高知県知事賞

高知県知事賞(こうちけんちじしょう)は高知県競馬組合高知競馬場ダート2400メートルで施行する競馬重賞競走である。正式名称は「GRAND PRIX 高知県知事賞」。

高知県知事賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 高知県競馬組合
競馬場 高知競馬場
創設 1969年12月28日
2022年の情報
距離 ダート2400m
格付け 重賞
賞金 1着賞金2000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン、高知所属
負担重量 定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
出典 [1]

副賞は、高知県知事賞、高知県馬主協会会長賞。

概要

同競馬場で行われる重賞競走では、グランプリレースとして最も格の高い競走とされ、最長距離の競走でもある。ダートグレード競走である黒船賞を除くと最高金額の賞金[2]となっている。以前は年始に行われていたが、1999年(第30回)より大晦日に行われている。

2008年から2011年までは近畿・中国・四国交流、2012年は中国・四国交流として行われた。

条件・賞金(2022年)

出走条件
サラブレッド系3歳以上、高知所属。
珊瑚冠賞で上位3着までに入った馬に優先出走権がある[1]
負担重量
定量、3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
賞金額
1着2000万円、2着700万円、3着400万円、4着300万円、5着200万円、6着以下50万円[1]

歴史

  • 1969年 - 12月下旬に組合記念として創設。この年のみ2410mにて施行。以降は2200m。
  • 1971年 - 組合設立記念として開催。この年のみ1月上旬開催。
  • 1979年 - レース名を南国特別に改称。
  • 1984年 - レース名を新春杯に改称し、1月開催に移行。
  • 1986年
    • 前年4月に移転された新競馬場にて開催。
    • 距離を2200mから2400mに延長。
  • 1999年
    • 第29回開催より現在の名称である高知県知事賞に改称。
    • 第29回開催で、鷹野宏史が騎手として史上初の3連覇。
    • 第30回開催より毎年12月31日に施行するようになる。
  • 2003年

歴代優勝馬 (1994年以降)

回数施行日優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師 1着賞金
第24回1994年1月16日シクレノンブルース牡9高知2:45.6田中守門行儀 1000万円
第25回1995年1月8日ライトオレオール牡9高知2:43.4西内忍平和人 1200万円
第26回1996年1月7日ミョウエイアリー牝9高知2:47.2花本正三細川忠義 800万円
第27回1997年1月3日パープルマジック牡8高知2:45.8鷹野宏史濱田隆憲 800万円
第28回1998年1月4日マルカイッキュウ牡8高知R2:36.9鷹野宏史松岡利男 1000万円
第29回1999年1月3日マルカイッキュウ牡9高知2:41.4鷹野宏史松岡利男 1000万円
第30回1999年12月31日ウォーターダグ牡5高知2:42.6西川敏弘大関吉明 500万円
第31回2000年12月31日ダイタクカミカゼ牡8高知2:43.7鷹野宏史松岡利男 500万円
第32回2001年12月31日ウォーターダグ牡6高知2:45.5西川敏弘大関吉明 500万円
第33回2002年12月31日ウォーターダグ牡7高知2:45.1西川敏弘大関吉明 250万円
第34回2003年12月31日カコイサンデー牡9高知2:48:2西川敏弘大関吉明 175万円
第35回2004年12月31日イブキライズアップ牡6高知2:45:3花本正三宮路洋一 175万円
第36回2005年12月31日シルバークロス牡3高知2:48:7中西達也松木啓助 150万円
第37回2006年12月31日サンエムウルフ牡6高知2:48.5倉兼育康別府真司 135万円
第38回2007年12月31日スペシャリスト牡5高知2:47.5赤岡修次田中守 135万円
第39回2008年12月31日トサローラン牡6高知2:51.2中西達也松木啓助 135万円
第40回2009年12月31日ゴッドセンド牡7高知2:48.9中西達也炭田健二 135万円
第41回2010年12月31日フサイチバルドル9高知2:48.8赤岡修次田中守 135万円
第42回2011年12月31日キングサラディン牡6高知2:52.6岡田祥嗣雑賀正光 135万円
第43回2012年12月31日グランシュヴァリエ牡7高知2:43.3永森大智雑賀正光 135万円
第44回2013年12月31日グランシュヴァリエ牡8高知2:42.2永森大智雑賀正光 150万円
第45回2014年12月31日リワードレブロン牡6高知2:45.4永森大智雑賀正光 150万円
第46回2015年12月31日ブランクヴァース牡6高知2:46.0西森将司別府真司 150万円
第47回2016年12月31日リワードレブロン牡8高知2:44.0永森大智雑賀正光 260万円
第48回2017年12月31日フリビオン牡3高知2:45.1西川敏弘中西達也 500万円
第49回2018年12月31日ティアップリバティ牝5高知2:43.5宮川実打越勇児 500万円
第50回2019年12月31日スペルマロン5高知2:39.9倉兼育康別府真司 800万円
第51回2020年12月31日スペルマロン6高知2:42.4倉兼育康別府真司 1200万円
第52回2021年12月31日グリードパルフェ牡5高知2:47.5赤岡修次田中守 1600万円
第53回2022年12月31日ガルボマンボ牡3高知2:42.1林謙佑細川忠義 2000万円

Rは、コースレコードを示す。

各回競走結果の出典

出典・脚注

  1. 令和4年度 高知競馬番組編成要領 (PDF). 高知けいばオフィシャルサイト. 2022年7月15日閲覧。
  2. 2009年度の一般的な重賞競走での1着賞金は50万円であるのに対し、同競走の1着賞金は2倍以上の135万円である。

関連項目

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