藻南公園

藻南公園(もなみこうえん)は、札幌市南区にある公園

藻南公園
MONAMI PARK
分類 総合公園[1]
所在地
座標 北緯42度59分01秒 東経141度20分30秒
面積 30.5ヘクタール
開園 1949年[2]
運営者 藻南・石山・常盤・さくらの森グループ(指定管理者
設備・遊具 広場遊具野球場テニスコートパークゴルフ場、パーゴラ花壇四阿展望台、遊歩道
駐車場 計126台(川沿駐車場78台、柏丘駐車場48台)
バリアフリー 身障者対応トイレ、車椅子用水飲台
アクセス じょうてつバス北海道中央バス西岡営業所)、道南バス「藻南公園前」バス停下車 徒歩1分
告示 都市計画決定:昭和39年6月25日北海道告示第1597号[3]
事務所 藻南公園管理事務所(指定管理者:横浜植木北海道支店)
事務所所在地 札幌市南区川沿10条1丁目2-58
公式サイト 藻南公園〜施設案内

概要

1943年(昭和18年)に札幌市が健民公園として整備をはじめたが[4]、戦時体制で遅れて1949年(昭和24年)に隣接地域も含めて造成し開園した[4]。名称は一般公募によって決まっている[4]。園内を豊平川が流れているほか、北海道立真駒内公園までの遊歩道「ふるさとの散歩道」がある[5]。公園付近の豊平川河床や崖、札幌軟石の石切場跡は「北海道地質百選」に選定され[6][7]、「藻南公園(札幌軟石ひろば)」として『第22回都市公園コンクール』国土交通大臣賞を受賞している[8]。毎年夏には『もいわ夏まつり』を開催している。

施設

  • 炊事広場
  • 芝生広場
  • 野外ステージ
  • 石山軟石採掘場跡
  • 野球場
    • 1面(夜間照明あり)
  • テニスコート(硬式)
    • オムニコート2面(夜間照明あり)
  • パークゴルフ場
    • 9ホール

おいらん淵

さっぽろ・ふるさと文化百選」に選ばれている伝説であり、その伝説に基づく地名[9]。明治時代に薄野遊郭の花魁が苦しさに耐えかねて崖の上から淵に身を投げたという説[4][10]、明治から大正にかけて豊平川を木材の流送に利用していた際に、淵辺りまで来ると木材が川に引っ掛かる心配がなくなって親方が人夫に小遣い銭を渡した「おいらん扶持」であるという説がある[4][9][10]。当時の豊平川は水量が多くて激流が渦巻いていたため、多くの入水自殺者を出した[4]。遊泳中に水死する子供もいたため、1950年(昭和25年)に地蔵尊を建立した[4]

脚注

  1. 総合公園 (PDF). 札幌市. 2016年7月29日閲覧。
  2. 藻岩地区”. 碑(いしぶみ)を訪ねて. 札幌市南区. 2016年7月29日閲覧。
  3. 都市計画公園 個別一覧表 (PDF). 北海道. p. 15 (2012年3月31日). 2016年7月29日閲覧。
  4. 札幌地名考, pp. 115–116.
  5. 見どころ”. 札幌市南区. 2016年7月29日閲覧。
  6. 藻南公園のハイアロクラスタイト”. 北海道地質百選. 日本地質学会北海道支部. 2016年7月29日閲覧。
  7. 札幌軟石石切場跡(藻南公園)”. 北海道地質百選. 日本地質学会北海道支部. 2016年7月29日閲覧。
  8. 第22回都市公園コンクール 国土交通大臣賞受賞作品の概要 (PDF). 日本公園緑地協会. 2016年7月29日閲覧。
  9. おいらん淵”. ふるさと小百科. 札幌市南区. 2016年7月29日閲覧。
  10. 豊平川, pp. 143–144.

参考資料

外部リンク

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