阿左美駅
阿左美駅(あざみえき)は、群馬県みどり市笠懸町阿左美にある、東武鉄道桐生線の駅である。駅番号はTI 54。
阿左美駅 | |
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駅舎(2021年6月) | |
あざみ Azami | |
所在地 | 群馬県みどり市笠懸町阿左美1032-2[1] |
駅番号 | TI54 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■桐生線 |
キロ程 | 13.1 km(太田起点) |
電報略号 | アミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
394人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1937年(昭和12年)5月5日 |
歴史
桐生線開業時には阿左美駅は設置されていなかった。1935年(昭和10年)ころ、阿左美沼の遊園地化を目論んでいた今井伊太郎が、東武鉄道社長の根津嘉一郎にかけあい駅設置が認められ、1937年(昭和12年)に開業した[2]。1954年(昭和29年)12月にはホーム拡張工事中に縄文時代の住居跡が発見され、発掘調査が実施され県史跡に指定された。昭和40年代になると赤字を理由とした駅の廃止が計画され、当時の所在自治体である笠懸村議会が、1971年(昭和46年)1月および1973年(昭和48年)7月の二度にわたり駅廃止反対の決議を行い陳情をした。
隣接する群馬県道68号桐生伊勢崎線阿左美バイパスの拡幅のため、2020年(令和2年)3月に駅舎・ホームが従来より北側へ移設された。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。桐生線で唯一、交換設備を持たない棒線駅となっている。駅舎・ホームは線路の西側にある。
2020年の駅移転前は、ホーム中ほどに「阿左美縄文式文化住居跡」(群馬県指定史跡)という、2軒の縄文時代の住居跡が存在し、木造の覆屋越しに遺構を眺めることができた。駅移転後も遺跡・覆屋はそのまま残され、県道側から訪問可能である。
路線 | 方向 | 行先 |
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桐生線 | 下り | 新桐生・赤城方面 |
上り | 太田・ 伊勢崎線 館林・ 東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
利用状況
近年の一日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 一日平均 乗降人員[6] |
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2004年(平成16年) | 452 |
2005年(平成17年) | 453 |
2006年(平成18年) | 425 |
2007年(平成19年) | 429 |
2008年(平成20年) | 467 |
2009年(平成21年) | 466 |
2010年(平成22年) | 486 |
2011年(平成23年) | 524 |
2012年(平成24年) | 575 |
2013年(平成25年) | 583 |
2014年(平成26年) | 620 |
2015年(平成27年) | 584 |
2016年(平成28年) | 606 |
2017年(平成29年) | 578 |
2018年(平成30年) | 595 |
2019年(令和元年) | 573 |
2020年(令和 | 2年)420 |
2021年(令和 | 3年)394 |
駅周辺
- 阿左美沼
- 群馬県立桐生南高等学校
- 桐生大学
- 国道50号(桐生バイパス)
- 群馬県道68号桐生伊勢崎線(桐生県道)
- 東邦病院
- 文真堂書店 阿左美店
- ゲオ阿佐美店
- 南光寺
- みどり市立笠懸東小学校
脚注
- (PDF)『2020年3月14日(土)東武桐生線 阿左美駅 新駅舎を使用開始します』(プレスリリース)東武鉄道、2020年1月30日。 オリジナルの2020年12月27日時点におけるアーカイブ 。2020年12月28日閲覧。
- 阿左美地区の軍需工場への通勤の便を図るための設置との話もあるが、軍需工場が設置されたのは駅開業後の1944年(昭和19年)である。
- “新駅舎 “岩宿”イメージ 東武桐生線阿左美駅があす供用”. 上毛新聞. (2020年3月13日). オリジナルの2020年3月19日時点におけるアーカイブ。 2020年3月25日閲覧。
- “東武桐生線 阿左美駅駅前広場が完成 みどり”. 上毛新聞. (2021年3月31日). オリジナルの2021年4月7日時点におけるアーカイブ。 2021年4月7日閲覧。
- 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- レポート - 関東交通広告協議会
参考文献
- 『笠懸村誌 下』1987年、264、695-697頁
- 佐藤博之・浅香勝輔『民営鉄道の歴史がある景観3』古今書院、1999年、16-18頁
関連項目
外部リンク
- 阿左美駅(駅情報) - 東武鉄道
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