銭瓶峠
伝説
昔、朝日の長者と坂の長者という二人の領主がこのあたりにいた。「朝日照る夕陽輝く木の下の岩の真下の石の箱開けば黄金千杯朱千杯」といい伝えられ長者の莫大な宝が埋められているとうわさされていた。朱千杯の方は坂の長者の屋敷から大きな瓶が掘り出されて、その瓶を川で洗ったところ、瓶から出た朱が川から海に流れ、川の水も海の水もまっかに染まってそれが速く神子元島にまで及んだといわれている。残された謎の「黄金千杯」の瓶は日当りのよい大木のあるどこかにあるに相違ないと、探した人もいたようであるが、発見はされていない。黄金の入った瓶がこのあたりに埋められているとして銭瓶峠と名づけられたとされる[1]。
近隣施設
峠の南伊豆町側に「ふれあい南伊豆ホスピタル(旧:南伊豆病院)」がある。
脚注
- 下田市の民話と伝説第1集(昭和50年3月1日 下田市教育委員会発行)より
関連項目
外部リンク
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