第62次長期滞在

第62次長期滞在(だい62じちょうきたいざい)は、2020年2月6日 5:50 UTCのソユーズMS-13から始まった、国際宇宙ステーションの62回目の長期間のミッション。この長期滞在ではアメリカ人宇宙飛行士のジェシカ・メイアおよびアンドリュー・R・モーガンとともに、ロシアのオレグ・スクリポチカ船長が参加した[2]。第62次長期滞在の第2期にはソユーズMS-16で到着した3人の乗組員が加わった[3]

ISS第62次長期滞在
任務種別ISS長期滞在
任務期間70日 20時間 3分
長期滞在
宇宙ステーション国際宇宙ステーション
開始2020年2月6日 05:50:28 UTC
終了2020年4月17日 01:53:30 UTC[1]
到着ソユーズMS-13
ソユーズMS-15
ソユーズMS-16
出発ソユーズMS-15
乗員
乗員数6名
乗員
  • オレグ・スクリポチカ
  • ジェシカ・メイア
  • アンドリュー・R・モーガン
  • アナトリー・イワニシン
  • イワン・ワグネル
  • クリストファー・キャシディ

第62次長期滞在の徽章

左から:NASAのアンドリュー・モーガン飛行士、ロスコスモスのオレグ・スクリポチカ飛行士およびNASAのジェシカ・メイア飛行士

クリー

Position 第1期
(2020年2月6日  4月9日)
第2期
(2020年4月9日  17日)
船長 ロシアの旗 オレグ・スクリポチカRSA
3回目の宇宙飛行
第1フライトエンジニア アメリカ合衆国の旗 ジェシカ・メイアNASA
1回目の宇宙飛行
第2フライトエンジニア アメリカ合衆国の旗 アンドリュー・R・モーガンNASA
1回目の宇宙飛行
第3フライトエンジニア   ロシアの旗 アナトリー・イワニシン、RSA
3回目で最後の宇宙飛行
第4フライトエンジニア   ロシアの旗 イワン・ワグネル、RSA
1回目の宇宙飛行
第5フライトエンジニア   アメリカ合衆国の旗 クリストファー・キャシディ、NASA
3回目で最後の宇宙飛行

クルー覚書

ソユーズMS-16は当初は第63次/第64次長期滞在クルーとして、チーホノフ、バブキンおよび日本星出彰彦飛行士をISSに輸送することになっていた。2019年10月31日にNASAのクリス・キャシディ飛行士が、商業乗員輸送計画の遅延に直面したが、常時アメリカ人飛行士がステーションに搭乗することが確実になるように、星出の代わりにこのミッションで飛行することが発表された。この変更はソユーズMS-16のクルーが第62次長期滞在の一部となることも意味した[4]。この長期滞在はまた、第50次長期滞在以来はじめてISSのロシア側セグメントに3名のクルーが揃うことになり、さらに2ヶ月ちょっとという計画の中で最も短期間の長期滞在となった。

徽章デザイン覚書

2019年2月に、グラフィックデザイナーでアートディレクターのジェシー・バウワース(サイファ)が第62次長期滞在のパッチをデザインした。

脚注

  1. ISS Expedition 62”. spacefacts.de (2020年12月15日). 2021年11月6日閲覧。
  2. Northon, Karen (2019年4月16日). NASA Announces First Flight, Record-Setting Mission”. NASA. 2019年11月13日閲覧。
  3. ISS Expedition Reports”. www.spacefacts.de. 2019年11月13日閲覧。
  4. Potter, Sean (2019年10月30日). NASA Assigns Chris Cassidy to Next Space Station Crew, Holds Briefing”. NASA. 2019年11月13日閲覧。
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