第6フォルマント

第6フォルマント』(だいろくフォルマント) は、平沢進の5枚目となるリメイクアルバムである。平沢進のリメイク・アルバムとしては『変弦自在』より7年振りとなり、2017年12月21日に平沢進の自主レーベルであるケイオスユニオン/TESLAKITEよりデジタルアルバムとして発売された。

第6フォルマント
平沢進セルフカバー・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
ジャンル テクノポップ
プログレッシブ・ロック
時間
レーベル 日本の旗ケイオスユニオン/TESLAKITE
プロデュース 平沢進
平沢進 年表
ホログラムを登る男
2015年
第6フォルマント
2017年
BEACON
2021年

解説

平沢による朗読と既存曲 (セルフカバー及びライブ音源) を組み合わせた作品であり、朗読される文章はボックス・セットHALDYN DOME』のブックレットに掲載されているもの。文章の内容はHALDYN DOMEの物語に沿って、楽曲と関連付けられた短文となっている。また、「ふいご吹きの男」はファンクラブ会報で連載されている「GHOST NOTES」として掲載された同題の文章を朗読したものである[1]

収録曲は、2015年から2016年にかけて行われたリスナー参加型企画「過去向く士・Ψヶ原の策謀」の一環で制作された[2]

アルバムが発売される以前は、平沢進の兄である平沢裕一が経営していたカフェバー「Gazio」の店内放送で音源が公開されていた[3]

販売は自主レーベルのオンラインショップでしか行われておらず、購入するには専用のアカウントを作成する必要があるが、2曲目の「コヨーテ」は公式ウェブサイトで無料ダウンロードが可能となっている[4]

収録曲

  1. ハルディン・ホテル - Haldyn Hotel
    2012年のライブ『PHONON2555』のライブ音源をベースに、Wボーカル処理と新録のギターソロが追加されている。原曲は1989年のアルバム『時空の水』収録。
  2. コヨーテ - Coyote
    新録音。原曲は1989年のアルバム『時空の水』収録。
  3. 死のない男 - Immortal Man
    2007年のライブ『PHONON2550』のライブ音源をベースに、一部の編集と新録のギターソロが追加されている。原曲は1991年のアルバム『Virtual Rabbit』収録。
  4. 舵をとれ - Take the Wheel
    原曲である1994年のアルバム『AURORA』収録版を一部使用した半新録音に、新録のギターソロとコーラスが追加されている。
  5. 電光浴-再起動 - Electric Light Bathing - Reboot
    新録音。原曲は1996年のアルバム『SIREN』収録。
  6. ふいご吹きの男 - The Bellows Man
    BGMは、核P-MODELの2004年のアルバム『ビストロン』収録曲の「アンチモネシア」をアレンジしたもの (『独立メディアのための無料音楽素材』で無料配信された「Antimonoid」) 。

参加ミュージシャン

脚注

  1. 平沢進ナレーション作品 第6フォルマント”. Susumu Hirasawa Official Website. 2022年7月6日閲覧。
  2. 過去向く士・Ψヶ原の策謀”. Susumu Hirasawa Official Website. 2023年5月6日閲覧。
  3. ナレーション・アルバム『第6フォルマント』リリース”. MODEROOM. 2022年10月5日閲覧。
  4. 無料ダウンロード”. Susumu Hirasawa Official Website. 2022年7月6日閲覧。

外部リンク

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