西尾道駅
西尾道駅(にしおのみちえき)は、かつて広島県尾道市天満町5に位置していた、尾道鉄道の駅(廃駅)である。
西尾道駅 | |
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にしおのみち NISHIONOMICHI | |
所在地 | 広島県尾道市天満町5 |
所属事業者 | 尾道鉄道 |
所属路線 | 尾道鉄道線 |
キロ程 | 0.4 km(尾道起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)11月1日 |
廃止年月日 | 1964年(昭和39年)8月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う駅廃止 |
概要
単式ホーム1面1線の地上駅で[1]、木造の駅舎を設けていた。尾道鉄道の開業当時、まだ線路は尾道駅まで達しておらず、当駅が始点となっており、社屋も当駅近傍に置かれた[2]。0kmポストも当駅に置かれた[3]。
戦後の1951年(昭和26年)から[4]、国鉄尾道駅と当駅の西側にある東洋繊維(現・トスコ)尾道工場との間で直通貨物輸送が行われたが[5]、そのための軌道が当駅から分岐していた[3]。上述の通りホームそのものは単式ホームとなっているが、参考資料によると、交換可能駅とされており、その線形図を見ると、ホームから離れた地点で交換可能な線形となっている[1]。
鉄道路線廃止後、駅跡は、(鉄道事業廃止後も数年間営業を続けた)バス事業の譲渡先である中国バスの関連会社が経営するホテル[6]の駐車場になっていたが、2017年現在、そのホテルも解体され、マンションとなっている。
脚注
- 前田六二(編) 1992, p. 64.
- 尾道学研究会 2011, p. 32.
- 尾道学研究会 2011, p. 77.
- 尾道学研究会 2011, p. 125.
- 尾道学研究会 2011, p. 96.
- 前田六二(編) 1992, p. 120.
参考文献
- 前田六二(編)『消えた鉄路尾道鉄道』前田六二、1992年2月29日。
- 尾道学研究会『タイムスリップ・レール…オノテツ』(初版)尾道学研究会、2011年3月31日。
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