水原三星ブルーウィングス

水原三星ブルーウィングス(スウォン・サムソン・ブルーウィングス、: 수원 삼성 블루윙즈: Suwon Samsung Bluewings)は、韓国の北西部、京畿道水原をホームタウンとする韓国プロサッカーリーグ(Kリーグ1)に加盟するプロサッカークラブである。通称・水原三星と表記されることもある。

水原三星スウォン サムソンブルーウィングス
수원 삼성 블루윙즈
原語表記 수원 삼성 블루윙즈 축구단
愛称 青白赤軍團、青翼、Blue Wing、Blue-White-Red Corps、SSB
クラブカラー     青(ブルー)
    白(ホワイト)
    赤(レッド)
創設年 1995年
所属リーグ Kリーグ1
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 京畿道水原
ホームスタジアム 水原ワールドカップ競技場
(ビッグバード)
収容人数 43,959
運営法人 チェイル・ワールドワイド
(サムスングループ)
代表者 大韓民国の旗 金在烈
監督 大韓民国の旗 朴建夏
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ
水原三星ブルーウィングス
各種表記
ハングル 수원 삼성 블루윙즈
漢字 水原三星블루윙즈
発音 スウォン サムソン ブルウィンジュ
英語 Suwon Samsung Bluewings

概要

1995年12月、韓国最大の財閥である三星グループによって創設した。ホームタウンは韓国の北西部、京畿道水原である。現在のホームスタジアムは、2002年ワールドカップ日韓大会の際に建設された、水原ワールドカップ競技場(通称:「ビッグバード」)(収容人員は43,959人)。現在はKリーグ1に所属し、同リーグにおいて4回の優勝記録を持つクラブである。その他に国内タイトルでは韓国FAカップを3回、韓国リーグカップ(2011年大会を最後に廃止された)を6回、韓国スーパーカップ(2006年大会を最後に廃止された)を3回の優勝を果たしている。クラブカラーは青と白と赤。

国際タイトルではアジアクラブ選手権(AFCチャンピオンズリーグの設立に伴い発展解消した)を2回、アジアスーパーカップ(AFCチャンピオンズリーグの設立に伴い発展解消した)を2回、パンパシフィックチャンピオンシップ(2010年を以て大会は廃止された)を1回、A3チャンピオンズカップ(2007年大会を最後に廃止された)を1回の優勝を果たしている。

韓国最大数のサポーターを抱えるKリーグ随一の人気クラブ。また設備の整ったクラブハウス・選手宿舎や、若手選手のスカウト活動など、1990年代のKリーグ初期にはまだ珍しかった先進的なクラブ運営を当初から行っており、他クラブの模範モデルとしてKリーグ全体の経営水準の引き揚げに一役買った。かつてドイツでストライカーとして鳴らした車範根が監督を務めていた(2004年-2010年)。

歴史

水原のホームゲーム , フレンテトリコロール
水原の順位

1995年 - 1996年(1995年にクラブ創設)

1995年 - 1996年

1995年12月、韓国最大の財閥である三星グループによって創設される。1994年ワールドカップアメリカ大会韓国代表の指揮を執った金皓(キム・ホ)を初代監督に迎え、1996年からKリーグに加盟した。

1997年 - 2003年(1998年にリーグ戦初優勝)

1997年 - 2003年

創設当初、「5年以内にKリーグ優勝、10年以内にアジアの頂点に立つ」というキャッチフレーズを掲げた。リーグ参加初年度に準優勝。1998年シーズンに初のKリーグ制覇。翌1999年シーズンも制しV2を達成した。2001年にはアジアクラブ選手権アジアスーパーカップを獲得し、創設時の目標を完遂した。

2004年 - 現在

2004年

金浩の後任監督に車範根を招聘。就任初年度にリーグ優勝を果たす。

2005年

AFCチャンピオンズリーグ2005ACL初出場するとグループリーグで深圳健力宝(中国)、ジュビロ磐田(日本)、ホアンアイン・ザライ(ベトナム)のグループEを4勝1分1敗の2位で終えグループリーグで敗退した。

2007年

1月、日韓W杯で国民的スターとなったフォワード安貞桓(アン・ジョンファン)が加入した。

2008年

1月、ヴィッセル神戸へ移籍した金南一の穴を埋めるべく安英学を獲得。リーグチャンピオンシップでFCソウルをやぶり、4年ぶりにリーグ優勝。

2009年

4年ぶりで2回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2009のグループリーグで鹿島アントラーズ(日本)、上海申花(中国)、アームド・フォーシズ(シンガポール)のグループGを4勝2敗で2位通過して初の決勝トーナメントに進出した。ラウンド16で名古屋グランパス(日本)と対戦した。アウェイで1-2で敗れ敗退した。

リーグ戦で10位と低迷しプレーオフ進出を逃したが、FAカップで4年ぶり2度目の優勝を達成した。

2010年

2年連続の3回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2010のグループリーグでガンバ大阪(日本)、シンガポール・
アームド・フォーシズ
(シンガポール)、河南建業(中国)のグループGを4勝1分1敗で首位通過して決勝トーナメントに進出した。ラウンド16で北京国安(中国)と対戦した。ホームで2-0で勝利し準々決勝に進出した。準々決勝で城南一和(韓国)と対戦した。アウェイの第1戦を1-4で敗れるとホームの第2戦では2-0で勝利したが合計スコア3-4で準々決勝で敗退が決定した。

5月の時点でリーグ戦において最下位に低迷し、車範根の辞任が発表され最終順位も7位にとどまった。だが、FAカップで2年連続3度目の優勝を果たし、2011年AFCチャンピオンズリーグの出場を決めた。

2011年

3年連続の4回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2011のグループリーグで鹿島アントラーズ(日本)、シドニーFC(オーストラリア)、上海申花(中国)のグループHを3勝3分で首位通過して決勝トーナメントに進出した。ラウンド16で名古屋グランパス(日本)と対戦した。ホームで2-0で勝利し準々決勝に進出した。準々決勝でゾブ・アハン(イラン)と対戦した。ホームの第1戦を1-1で引き分けるとアウェイの第2戦では2-1で勝利し合計スコア3-2で準決勝に進出した。準決勝でアル・サッド(カタール)と対戦した。ホームの第1戦を0-2で敗れるとアウェイの第2戦では1-0で勝利したが合計スコア1-2で準決勝で敗退が決定した。

2013年

2年ぶりで5回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2013のグループリーグで柏レイソル(日本)、セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)、貴州人和(中国)のグループHを4分2敗の最下位で終えグループリーグで敗退した。

2015年

2年ぶりで6回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2015のグループリーグで北京国安(中国)、ブリスベン・ロアー(オーストラリア)、浦和レッズ(日本)のグループGを3勝2分1敗の2位で決勝トーナメントに進出した。ラウンド16で柏レイソル(日本)と対戦した。ホームの第1戦を2-3で敗れるとアウェイの第2戦では2-1で勝利したが合計スコア4-4のアウェーゴールルールでラウンド16で敗退が決定した。

2016年

2年連続の7回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2016のグループリーグで上海上港(中国)、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、ガンバ大阪(日本)のグループGを2勝3分1敗の3位で終えグループリーグで敗退した。Kリーグクラシックでは7位に終わった。

12月3日、韓国FAカップ決勝でFCソウルを下し、2010年以来6年ぶりとなる4度目の韓国FAカップ優勝を決めた。

2018年

AFCチャンピオンズリーグ2018ではプレーオフでのタインホア(ベトナム)に5-1で圧勝し本戦行きを決めた。グループリーグで鹿島アントラーズ(日本)、シドニーFC(オーストラリア)、上海申花(中国)のグループHを3勝1分2敗で終え、グループリーグを1位突破した。ラウンド16で蔚山現代と対戦した。アウェイの第1戦で0-1で敗れるとホームで3-0と勝利し合計スコア3-1で準々決勝に進出した。準々決勝で全北現代(韓国)と対戦した。アウェイの第1戦で3-0で勝利するとホームで0-3で敗れ合計スコア3-3でPK戦(4-2)の末、準決勝に進出した。準決勝で鹿島アントラーズ(日本)と対戦した。アウェイの第1戦で2-0とリードするも鹿島のGKのクォン・スンテの頭突きに鹿島アントラーズが奮起した結果2-3で敗れた。ホームの第2戦では先制されたが一時3-1で勝ち越すが後半終了間際同点ゴールを決められ、3-3で引き分けた。合計スコア5-6で準決勝敗退が決まった。

タイトル

国内タイトル

  • 韓国リーグカップ:6回
    • 1999(アディダスカップ), 1999(大韓火災カップ), 2000(アディダスカップ), 2001, 2005, 2008

国際タイトル

過去の成績

シーズン ディビジョン 韓国FAカップ チャンピオンシップ
リーグ順位
1996 Kリーグ321895573363前期3位
後期1位
準優勝準優勝
1997 Kリーグ187742323285位準々決勝敗退大会なし
1998 Kリーグ2013163422351位準々決勝敗退優勝
1999 Kリーグ2923066026641回戦敗退優勝
2000 Kリーグ27140134843365位準々決勝敗退資格なし
2001 Kリーグ27125104035413位1回戦敗退大会なし
2002 Kリーグ271296402645優勝大会なし
2003 Kリーグ44191510594672ベスト32大会なし
2004 Kリーグ271467322446前期4位
後期優勝
ベスト16優勝
2005 Kリーグ246108293228前期9位
後期8位
ベスト16資格なし
2006 Kリーグ2912107312546前期8位
後期優勝
準優勝準優勝
2007 Kリーグ2715663625513位ベスト163位
2008 Kリーグ2818464926581位ベスト16優勝
2009 Kリーグ28881229323210位優勝資格なし
2010 Kリーグ28125113944417位優勝資格なし
2011 Kリーグ3017495133554位準優勝2回戦敗退
2012 Kリーグ442013116151734位準々決勝敗退大会なし
2013 Kクラシック38158155043535位ベスト16
2014 Kクラシック38191095237672位ベスト32
2015 Kクラシック3819109604367ベスト32
2016 Kクラシック381018105659487位優勝
2017 Kクラシック38171386341643位準決勝敗退
2018 Kリーグ1381311145354505位準決勝敗退
2019 Kリーグ1381212144649488位優勝
2020 Kリーグ12787123127308位準々決勝敗退
2021 Kリーグ1

現所属メンバー

2021年2月3日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK 大韓民国 キム・ダソル
2 DF 大韓民国 パク・デウォン
3 DF 大韓民国 ヤン・サンミン
4 MF カナダ ドニール・ヘンリー
5 DF 大韓民国 趙成眞
6 MF 大韓民国 ハン・ソクジョン
7 FW 大韓民国 チョン・ジヌ
8 MF オーストラリア テリー・アントニス
9 FW 大韓民国 金健熙
10 MF 大韓民国 金民友
11 FW 大韓民国 ハン・ソクヒ
12 DF 大韓民国 キム・テファン
13 FW 大韓民国 ユ・ジュアン
14 FW 大韓民国 キム・ガンヒ
15 DF 大韓民国 イ・ヨンヒョク
16 MF 大韓民国 イ・ジョンソン (副主将)
17 MF 大韓民国 キム・ジョンウ
18 DF 大韓民国 金太煥
19 GK 大韓民国 ノ・ドンゴン
20 DF 大韓民国 キム・サンジュン
21 GK 大韓民国 ヤン・ヒョンモ
No. Pos. 選手名
22 MF 大韓民国 キム・ジュンヒョン
23 DF 大韓民国 李記帝
24 MF 大韓民国 イ・サンミン
25 MF 大韓民国 チェ・ソングン (副主将)
26 MF 大韓民国 ヨム・ギフン ()
27 DF イタリア ニコラオ・ドゥミトル
28 FW 大韓民国 ユ・ジュアン
33 DF 大韓民国 洪喆
34 GK 大韓民国 パク・ジミン
35 DF 大韓民国 チャン・ホイク
36 MF 大韓民国 カン・ヒョンムク
37 FW 大韓民国 オ・ヒョンギュ
39 DF 大韓民国 ミン・サンギ
42 MF 大韓民国 イ・カンヒ
44 DF 大韓民国 ユ・ソホ
55 FW セルビア ウロシュ・デリッチ
77 MF 大韓民国 コ・スンボム
88 MF 大韓民国 イ・ヨンウォン
90 DF 大韓民国 グ・デヨン
98 MF 大韓民国 パク・サンヒョク

※星印は外国人選手を示す。

監督

歴代監督

歴代所属選手

外部リンク

公式

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