清水和也

Template:フットサル選手 清水 和也(しみず かずや、1997年2月6日 - )は、東京都出身のフットサル選手。名古屋オーシャンズ所属。ポジションはピヴォフットサル日本代表

経歴

ユース時代

東京都出身。2学年上の兄の清水誠也もフットサル選手である[1]。和也は小学4年、誠也は小学6年時に兄弟そろって中野区に拠点を置く上鷺宮フットボールクラブに入団した[1]。小学6年の終わり頃にはやはり兄と同時期に、中野区のソレイユ・フットサルでフットサルをはじめた[1]。ソレイユ時代の恩師望月充監督は、「明るく活発で、今よりポッチャリしていました。足元のあるプレーヤーだなと思いました」と語っている[1]。チーム事情からソレイユでの最初の半年から1年はゴレイロをやることが多かったが、その後フィールドプレーヤーの主力となった[1]。中学3年時の全日本ユース(U-15)フットサル大会では、東京都大会準決勝でコンフィアール町田に負けて関東大会出場を逃している[1]。中学年代ではU-15東京都選抜に選ばれている[1]。U-15東京都選抜では名古屋遠征で名古屋オーシャンズU-15と対戦し、Fリーグの前座試合で5-0で大勝した経験がある[2]。中学年代ではサッカーとフットサルを並行して行っており、サッカーでは中野区立北中野中学校サッカー部に所属していた[2]

高校年代では兄の誠也が在籍していた三鷹市のフットボウズ・フットサルU-18に所属し[2]、高校1年時(2012年度)に東京都U-18リーグ選抜に選ばれた[1]。高校1年冬には、ちょうど全国高等学校サッカー選手権大会に出場したばかりの國學院久我山高校サッカー部とフットサルで対戦した経験がある[2]。高校1年時にはフウガドールすみだバッファローズと練習試合をする機会があり、すみだの須賀雄大監督から試合のMVPに指名されて直々にアドバイスをもらったことがある[2]

フットボウズ時代の恩師豊田幸夫監督によると、高校2年時の清水は全国大会出場クラスの高校サッカー部に対してもフットサルの競技力では勝っていたという[2]。高校2年時(2013年度)の冬にはバッファローズの助っ人として練習に参加し、その後特別指定選手としてバッファローズにも出場登録した[2]。バッファローズ時代にはU-23東京都選抜にも選出された[1]

フウガドールすみだ

2014-15シーズンはFリーグのトップチーム(フウガドールすみだ)に登録されてFリーグ開幕を迎えた。高校3年時の2014年9月27日、墨田区総合体育館でのバルドラール浦安戦(第15節)でFリーグデビューを果たした[1]。11月8日の北海道セントラルでの名古屋オーシャンズ戦では、この年にアジア王者を含む4冠を獲得した相手にハットトリックを達成している。2014-15シーズンには16試合9得点の成績を残し、フットサルジャーナリストが新人賞候補に挙げる活躍を見せた[3]。2015年3月に高校を卒業した[1]

2015-16シーズンには32試合に登録され、リーグ6位タイ・チーム1位の19得点を挙げた。ベスト5にノミネートされ、新人賞を受賞した。フウガドールすみだはレギュラーシーズンを3位で終えたが、プレーオフでは1回戦でシュライカー大阪に敗れた。2016-17シーズンには29試合に出場して22得点を挙げ、フウガドールすみだのエースストライカーに成長した[4]。2017年にはフウガドールすみだの選手として初めてプロ契約を結び、フットサルに専念できるようになった[4]。2017-18シーズンには29試合に出場して24得点を挙げた[4]

スペイン挑戦

2018-19シーズン開幕はフウガドールすみだで迎えたが、2018年7月、スペイン・セグンダ・ディビシオン(2部)のエルポソ・ムルシアFSBにレンタル移籍した[5]。2018年末には世界最優秀若手選手賞の候補に選ばれている。2018-19シーズンにはエルポソ・ムルシアBのエースとして17得点を挙げた[4]。チームはセグンダ・ディビシオンで6位となり、シーズン終盤にはトップチームの練習にも参加した[4]

2019年8月にはAFCフットサルクラブ選手権の大会限定で、ベトナムのタイ・ソンナムFCにレンタル移籍した。準決勝で名古屋オーシャンズに敗れたが、自身は3位決定戦であるウズベキスタンのAGMK FC戦でハットトリックを達成するなどし、10得点を挙げて大会得点王となった[6][7]。2019-20シーズンも引き続きエルポソ・ムルシアBに在籍している[4]

2020年1月、プリメーラ・ディビシオンのコルドバCFフットサルにレンタル移籍した。2020年5月、コルドバCFフットサルと2021年まで契約延長した[8]

2022年6月、コルドバCFフットサルからフウガドールすみだに復帰した[9]

日本代表

2015年8月にはミゲル・ロドリゴ監督によって日本代表候補に初招集され、9月に大分県で行われたトレーニングキャンプに参加した[10]。すみだでチームメイトの稲葉洸太郎は普段から清水をイジる仲であるが、代表では清水がとても固かったと発言している[11]。9月9日に行われたマレーシア代表との親善試合では左足での強烈なシュートを決め、これが日本代表での初得点となった[12]

お前、固かったな未経験で緊張していた清水に対する稲葉洸太郎のコメント[11]

2015年には日本サッカー協会によって初めてU-18フットサル日本代表が立ちあげられたが、初の招集機会である9月の茨城合宿にはFリーガーとして清水、植松晃都(湘南)、山田正剛(府中)の3人が招集された[13]。2017年にはタイでAFC U-20フットサル選手権が開催され、清水はU-20日本代表のキャプテンとして出場した。日本代表は準々決勝で敗れたが、自身は5試合でチームトップの6得点を挙げた[4]

所属クラブ

サッカー
フットサル
2018-2019 →スペインの旗 エルポソ・ムルシアFSB(loan)
2019 →ベトナムの旗 タイ・ソンナムFC(loan)
2019-2020 →スペインの旗 エルポソ・ムルシアFSB(loan)
2020-2022 →スペインの旗 コルドバCFフットサル(loan)

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本リーグ戦オーシャン杯全日本選手権期間通算
2013-14すみだB東京都
2014-15すみだ11Fリーグ169
2015-163219
2016-172922
2017-182924
2018-19エルポソ・ムルシアB19セグンダ ??17
2019-20
2020-21コルドバプリメーラ
2021-22
通算日本Fリーグ 10664
日本
総通算

タイトル

脚注

  1. フウガドールすみだ 清水和也選手×Soleil FUTSAL 望月充監督×FOOTBOZE FUTSAL U-18 豊田幸夫監督「高校生Fリーガーの原点を探る~前編~」 Futsal R
  2. フウガドールすみだ 清水和也選手×Soleil FUTSAL 望月充監督×FOOTBOZE FUTSAL U-18 豊田幸夫監督「高校生Fリーガーの原点を探る~後編~」 Futsal R
  3. メディアが選んだ新人賞とベスト監督が決定 Futsal Edge 2015年3月29日
  4. スペインで奮闘。日本フットサルに新風を吹き込む22歳のストライカー スポルティーバ、2019年7月14日
  5. 清水和也選手 期限付き移籍契約 基本合意のお知らせ フウガドールすみだ、2018年7月15日
  6. 清水和也がハットトリック締め! タイ・ソンナムを3位に導き得点王に輝く!! Futsal X、2019年8月18日
  7. AFCフットサルクラブ選手権2019、ベトナム王者タイソンナムがアジア3位、清水和也が得点王に輝く ベトナムフットボールダイジェスト、2019年8月18日
  8. スペインフットサルリーグ、清水和也のインタビューを紹介 サリーダ・デ・バロン
  9. 清水和也選手復帰のお知らせ フウガドールすみだ、2022年6月18日
  10. すみだの18歳・清水和也が初招集。日本代表候補メンバーに見えるミゲル・ロドリゴ監督の狙いとは Futsal Edge 2015年9月1日
  11. 日本代表 大分合宿1日目レポート フットサルナビ 2015年9月8日
  12. 18歳の清水が代表初ゴール、フットサル日本代表はマレーシアとの2戦目に完勝 サッカーキング 2015年9月9日
  13. 目標はアジア制覇、U-18フットサル日本代表が始動 サッカーキング 2015年9月18日

外部リンク

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