2021年のフィラデルフィア・フィリーズ

2021年のフィラデルフィア・フィリーズ
成績
	ナショナルリーグ東地区2位
本拠地
都市	ペンシルベニア州フィラデルフィア
	シチズンズ・バンク・パーク;
球団組織
オーナー	フィリーズ・リミテッド・パートナーシップ; (デビッド・モンゴメリー、ジョン・ミドルトン他)
監督	ジョー・ジラルディ
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2021年のフィラデルフィア・フィリーズは、球団創設以来131年目のシーズン。ペンシルベニア州フィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークでは17年目のシーズン。監督は2年目のジョー・ジラルディ。所属はナショナルリーグの東地区。

オフシーズン

2021年1月4日にネフタリ・フェリス[1]、1月18日にボストン・レッドソックスとのトレードでC.J.チャタム[2]を獲得。FAとなっていたJ.T.リアルミュートとは1月26日に5年契約[3]、ディディ・グレゴリウスと2年契約[4]を結んだ。

開幕後

10月3日に全日程が終了し、82勝80敗で地区2位。ワイルドカードチーム争いは4位だったため、ワイルドカードゲーム進出はならなかった。

11月3日にはキャム・ベドローシアン、アーチー・ブラッドリー、イアン・ケネディ、マット・ムーア、フレディ・ガルビス、ブラッド・ミラーがFAとなった[5]。

チーム成績

シーズン成績

アメリカンリーグ
東地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	タンパベイ・レイズ	100	62	.617	-
2	ボストン・レッドソックス	92	70	.568	8.0
3	ニューヨーク・ヤンキース	92	70	.568	8.0
4	トロント・ブルージェイズ	91	71	.562	9.0
5	ボルチモア・オリオールズ	52	110	.321	48.0
中地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	シカゴ・ホワイトソックス	93	69	.574	-
2	クリーブランド・インディアンス	80	82	.494	13.0
3	デトロイト・タイガース	77	85	.475	16.0
4	カンザスシティ・ロイヤルズ	74	88	.457	19.0
5	ミネソタ・ツインズ	73	89	.451	20.0
西地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	ヒューストン・アストロズ	95	67	.586	-
2	シアトル・マリナーズ	90	72	.556	5.0
3	オークランド・アスレチックス	86	76	.531	9.0
4	ロサンゼルス・エンゼルス	77	85	.475	18.0
5	テキサス・レンジャーズ	60	102	.370	35.0

ナショナルリーグ
東地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	アトランタ・ブレーブス	88	73	.547	-
2	フィラデルフィア・フィリーズ	82	80	.506	6.5
3	ニューヨーク・メッツ	77	85	.475	11.5
4	マイアミ・マーリンズ	67	95	.414	21.5
5	ワシントン・ナショナルズ	65	97	.401	23.5
中地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	ミルウォーキー・ブルワーズ	95	67	.586	-
2	セントルイス・カージナルス	90	72	.556	5.0
3	シンシナティ・レッズ	83	79	.512	12.0
4	シカゴ・カブス	71	91	.438	24.0
5	ピッツバーグ・パイレーツ	61	101	.377	34.0
西地区
順	チーム	勝利	敗戦	勝率	G差
1	サンフランシスコ・ジャイアンツ	107	55	.660	-
2	ロサンゼルス・ドジャース	106	56	.654	1.0
3	サンディエゴ・パドレス	79	83	.488	28.0
4	コロラド・ロッキーズ	74	87	.460	32.5
5	アリゾナ・ダイヤモンドバックス	52	110	.321	55.0

ワイルドカードチーム

ワイルドカードチーム（上位2チームがポストシーズン進出）	勝	敗	勝率	ゲーム差
ロサンゼルス・ドジャース	106	56	.654	—
セントルイス・カージナルス	90	72	.556	—
シンシナティ・レッズ	83	79	.512	7
フィラデルフィア・フィリーズ	82	80	.506	8
サンディエゴ・パドレス	79	83	.488	11
ニューヨーク・メッツ	77	85	.475	13
コロラド・ロッキーズ	74	87	.475	15.5
シカゴ・カブス	71	91	.438	19
マイアミ・マーリンズ	67	95	.414	23
ワシントン・ナショナルズ	65	97	.401	25
ピッツバーグ・パイレーツ	61	101	.377	29
アリゾナ・ダイヤモンドバックス	52	110	.321	38

先発変遷


打順	開幕戦		5月1日		6月1日		7月2日		8月1日		9月2日
1	マカッチェン	LF	マカッチェン	LF	ヘレーラ	CF	ヘレーラ	CF	セグラ	2B	ヘレーラ	CF
2	ホスキンス	1B	ジョイス	RF	セグラ	2B	セグラ	2B	ジャンコウスキー	CF	セグラ	2B
3	ハーパー	RF	ホスキンス	1B	ホスキンス	1B	リアルミュート	C	ハーパー	RF	ハーパー	RF
4	リアルミュート	C	グレゴリウス	SS	リアルミュート	C	ハーパー	RF	リアルミュート	C	リアルミュート	1B
5	ボーム	3B	ボーム	3B	ミラー	RF	マカッチェン	LF	ミラー	1B	マカッチェン	LF
6	グレゴリウス	SS	メイトン	2B	マカッチェン	LF	ホスキンス	1B	ボーム	3B	トレイエズ	3B
7	セグラ	2B	ナップ	C	ボーム	3B	グレゴリウス	SS	グレゴリウス	SS	ガルビス	SS
8	ヘイズリー	CF	ヘレーラ	CF	トレイエズ	SS	ボーム	3B	ヘレーラ	LF	マルチャン	C
9	ノラ	P	ウィーラー	P	ノラ	P	ウィーラー	P	ギブソン	P	ノラ	P

首脳陣

フィラデルフィア・フィリーズ 2021
背番号	名前	役職
25	ジョー・ジラルディ	監督
59	ロブ・トムソン	ベンチコーチ
33	ジョー・ディロン	打撃コーチ
95	ペドロ・ゲレーロ	打撃コーチ補佐
65	ケイレブ・コーザム	投手コーチ
94	デビッド・ランドクィスト	投手コーチ補佐
38	パコ・フィゲロア	一塁コーチ
64	ダスティ・ワーザン	三塁コーチ
35	ジム・ゴット	ブルペンコーチ
91	フアン・カストロ	内野守備コーチ
92	ボビー・ミーチャム	コーチ
82	ボブ・スタンポ	ブルペン捕手
81	グレッグ・ブロジンスキー	ブルペン捕手

個人成績

投手成績

※色付きは規定投球回数（162イニング）以上の選手

選手	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セ｜ブ	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
ザック・ウィーラー	32	3	2	14	10	0	.583	213.1	169	16	46	247	72	66	2.78
アーロン・ノラ	32	1	1	9	9	0	.500	180.2	165	26	39	223	95	93	4.63

野手成績

※色付きは規定打数（440打数）以上の選手

選手	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	三振	打率	出塁率
ブライス・ハーパー	141	599	488	101	151	42	1	35	84	13	2	4	100	134	.309	.429
アンドリュー・マカッチェン	144	574	482	78	107	24	1	27	80	6	0	7	81	132	.222	.334
ジーン・セグラ	131	567	514	76	149	27	3	14	58	9	1	4	39	78	.290	.348
J.T.リアルミュート	134	537	476	64	125	25	4	17	73	13	0	2	48	129	.263	.343
オデュベル・ヘレーラ	124	492	450	59	117	27	2	13	51	6	1	5	29	77	.0260	.310

タイトル

ザック・ウィーラー
- 最多奪三振（247奪三振）

表彰

ブライス・ハーパー
- MVP
- シルバースラッガー賞（外野手）
- ハンク・アーロン賞

達成記録

5月19日 - アンドリュー・マカッチェンが通算250本塁打、史上236人目[6]。
6月5日 - アンドリュー・マカッチェンが通算1000得点、史上342人目[7]。
6月25日 - アーロン・ノラが10者連続奪三振、史上3人目[8]。
8月5日 - ブライス・ハーパーが通算250本塁打、史上240人目[9]。
9月21日 - イアン・ケネディが通算100勝、史上631人目[10]。

脚注

出典

“フィリーズが通算107セーブのフェリスと合意”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。
“フィリーズがRソックスからチャットハム内野手獲得”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。
“リアルミュート、フィリーズ残留　5年総額120億円”. 日本経済新聞 (2021年1月27日). 2022年1月14日閲覧。
“フィリーズ、グレゴリアスと2年29億円で合意”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。
“160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2021年11月3日). 2022年1月14日閲覧。
“Andrew McCutchen's 250th HR” (英語). MLB.com (2021年5月19日). 2022年1月14日閲覧。
“Phillies' Andrew McCutchen thanks God after reaching career milestones” (英語). en:Spectrum Sports (2021年6月7日). 2022年1月14日閲覧。
“10連続奪三振のノラ、51年ぶり快挙達成も「勝利の方がよりクール」”. 日刊スポーツ (2021年6月26日). 2022年1月14日閲覧。
“Bryce Harper's 250th career homer” (英語). MLB.com (2021年8月5日). 2022年1月14日閲覧。
“Ian Kennedy 2021 Pitching Game Logs” (英語). Baseball-Reference.com (2021年9月21日). 2022年1月14日閲覧。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
2021年のフィラデルフィア・フィリーズシーズン By Baseball-Reference （英語）

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[1] “フィリーズが通算107セーブのフェリスと合意”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。

[2] “フィリーズがRソックスからチャットハム内野手獲得”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。

[3] “リアルミュート、フィリーズ残留　5年総額120億円”. 日本経済新聞 (2021年1月27日). 2022年1月14日閲覧。

[4] “フィリーズ、グレゴリアスと2年29億円で合意”. 日刊スポーツ. 2022年1月14日閲覧。

[5] “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2021年11月3日). 2022年1月14日閲覧。

[6] “Andrew McCutchen's 250th HR” (英語). MLB.com (2021年5月19日). 2022年1月14日閲覧。

[7] “Phillies' Andrew McCutchen thanks God after reaching career milestones” (英語). en:Spectrum Sports (2021年6月7日). 2022年1月14日閲覧。

[8] “10連続奪三振のノラ、51年ぶり快挙達成も「勝利の方がよりクール」”. 日刊スポーツ (2021年6月26日). 2022年1月14日閲覧。

[9] “Bryce Harper's 250th career homer” (英語). MLB.com (2021年8月5日). 2022年1月14日閲覧。

[10] “Ian Kennedy 2021 Pitching Game Logs” (英語). Baseball-Reference.com (2021年9月21日). 2022年1月14日閲覧。

フィラデルフィア・フィリーズ
球団	歴史選手監督成績
歴代本拠地	レクリエーション・パークベイカー・ボウルシャイブ・パークベテランズ・スタジアムシチズンズ・バンク・パーク
文化	フィリー・ファナティックソウル・トレインのテーマ
永久欠番	PHI PHI 1 14 15 20 32 34 36 42
フィリーズ球団殿堂	ロビン・ロバーツリッチー・アシュバーンチャック・クラインピート・アレクサンダーデル・エニスジム・バニングエド・デラハンティサイ・ウィリアムズグラニー・ハムナーポール・オーウェンズスティーブ・カールトンマイク・シュミットラリー・ボーワクリス・ショートカート・シモンズディック・アレンウィリー・ジョーンズサム・トンプソンジョニー・カリソングレッグ・ルジンスキータグ・マグロウギャビー・クラバスギャリー・マドックストニー・テイラーシェリー・マギービリー・ハミルトンボブ・ブーンダラス・グリーンジョン・ブコビッチフアン・サミュエルハリー・カラスダレン・ドールトンジョン・クルックマイク・リーバーサルカート・シリングチャーリー・マニエルパット・バレルジム・トーミパット・ギリックロイ・ハラデイボビー・アブレイユマニー・トリーヨベイク・マクブライドロン・リード
ワールドシリーズ優勝（2回）	1980 2008
ワールドシリーズ敗退（6回）	1915 1950 1983 1993 2009 2022
リーグ優勝（8回）	1915 1950 1980 1983 1993 2008 2009 2022
傘下マイナーチーム	リーハイバレー・アイアンピッグス（AAA級）レディング・ファイティン・フィルズ（AA級）ジャージーショア・ブルークロウズ（High-A級）クリアウォーター・スレッシャーズ（Low-A級）フロリダ・コンプレックスリーグ・フィリーズ（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・フィリーズ（Rookie級）