神鉄道場駅
神鉄道場駅(しんてつどうじょうえき)は、兵庫県神戸市北区道場町日下部字尼ヶ谷742-1にある、神戸電鉄三田線の駅[1]。駅番号はKB26。標高は164m。神戸市最北端の駅である。なお、JRに同名の道場駅があるが、当駅とは約4km離れている別の駅である。副駅名称は鹿の子台(かのこだい)。
神鉄道場駅* | |
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駅舎 | |
しんてつどうじょう SHINTETSU-DOJO (鹿の子台) | |
神戸市北区道場町日下部字尼ヶ谷742-1[1] | |
駅番号 | KB26 |
所属事業者 | 神戸電鉄 |
所属路線 | ■三田線 |
キロ程 |
8.5 km(有馬口起点) 新開地から28.9 km |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,303人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
1,963[2]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月18日[1] |
備考 |
無人駅[1] * 1990年に道場川原駅から改称[3] |
歴史
駅構造
単式1面1線のホームを持つ橋上駅だが、駅自体が高台のへりに位置しており、高台にある西側の住宅地やバス停へは橋上駅舎から直接階段を登っていくようになっている[1]。複線化を見据え、ホームは将来的に島式1面2線に改造できる仕様となっているが、現在使用されていない下り線側には線路が敷かれておらず、ホームに柵がされている[1]。構内と構外に一基ずつエレベーターが設置されており、エスカレーターは上り用のみ構内に一基設置されている。
沿線光ネットワークに接続された駅務遠隔システムが導入されており、センター駅から自動券売機、自動改札機、自動精算機、TVカメラ、インターホン、シャッターが遠隔操作される。そのため駅員巡回駅となっている。また、駅近くのストアである黄色いリボンにて、割引乗車券等の委託販売を実施している。
地上駅時代にはホームは現在のものとは線路をはさんで反対側にあり、有効長が3両分しかなかった。
ダイヤ
上下とも、毎時4本が発着する。全列車、岡場まで各駅に停車する。
駅周辺
住宅地、マンション等は駅西側の高台上に集中しているが、東側の道場地区の宅地開発が進行しており、広場等の計画も進んでいる。
駅の東側の堀状にくぼんでいる所は国鉄有馬線の廃線跡である[1]。戦前には当駅付近に有馬線の新道場駅があり、今でも当駅周辺には有馬線の橋脚などの遺構が残っている[1]。
また、神戸電鉄の創始者である山脇延吉の出身地であり[1]、当駅の横に顕彰碑が建立されている[1][4]。
- 国道176号
- 神戸市立北神戸中学校
- 神戸市立鹿の子台小学校
- 道場郵便局
- 神戸リサーチパーク鹿の子台
- イオンモール神戸北・神戸三田プレミアム・アウトレット(徒歩では40分以上かかるが、神姫バス(新三田行き系統)によりアクセス可能。なお神戸三田プレミアム・アウトレットへは直接乗り入れるバスはないため注意。)
- 松原城址[1]
- 長尾バスストップ(中国ハイウェイバスが停車する。徒歩20分程。)
脚注
- 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、176頁。ISBN 9784343006745。
- “2019年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 神戸電鉄. 2021年4月21日閲覧。
- “会社案内/年譜 1989~1998”. 神戸電鉄. 2023年2月7日閲覧。 “ 1990.10.20 駅名一部変更(道場川原→神鉄道場)”
- 名取紀之 (2015年7月2日). “三田駅周辺の鉄道遺構を見る。(下)”. 編集長敬白. ネコ・パブリッシング. 2015年12月27日閲覧。