3-ホスホグリセリン酸
3-ホスホグリセリン酸(3-ホスホグリセリンさん、Glycerate 3-phosphate)は生化学的に重要な、3つの炭素からなる有機化合物の一つで、解糖系やカルビン回路の代謝中間体となる。3-ホスホグリセリン酸は、6つの炭素からなる不安定な中間体が分割されて生成する。
3-ホスホグリセリン酸 | |
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(2R)-2-ヒドロキシ-3-ホスホノオキシプロパン酸 | |
別称 リングリセリン酸、グリセリン酸リン酸、PGA | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 820-11-1, 3443-58-1 |
PubChem | 439183 |
日化辞番号 | J40.061K J7.119F |
KEGG | C00197 |
特性 | |
化学式 | C3H7O7P |
モル質量 | 186.06 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
解糖系
1,3-ビスホスホグリセリン酸 3-ホスホグリセリン酸 2-ホスホグリセリン酸
カルビン回路
カルビン回路では、2分子の3-ホスホグリセリン酸が還元され、グリセルアルデヒド-3-リン酸を生成する。これは、カルビン回路で初めての、3つの炭素からなる化合物である[1]。
脚注
- “大学入試生物「カルビン・ベンソン回路」グルコース合成の仕組み”. 大学受験対策ポイント解説サイト. 2021年6月7日閲覧。
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