猿岩駅
猿岩駅(さるいわえき)は、岐阜県大垣市南市橋町に存在していた西濃鉄道市橋線の貨物駅である[1]。市橋線は美濃赤坂駅 - 市橋駅間の路線であったが、2006年(平成18年)3月31日に当駅 - 市橋駅間が廃止されて以降は、当駅が市橋線の終着駅になっていたが、2022年(令和4年)9月1日に正式に廃止となった。
猿岩駅 | |
---|---|
猿岩駅付近より旧市橋駅方向。積込設備跡がある。(2010年) | |
さるいわ Saruiwa | |
所在地 | 岐阜県大垣市南市橋町 |
所属事業者 | 西濃鉄道 |
所属路線 | 市橋線 |
キロ程 | 2.0 km(美濃赤坂起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月17日 |
廃止年月日 | 2022年(令和4年)9月1日 |
当駅はタンク車による大垣市内のフタムラ化学向けの二硫化炭素の着駅となっていたが2008年(平成20年)頃に運用終了している。ただし荷役運賃を取るための名義上のものにすぎず、当駅へタンク車は入線しなかった。実際には石灰石ホッパ車に併結されたタンク車で美濃赤坂駅へ到着し、そこからタンクローリー車で運ばれていた。すなわち、美濃赤坂 - 猿岩間は代行輸送だったことになる。
さらに市橋駅側の河合石灰工業からの石灰石発送は2003年(平成15年)までに終了している。こちらの積み込み設備は残存する。
歴史
駅構造
貨物駅としての機能はほとんど無いといえる。側線と本線との分岐ポイントがあり、機関車の折り返しの機能[注釈 1]のみである。そのため、駅というよりは信号場としての存在である。
かつては本線と2本の側線があり、2000年(平成12年)頃まで清水工業からドロマイトが積み込まれていた。積み込み設備は現存せず、線路は取り払われている。
← 美濃赤坂駅 |
||
凡例 出典:[4][5] |
脚注
注釈
出典
- 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、40頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年12月24日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- 清水武『西濃鉄道』、ネコ・パブリッシング、2007年10月、23頁。 ISBN 978-4777052226
- 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153)
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.