鯨波駅
鯨波駅(くじらなみえき)は、新潟県柏崎市鯨波一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である[1]。
鯨波駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
くじらなみ Kujiranami | |
所在地 | 新潟県柏崎市鯨波[1]一丁目3 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 32.6 km(直江津起点) |
電報略号 | クナ |
駅構造 | 地上駅(盛土上) |
ホーム | 2面2線[1] |
開業年月日 | 1904年(明治37年)4月1日[1][2] |
備考 | 無人駅[1](乗車駅証明書発行機 有) |
概要
当駅は日本海に程近い柏崎市の鯨波地区に所在する無人駅である。かつては有人駅で、無人化された後も繁忙期には駅員が窓口で営業を行っていたが、夏期は海水浴場の利用客に対応するため駅員を臨時で派遣しており、国鉄時代の1986年までは硬券の入場券や乗車券も発売されていた。JR化された1987年の夏季には簡易的な自動発券機が駅舎内に持ち込まれて、駅員が感熱紙タイプの乗車券を発売していたが、1988年ころには駅員の臨時派遣が中止された。現在は通年で無人化されている。
また、海水浴シーズンには埼玉県の熊谷駅から上越市の柿崎駅間で運転されていた臨時快速列車「マリンブルーくじらなみ号」が当駅を経由して運転されていた。
歴史
- 1902年(明治35年)7月10日:北越鉄道の臨時駅として9月30日まで開業[3]。
- 1903年(明治36年)4月15日:北越鉄道の仮駅として10月31日限定であったが[4]、後に1904年3月31日まで延長[5]。
- 1904年(明治37年)4月1日:北越鉄道の駅として開業[1][2]。
- 1907年(明治40年)8月1日:北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁(国有鉄道)の駅となる[2]。
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)12月1日:荷物扱い廃止[7]。無人駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[2]。
- 2012年(平成24年)5月1日:名誉駅長を配置[9]。
駅構造
築堤上に相対式ホーム2面2線をもつ地上駅[1]。両ホームは跨線橋で連絡している[1]。
長岡駅管理の無人駅となっているが、駅および駅周辺の美化活動を行うボランティアとしてJR東日本を退職したOBに名誉駅長を委嘱している[9]。
駅舎2階が待合室となっている。以前は当地の繁忙期である夏季の海水浴客に対応するため、臨時で駅員が派遣されており、1975年ごろは通常一日50人の利用客数が2500人から3800人となることがあった[10]。
駅舎内には2階に乗車駅証明書発行機・運行情報確認用電話・お知らせ標、1階に男女化粧室・郵便箱・公衆電話が設置されている。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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南側 | ■信越本線 | 上り | 直江津方面 |
北側 | 下り | 柏崎・長岡方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
- 待合室(2021年9月)
- ホーム(2021年9月)
駅周辺
- 新潟県道117号鯨波停車場線
- 国道8号(日本海夕日ライン)
- 鯨波海水浴場
- 柏崎マリーナ
脚注
- 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、23頁。
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、583-584頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 「臨時停車場開始」『官報』1902年7月15日(国立国会図書館デジタル化資料)
- 「仮停車場開始」『官報』1903年4月17日(国立国会図書館デジタル化資料)
- 「仮停車場使用継続」『官報』1903年10月27日(国立国会図書館デジタル化資料)
- 『鯨波の新築駅舎が完成』昭和44年7月4日読売新聞新潟読売B
- 「日本国有鉄道公示第460号」『官報』、1971年11月30日。
- 「通報 ●信越本線上下浜駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月30日、6面。
- (pdf)『「名誉駅長」の配置について』(プレスリリース)東日本旅客鉄道 新潟支社、2014年4月27日 。2014年10月25日閲覧。
- 「夏場に稼ぐ“停留所・鯨波駅”新鉄」『交通新聞』交通協力会、1975年8月8日、2面。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(鯨波駅):JR東日本
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