湯浦駅

湯浦駅(ゆのうらえき)は、熊本県葦北郡芦北町大字宮崎358番地にある肥薩おれんじ鉄道線。駅番号はOR10。当駅から水俣方の次駅である津奈木駅までは複線となっている。

湯浦駅
駅舎
ゆのうら
Yunoura
OR09 佐敷 (3.9 km)
(8.7 km) 津奈木 OR11
地図
所在地 熊本県葦北郡芦北町大字宮崎
北緯32度16分16.92秒 東経130度30分16.26秒
駅番号 OR10
所属事業者 肥薩おれんじ鉄道
所属路線 肥薩おれんじ鉄道線
キロ程 33.7 km(八代起点)
266.0 km(門司港起点)
電報略号 オレユラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
156人/日
-2019年-
開業年月日 1926年大正15年)9月12日
備考 無人駅

その津奈木駅とは8.7 km離れており、当路線の中では最も駅間距離が長くなっている。

歴史

駅名の由来

開業時の地名(葦北郡湯浦村)が由来。

「湯浦」はその地名の通り「湯の湧き出る港」を意味する地名で、古くからこの地に温泉が湧いていることから付けられた地名である。

年表

駅構造

構内

相対式ホーム2面2線を有する地上駅駅舎はないが、コンクリート造りの簡易駅舎(待合所)が設置される。無人駅となっている。かつては木造駅舎で有人駅であった。無人化後の1977年に簡易駅舎に建て替えられた後も簡易委託駅として出札窓口が設置され、駅係員が朝から夕方まで乗車券や定期券を発売していたが、JR時代の晩年はそれもなくなり、完全無人駅になっていた。

のりば路線方向行先備考
1 肥薩おれんじ鉄道線 下り 水俣出水方面  
2 上り 佐敷八代新八代方面  
  • 駅舎とは反対の2番ホーム側に裏口があり、湯浦の中心地への近道となっている。また、九州新幹線開業による第三セクター移行が決まっていたためか、九州旅客鉄道(JR九州)時代末期には駅名標が錆びたままとなっていた。これは近くの海浦駅袋駅なども同様である。
  • 2番ホームの待合所には、国鉄時代から使われている駅名標が残っている。

利用状況

1日乗降人員推移 [4]
年度 1日平均人数
2011年 243
2012年 199
2013年 174
2014年 168
2015年 168
2016年 157
2017年 155
2018年 190
2019年 156

駅周辺

周辺は住宅が建ち並んでいる。また、北側は湯浦温泉の温泉街である。

バス路線

「ヘルシーパーク芦北前」停留所[注 1]や「かこい」停留所[注 2]にて、産交バス水俣営業所)の路線が発着する。

かつては駅前(湯の浦駅前)からも産交バスが発着していた。当駅前からは佐敷駅、佐敷車庫、社教センター入口、古石、長崎、百木、水俣産交(大崎・平国経由)と様々な行き先の路線バスが発着していたが、古石、長崎、百木方面は2011年5月31日限り、水俣、佐敷方面も2015年9月30日限りで廃止され、現在は駅前からは廃止代替バスである「あしきたふれあいツクールバス」の発着のみで、定期路線バスの発着はない。

隣の駅

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
佐敷駅(OR09) - 湯浦駅(OR10) - *倉谷信号場 - 津奈木駅(OR11)
*打消線は廃止信号場

脚注

注釈

  1. 国道3号上に設置されている。裏口から最も近い。
  2. 駅前の道路を南下し近くの踏切を渡った先の国道3号上に設置されている。駅から約500 m程離れている。

出典

  1. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、686頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  2. 「日本国有鉄道公示第341号」『官報』、1970年8月26日。
  3. 「通報 ●鹿児島本線千丁、肥後高田、肥後二見、湯浦、津奈木及び袋駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年8月26日、2面。
  4. 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年9月5日閲覧

関連項目

外部リンク

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