筒井さやか

福岡県鞍手郡鞍手町出身[1]。実兄の影響で小学1年次よりバレーボールを始める[1]。鞍手ジュニアVCでは、全日本バレーボール小学生大会で準優勝を遂げている[1]。

博多女子中学を経て、名門の東九州龍谷高校に進学する。チームは高校三冠（春高バレー、インターハイ、国体優勝）など輝かしい戦績を残した。なかでも平成21年度全日本選手権ではプレミア勢を立て続けに撃破し、東龍旋風を巻き起こした影の立役者となった。

2010年12月、高校チームメイトの村田しおりと共にVプレミアリーグの久光製薬スプリングスの内定選手となった[2]。

プレミアリーグ2013/14シーズンではチームのレギュラーリベロとなり、全試合出場を果たしチーム二連覇に貢献。自らもベストリベロ賞を獲得した[3]。

2014年4月17日、日本バレーボール協会により2014年度全日本女子登録メンバーが発表。かねてから「いつか全日本でプレーしたい」と述べていた筒井は念願で叶って全日本代表に初選出。翌月に開催されたモントルーバレーマスターズでは全日本代表選手として初出場を記録した[4][5]。

2014年6月25日、日本バレーボール協会により同年7月25日から開催されるワールドグランプリのエントリーメンバーを発表。筒井はこれに選出された[6]。

2014年9月8日、JVAがナショナルスポーツ科学センターで行った世界選手権に向けての記者会見に出席[7]。

与えられた役割をしっかり果たしチームに貢献したい。 — 筒井さやか「全日本女子、世界選手権金メダル獲得を宣言｜バレーボールマガジン」より

2014年9月15日、日本バレーボール協会は23日からイタリアで開催される世界選手権女子大会に出場するエントリーメンバー14名を発表。筒井はこれに選出された[8]。

2015年4月6日、JVAは2015年度の全日本女子の登録選手を発表。筒井はこれに選出された[9]。

2015年4月15日、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた全日本女子の始動会見に出席[10]。

日本代表という自覚を持ってチームを盛り上げ、バレーボールファンの方々に元気を届けられるよう、精一杯戦います。 — 筒井さやか「全日本女子始動！全員一言コメントなど｜バレーボールマガジン」より

2015年8月3日、フランス女子リーグのル・カネが筒井の移籍入団を発表[11]。同月21日には久光製薬スプリングスからも筒井の移籍が正式に発表された。筒井は同年9月1日から2016年6月30日までフランスでプレーする予定。[12][13]。

2016年5月、久光製薬に復帰[14]。

2019年5月29日、久光製薬スプリングス公式サイトにて、同年6月30日付で筒井が退団することが発表された[15][16]。

2019年8月23日、PFUブルーキャッツ公式サイトにて、同チームへの移籍入団が発表された[17][18]。

環境を変えたかった、もう成長できないと思った。もっと上手くなりたい、下から這い上がっていくチームで自分を成長させたいと思った。 — 筒井さやか「筒井さやか選手／PFU移籍｜矢田部ゆか (@yucaparis)」より[19]

2020年4月6日、チーム公式サイトにて、チームからの退団と選手としての引退が発表された[20][21]。

21年間やってきたバレーを引退することを決断いたしました。社員やファンの皆様からたくさんの温かいご声援を頂き本当に感謝しています。また、短い間でしたがスタッフやチームメートの温かさや、やさしさに何度も救われ楽しく試合が出来てとても濃いシーズンとなりました。最後にプレーをする姿や感謝の気持ちをお伝え出来ず、このような形になってしまったことをお許しください。長い間、沢山の人に支えられてここまでバレーボールが出来たことに感謝しています。バレーボールを通して経験したことやご縁を大切に、これからの人生を歩んでいきます。これからはまた違う形で皆様にお会い出来ることを楽しみに頑張ります！感謝の言葉だけでは物足りませんが、長い間たくさんのご声援、本当にありがとうございました！！ — 筒井さやか「退団のお知らせ｜PFUブルーキャッツ」より

全日本代表 - 2014年

• 世界三大大会
  • バレーボール世界選手権 - 2014年
• その他大会
  • バレーボール・ワールドグランプリ - 2014年（銀メダル）

• 町立古月小学校（鞍手ジュニアVC）
• 博多女子中学
• 東九州龍谷高校
• 久光製薬スプリングス（2011-2015年）
• ル・カネ（2015-2016年）
• 久光製薬スプリングス（2016-2019年）
• PFUブルーキャッツ（2019-2020年）#17

• 2009年 - 春高バレー ベストリベロ
• 2010年 - 春高バレー ベストリベロ
• 2014年 - 2013/14 Vプレミアリーグ：ベストリベロ賞
• 2019年 - 2019アジアクラブ選手権女子大会：ベストリベロ賞[22]

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[23]。

• 月刊バレーボール 2013年12月号臨時増刊 バレーボールVリーグ観戦ガイドブック 「V.LEAGUE 2013/14チームの顔」33ページ

• 筒井さやか - V.LEAGUEのプロフィール
• PFUブルーキャッツ 公式プロフィール

バレーボール全日本女子 - 2014 世界選手権
1 長岡望悠 2 中道瞳 3 木村沙織 4 高田ありさ 5 佐藤あり紗 7 山口舞 9 石田瑞穂 12 石井優希 13 新鍋理沙 14 江畑幸子 16 迫田さおり 17 大野果奈 18 筒井さやか 19 宮下遥 監督: 眞鍋政義