皆殺しの挽歌

皆殺しの挽歌』(原題:Degüello)は、アメリカ合衆国ロックバンドZZトップ1979年に発表した6作目のスタジオ・アルバムワーナー・ブラザース・レコード移籍第1弾アルバムとして発表された。

皆殺しの挽歌
ZZトップスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
ジャンル ハードロックブルースロックサザン・ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース ビル・ハム
専門評論家によるレビュー
  • allmusic 星4.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='4.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 19位(オーストリア[1]
  • 24位(アメリカ[2]
ZZトップ アルバム 年表
ベスト・オブ・ZZトップ
(1977年)
皆殺しの挽歌
(1979年)
エル・ロコ
(1981年)

背景

前スタジオ・アルバム『テハス』(1976年)発表に伴うツアーの終了後、ZZトップは活動を休止しており、その間にマネージャーのビル・ハムがワーナー・ブラザース・レコードとの契約を得た[3]

「アイ・サンキュー」は、1968年にサム&デイヴの歌唱でヒットした曲のカヴァー。「ダスト・マイ・ブルーム」はブルースのスタンダード・ナンバーで、ロバート・ジョンソンの「I Believe I'll Dust My Broom」が原曲だが、ZZトップはエルモア・ジェームスが1951年に録音したヴァージョンに基づいている[4]

アルバムのクレジットには明記されていないが、ZZトップは本作収録曲「チンピラ・ダンディ」で初めてシンセサイザーを導入した[5]

反響・評価

本作はアメリカのBillboard 200で24位に達し、本作からのシングルは「アイ・サンキュー」がBillboard Hot 100で34位、「チンピラ・ダンディ」が89位に達した[2]

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて「1973年の『トレス・オンブレス』以来の傑作」「"Cheap Sunglasses"や"Fool for Your Stockings"が示しているように、グルーヴはよりハードかつ滑らかになり、また、彼らの斜に構えた感性やユーモアが強く出始めた」と評している[6]

収録曲

特記なき楽曲はビリー・ギボンズ、ダスティ・ヒル、フランク・ベアードの共作。

  1. アイ・サンキュー "I Thank You" (Isaac Hayes, David Porter) – 3:25
  2. あの娘はクルマに夢中 "She Loves My Automobile" – 2:23
  3. アイム・バッド、アイム・ネーションワイド "I'm Bad, I'm Nationwide" – 4:53
  4. ア・フール・フォー・ユア・ストッキング "A Fool for Your Stockings" – 4:16
  5. マニック・メカニック "Manic Mechanic" – 2:36
  6. ダスト・マイ・ブルーム "Dust My Broom" (Elmore James) – 3:09
  7. ローダウン・イン・ザ・ストリート "Lowdown in the Street" – 2:50
  8. ハイ・ファイ・ママ "Hi Fi Mama" – 2:25
  9. チンピラ・ダンディ "Cheap Sunglasses" – 4:48
  10. ひとりぼっちのエスター "Esther Be the One" – 3:31

参加ミュージシャン

脚注

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