石川竜也

石川 竜也(いしかわ たつや、1979年12月25日 - )は、静岡県藤枝市出身の元サッカー選手。ポジションはディフェンダー(左サイドバック、センターバック)。引退後はモンテディオ山形のトップチームコーチに就任。

石川 竜也
名前
カタカナ イシカワ タツヤ
ラテン文字 ISHIKAWA Tatsuya
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1979-12-25) 1979年12月25日(43歳)
出身地 静岡県藤枝市
身長 179cm
体重 69kg
選手情報
ポジション DF
利き足 左足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2008 鹿島アントラーズ 45 (3)
2006 東京ヴェルディ1969 (loan) 21 (1)
2007-2008 モンテディオ山形 (loan) 87 (4)
2009-2017 モンテディオ山形 231 (6)
獲得メダル
ユニバーシアード
2001 北京サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。2018年1月30日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

来歴

出身は静岡県藤枝市。西益津小のスポーツ少年団、西益津中サッカー部を経て静岡県の名門藤枝東高校に入学した。高校2年より左サイドバックとしてプレーするようになる[1]

高校卒業後は筑波大学に進学。同期に羽生直剛平川忠亮鶴見智美がいる。在学中にU-19、U-20日本代表に選ばれ、AFCユース選手権1998にはレギュラーとして出場[1]1999 FIFAワールドユース選手権 ナイジェリア大会にはチームで唯一の大学生選手として参加し[1]、準優勝に貢献。イングランド戦では間接フリーキックからのゴールも記録した[2][3]

2002年鹿島アントラーズへ加入。鹿島を選んだ理由として同じポジションに相馬直樹がいたことを挙げる[1]。鹿島では定位置確保には至らず、2004年には同じポジションに新井場徹が加わったことで、より出番が限られるようになった[4]

2006年、監督のパウロ・アウトゥオリの構想から外され[4]、同年5月29日から翌年1月末まで東京ヴェルディ1969期限付き移籍[5]、主力選手として活躍。

2007年、今度はモンテディオ山形へ期限付き移籍。退団した内山俊彦の穴を埋める形で左サイドバックのレギュラーとして活躍した。2008年も期限付き移籍期間延長の形で残留。勝てばJ1昇格となるJ2第44節のアウェイ愛媛FC戦では直接FKから同点ゴールを決めている。なお、同試合でその後の逆転ゴールの起点にもなっている。利き足の左足から繰り出される高精度のロングキックとセンタリング、サイドチェンジを持ち味に、2008年のJ2ではリーグトップの15アシスト(「スーパーサッカー」集計)を記録した[6]

2009年から山形に完全移籍。

2013年は中村太亮の加入と自身の怪我により出場機会が減少した[7]。2014年シーズン途中からは3バックの左ストッパーとして起用されるようになった[8][9][10]。2014年11月30日にヤマハスタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝ジュビロ磐田戦では後半アディショナルタイムのGK山岸範宏による決勝点をアシストした[11]

2018年1月、現役引退とモンテディオ山形のコーチ就任が発表された[12]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
1999筑波大12---1010
2002鹿島22J1614020121
20031402040200
20041225010182
2005181004011151
20063010-40
東京V44J2211-10221
2007山形13462-21483
2008412-10422
2009J13104010360
20103314020391
20111800000180
2012J2413-00413
2013180-10190
2014352-20370
2015J13403030400
2016J2140-10150
201770-2090
通算日本J1 16142701412025
日本J2 22310-10123311
日本 --1010
総通算 3841427025243616

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度クラブ背番号出場得点
AFCACL
2002-03鹿島1820
通算AFC 20

その他の国際公式戦

タイトル

個人

  • 関東大学サッカーリーグ戦 ベストイレブン (2000年、2001年)

代表歴

関連項目

脚注

  1. 元川悦子『黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年』スキージャーナル、2009年、189-197頁。ISBN 978-4789900737。
  2. 大住良之 (2004年9月22日). No.525 停電の話”. サッカーの話をしよう 大住良之オフィシャルアーカイブサイト. 2017年3月21日閲覧。
  3. ワールドユース選手権 日本、3大会連続で決勝T進出”. 朝日新聞 (1999年4月11日). 2018年8月10日閲覧。
  4. 元川悦子 (2009年3月3日). 【Jリーグ】Jを象徴するタレントたちの2009年 : コラム”. J SPORTS. 2017年3月21日閲覧。
  5. 『石川竜也選手の期限付き移籍について』(プレスリリース)鹿島アントラーズ、2006年5月29日http://so-net.ne.jp/antlers/news/release/1612017年3月21日閲覧
  6. TBS「スーパーサッカー:J2アシストランキング」”. スーパーサッカー. TBSテレビ (2008年12月6日). 2017年3月21日閲覧。
  7. 『2013Jリーグ総集編』 日本スポーツ企画出版社、2013年、176-177頁。
  8. 元川悦子 (2014年12月15日). 山形のJ1復帰・天皇杯準優勝を支えたDF石川竜也…遅れてきた「黄金世代」の意地”. サッカーキング. フロムワン. 2017年3月21日閲覧。
  9. 『2014Jリーグ総集編』 日本スポーツ企画出版社、2014年、160-161頁。
  10. 『2015Jリーグ総集編』 日本スポーツ企画出版社、2015年、76-79頁。
  11. “決勝点アシストの石川「まさかGKが決めるとは」…J1昇格プレーオフ”. サッカーキング (フロムワン). (2014年11月30日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141130/254686.html 2017年3月21日閲覧。
  12. 『石川竜也選手現役引退・トップチームコーチ就任のお知らせ』(プレスリリース)モンテディオ山形、2018年1月10日http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2018/p-4/n-00007971/2018年1月30日閲覧

外部リンク


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