淵蓋蘇文 (テレビドラマ)

淵蓋蘇文』(ヨンゲソムン)は、韓国SBSで2006年7月8日から2007年6月17日まで毎週土日に放送されたテレビドラマである。日本では、KNTVBS朝日で放送。全100話。

淵蓋蘇文
脚本 イ・ファンギョン
出演者 ユ・ドングン
時代設定 三国時代末期(高句麗
放送
放送チャンネルSBS
放送国・地域大韓民国の旗 韓国
放送期間2006年7月8日 - 2007年6月17日
回数100
淵蓋蘇文
各種表記
ハングル 연개소문
漢字 淵蓋蘇文
発音 ヨンゲソムン
ローマ字 Yeon Gaesomun

出演

高句麗

新羅

百済

  • ウィジャ王(義慈王ムン・フェウォン
  • ソンチュン(成忠):メン・サンフン
  • フンス(興首)
  • ケベク(階伯)チョン・フンチェ
  • ユンチャン(允忠):イ・イルチェ
  • ウンゴ(恩古)
  • イムジャ(任子)
  • プヨ・ヒョ(扶余孝)
  • プヨ・テ(扶余泰)

隋、唐

スタッフ

  • 演出:イ・ジョンハン
  • 脚本:イ・ファンギョン

論争

香港の『中国評論新聞網』(2007年3月13日)は、ドラマの中で、太宗楊万春の放った矢により片目を失明するシーンがあるが、これは中国と朝鮮の正史にはなく、高麗時代以降の朝鮮の野史に登場するだけであり、信憑性が疑わしいのに、ドラマの中で描かれていることに中国の視聴者から不満がでていると報じた。『重慶晩報』(2007年3月12日)は、太宗が矢に打たれて失明したり、刀に腹を刺されるシーンは歴史の歪曲と批判した。『中国通信社』(2008年11月25日)は、ドラマの中で座っている煬帝の背後の屏風に中国の毛沢東の詩『雪』 が書かれていることに中国の視聴者が怒っており、高句麗・渤海関連のドラマは矛盾が多く、客観的事実に基づいていないと報道した[1]

ウリ歴史文化研究所のキム・ヨンマン所長は、『淵蓋蘇文』が多くの部分で歴史的事実と食い違っており、淵蓋蘇文に会ったこともない隋の煬帝を第3回から第54回までドラマの主人公として扱い、ドラマのアイデンティティを台無しにし、630年の対隋戦勝記念塚を破壊した事件と642年の淵蓋蘇文が起こしたクーデターが同時期であるかのように描写されているなど、時間軸が混乱していることを指摘している[2]

出典

  1. 金光林中韓両国の歴史・文化摩擦に対する文明史的考察」『新潟産業大学人文学部紀要』第20号、新潟産業大学東アジア経済文化研究所、2008年10月、15頁、ISSN 13409336NAID 120006772295
  2. 兪碩在 (2007年3月18日). “韓国時代劇の史実無視を学界が指摘 演出? それとも歪曲?”. 朝鮮日報. オリジナルの2007-03-28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070328090848/http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/18/20070318000001.html

外部リンク

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