | ||
1stレグ | 2024年4月16日 | 2024年2月13日 | 2024年2月14日 | - | |||
2ndレグ | 2024年4月23日 | 2024年2月20日 | 2024年2月21日 | - | |||
地区間準決勝 | 1stレグ | - | 2024年3月6日-7日 | ||||
2ndレグ | - | 2024年3月13日-14日 | |||||
地区間決勝 | 1stレグ | - | 2024年4月17日 | ||||
2ndレグ | - | 2024年4月24日 | |||||
決勝 | シングル | 2024年5月5日 |
関連項目
脚注
注記
出典
- “More Member Associations to benefit from inclusive AFC Champions League”. the-afc.com. Asian Football Confederation (2019年11月23日). 2020年1月14日閲覧。
- “AFC Club Competitions Ranking Mechanics”. the-afc.com. Asian Football Confederation. 2020年11月28日閲覧。
- “Entry Manual for AFC Club Competitions (2021 Edition)”. the-afc.com. Asian Football Confederation. 2020年11月28日閲覧。
- “AFC Club Competitions Ranking”. the-afc.com. Asian Football Confederation. 2021年11月24日閲覧。
- “AFC Country Ranking 2021”. FootyRankings (2021年11月24日). 2021年12月10日閲覧。
- “Slot allocation for AFC Champions League and AFC Cup 2023 confirmed”. FootyRankings. 2021年12月9日閲覧。
- “https://assets.the-afc.com/Document%20Centre/Downloads/Encl---ACL-&-ACC-2023---Slot-Allocations-(1).pdf” (pdf). 2021年12月9日閲覧。
- “List of Licensed Clubs for the 2023/24 AFC Cup”. アジアサッカー連盟. 2023年6月20日閲覧。
- “List of Licensed Clubs for the 2023/24 AFC Champions League”. アジアサッカー連盟. 2023年6月20日閲覧。
- “PENENTUAN KELAYAKAN AFC CHAMPIONS LEAGUE DAN AFC CUP 2023 – Malaysian Football League” 2022年10月15日閲覧。
- “Schedule for new club competitions’ seasons confirmed”. the-afc.com. Asian Football Confederation. 2022年8月1日閲覧。
外部リンク
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